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人にはどれほどの土地がいるのか

人にはどれほどの土地がいるのか
という短編小説を
トルストイがロシアの民謡をもとに書いています。

広い土地を欲しがっていた農民が
土地をもつ老人と交渉し
長老から
一日歩いただけの土地を与えよう
但し、日没までに
ここに戻ってこないとおまえの負けだといわれ
農夫一日中必死に飲み食いも最小限におさえ
早朝から歩き回った。
そして日没寸前間一髪のタイミングで
帰ってきたのだけれど
農夫は疲労と空腹の結果
着いた途端ばったり倒れて
そのまま死んでしまったのです。

農夫は穴を掘って
そこに埋葬されたのです。

結局最終的にその農夫に必要だった土地は
埋葬分の土地だったのです。

この話を読んで
あなたは何を感じますか?

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