ある宗教家の方が
こんなことを言っていた。
「人間は神に間違い電話を
かけているのではないか。
人間を創った神ではなく
人間を創った神に。
この言葉を聞いて
納得してしまった。
人間が創った神だから
多額な寄付を請うたり
お布施を要求されたり
人間が創った神だから
欲しがるものも、
人間と同じ
自分の欲を補うもの。
新興宗教の多くは
教祖がいて、教祖を神のように崇め
壺を買わされたり
政治家でさえ票を買ったりする。
人間が創った神だから
欲しがるものは
人間と同じ。
そんなわけはない。
神さまが人間と同じものを
欲しがるわけはない。
冷静に考えると
わかるのだけれど。
神さまが
この宇宙の全てを創った方。
人間、動植物、あらゆる自然環境が
共存する地球も創った。
人間の身体の構造も、
空気中の酸素と窒素の割合など
自然の法則の全てを
神さまが造られた。
そんな力のある神さまに
我々は手を合わせる。
手を合わせた時願うのは
家内安全や商売繁盛、無病息災
世界平和など
でもこれって、神さまの力だけでなく
人間ひとりひとりの
努力も必要です。
だから
神さまに願うのは
自分の欲をそぎ落とした
今いのちをもってることに
感謝を伝えることでいいのかもしれない。