江戸言葉に
「江戸っ子は宵越しの銭はもたない」
があります。
一日の稼ぎはその日のうちに
使い切るという意味に現代風にいえば
なる。
銭と似た言葉に金という言葉があるが
今は銭という言葉は日常的には
使わないから
お金も銭も同じ意味捉えられるが
江戸の人はそうではない。
江戸時代
銭とは、まさに今もみなが考えるお金のこと
お金の単位と考えたようで
日銭を稼ぐ、安物買いの銭失いという言葉の銭は
現代で言うお金のことである。
それに対して
金は今で言う金貨のこと
小銭ではなく
大きく言うと、今で言う貯金、財産とも
考えていいのだと思う。
「小金を貯めている」という言葉は
お金を貯めている
お金を持っていることなのだ。
太っ腹に宵越しの銭はもたないといっていても
小金は持っている人が多かったのだと思います。
現代人も
お金を大切にしていて
必要な時、必要なものに銭を使うことが
大事だと思うのです。