日別アーカイブ: 2025年2月7日
病気の原因
病気になると
急にどうしてこんな病気になったのか
原因を誰にも探します。
それは
患者さん自身だけでなく
病気の原因を必死で探すのは
医者も同じです。
でも
医者の考える「原因」と
患者が知っている「原因」は違うこを
よく感じます。
医者は検査をして
データを示して
患者さんに原因を伝えようとします。
つまり
数字や画像など
客観的に病気の原因を伝えようとします。
でも、実際は
病気の原因は必ずしも
物理的なことばかりではないと
いうことを感じます。
そんな時、患者さんは病気の説明に
どこか釈然としない表情をすることがあります。
病気の原因は
医学知識の中にだけあるのではなく
それよりももっと、深いところにあるのです。
だから
患者さんの今の症状だけを診るだけでなく
患者さんの生活をできれば人生にも
光を当ててともに考えていくべきだと
常に思って診療しています。
金と銭の違い
江戸言葉に
「江戸っ子は宵越しの銭はもたない」
があります。
一日の稼ぎはその日のうちに
使い切るという意味に現代風にいえば
なる。
銭と似た言葉に金という言葉があるが
今は銭という言葉は日常的には
使わないから
お金も銭も同じ意味捉えられるが
江戸の人はそうではない。
江戸時代
銭とは、まさに今もみなが考えるお金のこと
お金の単位と考えたようで
日銭を稼ぐ、安物買いの銭失いという言葉の銭は
現代で言うお金のことである。
それに対して
金は今で言う金貨のこと
小銭ではなく
大きく言うと、今で言う貯金、財産とも
考えていいのだと思う。
「小金を貯めている」という言葉は
お金を貯めている
お金を持っていることなのだ。
太っ腹に宵越しの銭はもたないといっていても
小金は持っている人が多かったのだと思います。
現代人も
お金を大切にしていて
必要な時、必要なものに銭を使うことが
大事だと思うのです。