いつまでも成長続ける

人は生まれてから
まずは呼吸ができるようになり
母親から母乳をもらい
この地球で生きていく力を得る。
そして
空腹や寒さ熱さ、不快感を訴えることを
覚え幼少期を迎える。
その後徐々に社会の中で生きていくための
知識や社会性を学び、身につけ
青年期、中年期、壮年期と
自分の人生を歩むようになっていくのが
人の一生、ライフサイクルです。

しかし、壮年期を過ぎると
それまで順調に成長してきた人生だったはずが
体力が落ちていくの感じ
それまで築いてきた地位を譲ったりする
場面がでてきます。
でも、どんな時にも
健康だから乗り越えられると思っていたのに
病気をしたり、病気がちになり
人生の下り坂を感じることも
多くなってくることも増え
これから生きていくのさえ
つらくなることが増えそうで
先のことを考えると
気持ちが萎えそうになります。

もう、若い時のように
成長できないと
老年を悲観的に思ってしまいそうです。

でも
肉体的に衰えを感じても
例え病気をしている時でも
成長し続けることがあるのです。

それは、こころの成長です。

僕も5年前に脳出血を経験し
当時より明らかに肉体的な衰えを
感じています。
でも、病気をしたことで気づくことも
たくさんありました。

医者としても肉体に対しても
この肉体のは
自分を守ろうとしてくれていることに気づき
病気にならないために
いや、病気になった時も
医療そのものより大切なことがあると
教えられ、気づいた時
それまでの自分と違う生き方を歩み始めました。

この歩みが成長で有り
体力がなくなる、病気があっても
成長できることを知りました。

だから今の僕は
安心して、年をとることができるのです。

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