月別アーカイブ: 3月 2025

健康に生きるとは

健康と一口に言っても
人それぞれの考えかたもあるし
人それぞれ
様々な考え方があるでしょう。

世界の健康問題について考えている組織
WHOによると
健康とは・・・
「身体的、精神的、社会的に良好な状態であり
単に病気がないとか、虚弱ではない
ということではない」と
しています。

つまり
からだに問題がない
健診などの検査で異常がない
ことだけが健康ではないということ。
つまり、肉体だけでなく
精神的、社会的の3つの点で
充分バランスがとれているということになります。

これが
全世界でめざしてる健康の定義ですが。
1998年、WHOが健康定義を作る時
「肉体、精神的、社会的」という言葉に加えて
「スピリチュアル」という言葉を入れようとしました。
しかし、スピリチュアルの
メンタルという意味合いもあり
神、霊という意味も含まれ
世界中の国々、社会で様々な考えがあり
統一した見解がないので
生きがいという意味にもとられますが
現在までは
この言葉は保留状態のままになっています。

僕は
この言葉は是非とも入れて欲しいとも思います。
と言うのも
人のからだは
肉体だけでできているわけではなく
肉体、心、魂の3つをもったからだが
社会全体とも調和をとれた状態が
健康な状態と
僕は考えます。

魂をスピリチュアルと
考えていいと思います。

この考えは
僕が考えたわけではなく
日本人は昔から魂の存在を
知っていたのです。
そのことは
日頃使っている日本語を読み解けば
わかるのです。

日本語というのは
他の外国語とは違って
言葉は音を表すだけでなく
一つ一つの音に
意味があるのです。

たとえば、「ひと」について
「ひ」は
いのちや本源という意味という意味
このいのちの源、すなわち尊きいのち(魂)が
とどまっている。
そして
「ひ」の本の国に生まれた
日本人は
いのちの源「ひ」をとどめ、輝かせながら
「霊統(ひと)として霊性進化し、
この世のモデルとして生きる役割」を
になっている存在が我々「ひと」なんです。

つまり
人とは
「霊(ひ)がとどまる」存在です。
霊とは魂と考えていいでしょう
魂が肉体、精神とバランスを保ちながら
他のひと(魂)と学び合う存在であることに
人間の生きる意味があるのだと思います。

これから
肉体、精神的、社会的そして霊的にも
健康であることを目指すのが
これからの真の医療だと
僕は考えます。

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優先順位三原則

昭和15年から今日まで
70年にわたるベストセラー「修身教授録」の
著者であられる
森信三先生が全てにおいて
優先順位を3つ説いておられるので
ここに紹介したいと思います。

ひとつめは
①人を先にし、己を後に。
我が我がと人を押しのけるのではなく
人に譲るような心にゆとりを
もてと言ってるように思います。
先生は、ルールはあくまで遵守するとも
述べています。

二つめは
②人に勝つより、おのれに克てよ。
これはスポーツの世界では
よく耳にされる言葉であるけれども
スポーツだけではなく
仕事においても、日常生活においても
わかままきままに打ち勝つ
自制心が何よりも大切だという言葉です。

三つめは
③義務を先にし、娯楽はあとに。
まずはやるべきことを先に済ませば
こころも落ち着き、娯楽も楽しめます。

この優先順位を心に留めて生きれば
生活も仕事も
少しはスムーズに運ぶことでしょう。

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ゲーム感覚で楽しんだリハビリ

入院してから
大きく2つのリハビリを行った。
1つは歩くためのリハビリ
2つ目は手の機能を回復するためのリハビリ
を行った。

歩くためのリハビリは
残った機能を使って
歩くための筋肉を動かして
歩行機能を獲得するリハビリ。
使わない筋肉は
機能がすぐ落ちてしまうから
少し筋トレに似たところがあって
おもりをつけて歩いたり
文字通り筋トレしたり
筋力をアップすることやって
ある意味体育会系のリハビリとも
いえる。

されに対して
指の機能を回復させる
作業療法は
力ももちろん必要だけど
小さい筋肉を共同して
複雑な手の機能を獲得するための
訓練、リハビリをしていくのが
作業療法。

