日別アーカイブ: 2025年1月28日
天職
神学者、哲学者そしてオルガニストでもあった
シュバイツァーは
30代になって突然
アフリカに行くことを決意しました。
それまですでに
哲学者そして芸術家として多忙の生活を
送っていたにもかかわらず
アフリカの人を助けるための
医学の勉強を始めたのでしょう。
30代になって
しっかりした職業があるのに
どうしてまた医学の勉強をしようと
考えたりするのか?と
周りの人はびっくりして
シュバイツァーの決意を止めようと
説得にかかったのですが
オルガンのビルド先生は
「神さまが呼んでいるらしい。
神さまが呼んでいるというのに
わたしは何をすることができようか」
といって
シュバイツァーのアフリカ行きを
応援したそうです。
仕事のことを
ドイツ語ではberufといって
神に呼び出されるという意味らしいです。
日本では天職と言いますが
今やっている仕事は
神さまから呼び出された者なのです。
母親の子育て、父親の子育て
男性も育児参加をするようになってきたけど
女性から
男性の育児について
不満の声を度々きこれることがあります。
男性が女性に寄り添って
子育てに協力することは大事ですが
生物学的に
母親と父親の子育てはモードが違う
ことも要因にあると思うのです。
母親はこどもを
弱いから守っていかなければならない対象
弱者として接していきます。
だから、弱くても生き延びることを考え
多くの動物がそうであるように
群れの中で
安心して生きていけることを願うのです。
つまり
集団の中で飛び抜けるよりも
普通に生きていくことを願い育てるのです。
それに対して父親の子育ては
母親と同じように
こどもを弱者として
捉えているけど
この集団のなかで、
どのようにして強く生き抜いていくか
自分の力を発揮していくかを
伝えようというスタンスで
子育てをしていくのです。
こう考えると
母親と父親の子育てにも
理由が有り
言い悪いではなく
どちらの子育て、教育を受けて
こどもはたくましく育っていくことを
母親も父親も
お互いを尊重して
子育てすることが大事ではないのでしょうか?