よく老いることは鍛えること

年を重ねていき
還暦を迎え、これからどのように生きようかと
考えることが多くなってきました。

よく老いるとは
どういう風に生きることでしょう。

老いると言う字には
にくむという意味があるそうです。
ここで言うにくむとは鍛えるという
と言うことです。

人間は
言わずもがな
ひとりでは生きていけません。
自然の中で
自然に生かせてもらっているのです。
でも
自然はいつも人間に対して
優しいかと言えば・・・・
そんなことはありません。

真夏には
油断するといのちを落とすことも
冬にも
心臓に負担をかけてしまうことも
そして
いのちを生活を脅かす地震などの
自然災害に襲われることだってあります。

自然にいじめられ、鍛えられて
人は強くなっていくのかもしれません。
そして、年をとっていくと
ますます体力も落ちていっても
自然の過酷さを乗り越えて
生きていかなければなりません。

老いる過程
衰えを乗り越えて
自然の過酷さと対峙して
生きていかなければなりません。

その自然と対峙する姿
全身全霊を込めて
大自然に向かっていく姿こそ
老いの美しさではないでしょうか?

自然の過酷さが
生命を育み、日々老いていく人間を
形成していくのです。

自然の中で老いていくことが
よく老いることだと思うのです。

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