小さいこどもが
遊ぶ中で運動機能がアップするように
リハビリも一歩ずつなんです。

例えば
よくお手玉を使って
リハビリを行いました。

お手玉を投げてもらって
それを受け取って
受け取ったお手玉を
箱の中に投げて入れるという
リハビリをしました。

3歳児でもできるような
単純なことですが
これが実はとても難しいというか
ボールをとって、すぐ投げる
それも目標に対して行う行動。
ボールを受け取って
即投げるという単純な作業ですが
全て、使う筋肉が違うのです。
ということは筋肉を指令する神経も異なる
と言うこと。

ですから
瞬時に神経を切り替えて
筋肉を動かす。
行為としては単純なことに思われるけど
様々な機能が協力し合って
やっとできることなんです。

ですから
ボールをとることだけに
神経がいってると
次にボールを投げようとしても
手が固まった状態でボールを握ったままで
止まってしまうんです。
でも、意識して次は投げることを意識していると
ボールを投げるようにはできるのですが
それを正確に目的の場所に投げるって
至難の業なんです。

これを今まで何も考えずにできたこと
こどもの発達の能力に感服でした。

僕にとってのリハビリは
機能回復するのが目的以外に
もっと、もっと大事なことを学ぶ機会なんではないかと
リハビリをしながら感じていたのでした。

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災害を未然に防ぐには

災害を未然に防ぐためには
「人の心が平穏でなかったら
その心のエネルギーは
世の中を見出し
そのエネルギーが集まると
邪気になる。

邪気、すなわち悪いエネルギーがたまることが
災害を産むのである。

平穏な心で
人々が過ごすことができれば
災害がくるのを
防ぐことができる」と思うのです。

つまり
世の中に悪いエネルギーが高まることが原因で
地震、洪水、津波、疫病を産むのです。
ですから
災害を防ぐのは
今生きている人類の心の
在りようによると言うことです。

具体的には
1日1回短い時間でいいので
心静め、めを閉じ
自分の呼吸感じいや
自分の呼吸に集中する
自分が息を感じます。
すると自分が生きているのだという
実感が湧きます。

生きているのはなぜか
生きることができている理由は・・・など
次々
自分の生きている意味に
思い当たることがあります。

そして次に起こるのは
生きていることに対する
感謝の気持ちが芽生えてきます。

その感謝の気持ちをもって生きる
その感謝のエネルギーは
色んな人に伝わっていき
世の中に平穏なエネルギーで
あふれることになります。

その平穏なエネルギーで
この地球が満たされれば
人を苦しめ続けるような災害は起こらない
と思うのです。

今、コロナウイルス騒動も
人々の邪悪なエネルギーの影響と思うのです。

今生きていることを感じて
生きていることに感謝して
みんなが過ごしていけば
なにも怖れることはない気がするのです。

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元総理が語った長寿のコツ

安倍晋三元総理の兄が
安倍家の家族についてかかれた
「安倍家の素顔」という本を読んだ。

この本は
作家自身の取材を元に書かれた本ではなく
安倍晋三氏の兄である安倍寛信氏が
ご自身の思い出として
書かれているので
政治家一家の表の顔、裏の顔が
政治家としての一面、家庭人としての一面など
赤裸々に描かれており
とても興味深い内容だった。

この本を読んで
色々感じることもあったが
このブログで、みなさんに知っていただきたいことは
90歳の天寿を全うされた
晋三氏の母方祖父であられ
昭和の大政治家であった岸信介氏が語った
長寿のコツについてです。

氏いわく、長寿のコツは2つあると
まず一つは不義理をすること。
不義理と言っても、岸氏も総理まで務められた
大政治家であり、不義理を尽くさずして
生きてきたわけではなく
昭和の大政治家であり一般人以上に義理人情を
尽くしてこられた方だからこその不義理と言う言葉。

きっと、義理人情に縛られることは
寿命をする減らすことになる。
だから、ある程度の年齢になり
人生の集大成の年齢になれば
義理立ても好きなだけにして
ちょっとぐらい不義理なぐらいで
生きていく方が、長生きできると言われている。

僕も先日のブログで
しがらみの話を書いたが
しがらみの整理も必要なのかもしれないです。

2つめは、規則正しい生活だと。

岸氏は戦後すぐ戦犯の疑いがかけられ
3年間ほど過ごした巣鴨プリズンでの
生活を振り返られ
プリズンでは、朝5時半に起き、夜9時には就寝。
1日1時間は運動、部屋の掃除などさせられ
食事は腹八部目、間食は一切なしという
規則正しい生活を3年間され
これの時の習慣が、それまでの不規則の生活を
改善してくれた。
その生活があったから長生きできた
まさに人間塞翁が馬と語られています。

この経験を踏まえて
50歳になったら1回刑務所暮らしをするのがいいと
笑って語っていたとか。

思えば、自分も
50歳過ぎて3ヶ月過ぎの入院生活を経験して
生活が一変しました。
全てのことをこなすのが難しくなり
不義理なことを申し出ることも増えました。
生活も、入院後今でも
朝5時に起き、夜9時には寝床に入り
朝、氏神様へのあいさつをかねて神社まで
1時間ほどウォーキング。
食事もほどほど、入院時の体重を維持してます。

この生活をつづければ
僕も長生きできるかが証明できるかと
思いますが。
もうひとつ、長生きするかどうかは
本人のもってる寿命がありますから・・・
実際長生きできるかどうかは
死ぬときにしかわかりませんが。

僕が、今言えることは
病気の後、心身ともに生きやすくなっていること。
ですから
みなさんにも
安倍元総理のおじいさんの岸氏の長生きのコツを
是非、実践されてみてはいかがですか?

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悩みは必ず解決できる

誰もが問題にぶつかると
その問題を解決しようと
考えるでしょう。
そして、解決方法がみつからないと
悩むでしょう。

でも悩んだ時の状況を考えた時
悩みを解決する方法が
ひとつやふたつは見つかっていることに
気づいているのです。
しかし、その後も悩み続けてしまうのは
その解決方法を
やるかどうかで悩んでいるのことに
気がついたのです。

悩んでいる時だけでなく
自分のことを一番わかっているのは
自分だし
悩んでいる問題に対して
一番真剣に考えているのも
自分なんです。

これは
僕のことだけでなく
誰にもあてはまることだと思います。

考えに考えて
解決方法は見つかっているのに
その解決策をやるかどうかに迷ってるだけなんです。
考えているだけでは
絶対に問題は解決しません。
考えた解決方法を実行する勇気をもてば
必ず解決に繋がるはずです。

「悩んでいる人は
解決方法を知らないのではなく
それをしっていてもやりたくないだけ」
なんです。

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ゆきてかへらぬ

中原中也と小林秀雄が
ひとりの女優長谷川康子をめぐる
恋愛模様を描いた映画。

中原中也をいえば
山口県出身の詩人としても有名で
小林秀雄といえば
文学評論家であり
かつて入試などで
現代国語の問題によく出てきた作者。
そして最近
「考えるヒント」という本を読んで
高校生の時も難解な文章だったけど
今読んでも
まだまだ難解な文章に四苦八苦した。

そんな二人が
一人の女性を巡って
三角関係?があったことは知らなかったし
自分的にとてもタイムリーに思えて
是非みないといけないと・・・・観に行った。

世の中で一番の贅沢は詩だとのべ
自分の心の襞を描いた
詩を書くことに才能を捧げた中也。
しかし、詩を書くには
繊細でないといけないから
長谷川康子との恋と別れ
愛する我が子との別れを
経験し・・・人生が不安定になりはじめ
結核も患い
若き死を迎えたことを知った。

長谷川康子も
不幸な生い立ちを抱えつつ
本当の愛を求め生き続けたひと。
様々な恋を経験し過酷な愛を生き続けた康子。
康子の劇中のセリフ
「私たち、神経と神経でつながろうとしましたの。
それが一番深い愛、深い愛だと思ったから。」
それは中也もそうだったのだろう。

昨日や山口県でも桜の開花宣言がでた。
先始めた桜の花を見ながら
二人が語ったセリフ
「この花びらは、散っているのか、散らしているのか」を
思いだし、
僕は、今年桜の花を見ながら
何を感じるだろうか?

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健康は目的でない

しあわせに人生を送るために
必要なこと、ものを考えた時に
「健康」と考える人は多いことでしょう。

実際患者さんでも
健康であるために
病気にならないために
このサプリはどうでしょうか?
この方法はどうなんでしょうか?
と流行の健康法の善し悪しについて
聞かれることがあります。

お話を聞いていると
とても健康に気遣っているようだけど
「健康」でいることが目的
「健康」でいようとすることが目的に
なっている気がします。

からだにいいからと言って
好きなものを我慢して
からだにいいと思うものを
頑張って食べたり
食に関して、健康に支配され
不自由生活を余儀なくされて
しあわせを感じられるでしょうか?

僕は
病気をして、後遺症もあり
病気前と比べて、決して健康とは言えないけど
この体を悪くしないように
食事は多少気をつけるけれど
健康オタクにならないようにも
気をつけています。

食事に気をつけるのは
健康にあることが一番の目的ではなく
しあわせに生きるためだと思うと
とても自由に、毎日生きられます

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浦島太郎の意味

日本人なら
誰でも知っているおとぎ話として
浦島太郎があります。

ただお話として読んでも
楽しめるけど
浦島太郎に関連した伝説が
日本のあちこちにあったり
何か深い意味があるのでは
深読みもできる
奥の深いお話に思えるのです。

僕なりに
この浦島太郎を読み解いてみると。

浦島太郎は
この世に、この世界に生まれた意味を
抽象的に示している気がするのです。

つまり
浦島太郎が訪れた竜宮城は子宮
海は羊水。
亀に竜宮城に連れて行かれた浦島太郎は
子宮に連れて行かれたのです。
つまり
男女の交尾、つまり太郎は精子なのです。

竜宮城で
一定期間四季を竜宮城で
過ごした太郎は10月10日たって
家に帰りたいと言って
家に戻ります。つまり出産を迎えるのです。

そして
竜宮城を出るとき
乙姫様から玉手箱をもらいます。
物語の中でも
特に意味深な玉手箱の意味は・・・
僕は次のように意味が
積まれているような気がするのです。

玉手箱の中には
生まれる前、生まれるまでの記憶が
詰め込まれ
そして、この世に学ぶべきこと
学ぼうとして書き留めた覚え書きのような物が
入っているのかと思います。

人間は
不死不滅の魂としていますが
この世には
新たな経験、魂磨く、己自身の成長するため
限られた肉体を手にして
これまでの経験を封印して
生まれてきていると思います。

人間は
この世では限られた
肉体をもって生まれてくるので
いつか必ず肉体は滅び
真実の姿、己自身に変えるために必要な物が
玉手箱に収めて生まれてきているのでは
ないでしょうか?

肉体は滅ぶ、限られたいのちのなか
自分生まれてきた意味があること
有限ないのちの中にある誘惑におぼれるなと
言う意味が
この玉手箱自身をもつ意味ではないかと
僕は思うのです。

太郎は
玉手箱ををついに明けてしまいます。
1段目の箱をあけると
あっという間に年をとってしまいました。
つまり
この世での目的を知り
この世で生きていく時間が残り少ないことを
教えてくれるのでしょう。
そして
2段目を開けると
鶴となって飛び立ってしまいました。

鶴になった浦島太郎は
どこに飛び立ったかは描かれていません。
鶴は渡り鳥です。
つまり、自分の生まれたふるさとへと
帰って言ったのではないでしょうか?

異国の地で
肉体を得て、様々な経験をし
学ぶことを学び
目的であった魂の成長を果たして
ふるさとへと戻っていった。

これが
浦島太郎の伝えてることではないかと
僕は思えて仕方ないのです。

人間の真実の姿は
魂ってことを現代人に伝えてるお話なんでしょうね。

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痛みの苦しみがわかる方法

医者であっても、看護師であっても
医療者であるなら
患者さんの孤独と苦しみを理解することが
大事だと思うのです。

僕も、こどもだけでなく
おとなの人に注射をする時にも
「痛いでしょうけど
ちょっと我慢しましょう。(して下さい)」
と声をかけるようにしています。

その様に声をかけるだけで
患者さんの気持ちも和らいでくれると
思っています。

研修医時代
先輩医師が痛い処置をする時に
何もできない新米医師の自分は
患者さんの傍に立って
手を握って、声をかけてあげるしか
できなかった。
だけど、その時
痛みに耐えるように
僕の手をぎゅっと強く握ってくると
僕も力を強くして握りかえしました。
その時の
こどもたちの強い表情は
今でもしっかり、覚えています。

病気の時は
とてもつらいものだし
とても孤独を感じるものです。

その時に
そばにいて
その痛みを孤独を受け止める
ことが医療者もできれば
患者さんも頑張ってくれるはずです。

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