日別アーカイブ: 2025年4月10日
人生には試練が必要(苦難は幸福の門)
波風の立たない人生なんて
ありません。
人生に波風が立たないことを願いがちだけど
好んで不幸の渦中に飛び込んでいく人も
少ないでしょう。
でも、どなたの人生でも
厳しい時、試練が訪れた時はあるでしょう。
しかし
人生に試練があったからこそ
いのちは磨かれ
自分以外の人にやさしくなれるのかも
しれません。
試練があるからこそ
こころは成熟し、輝きを増していくのです。
試練があるから
成長できる。
だから
苦難は幸福の門と言われるのです。
人生そのものが芸術
下関美術館で開催中の
「グライズデール・アーツと下関
ライフパーク/人生という芸術の肖像」
を観に行った。
全く前調べもなく訪れたので
どんな体験ができるかが
楽しみだった。
会場に入ると
スープ皿に、スプーン
結婚祝いのコップなど
身の回りのものが
作品として展示されていた。
その作品から
生活自体を愛おしく、大切にしている
気持ちが伝わってきた。
次の部屋に入ると
色とりどりの布を組み合わせた
鮮やかなキルト細工が眼に飛び込んできた。
解説を読んでみると
最初にこんな作品を作ろうと
つくり始めたわけではなく
作っているうちに
まるで天からインスピレーションが降りてくるように
作品ができあがったのだと。
そして
作品は認知症の方と一緒に作った作品のようで
認知症の方の喜びも感じられた作品だった。
そして全ての作品を見終わって
人生は色々であって
ひとりひとりの生きている人生そのものが
芸術なんだと言うことを
教えてくれた展覧会だった。
こどもは宝だけど
今も昔もこどもは宝だというのは
変わらない事実です。
そして
こどもにはしあわせになってもらいたいのも
親の願いだけでなく
社会の願いだけでなく
社会の役割なのも現代も過去もかわりません。
でも
そのやり方や考え方は
今と昔は異なってきていると思います。
今はこどもが成長に必要な
食料や教育を不自由なく提供できる
社会になるように
こども手当という
お金を給付している政策。
お金のばらまきだと
非難されることもある。
確かに子どものいる家庭
特にこどもの多い家庭には助かるし
実際にそういう声も聞かれるけど・・・
これが少子化対策になるかというと
疑問に思う。
小児科医として
30年以上働き
こどもの病気は減らないものの
こどもが亡くなるという
最悪の事態を招くことは
激減しているのを感じ
これは医療の進歩だと
喜んでいいことだと思います。
現代は
こどもはおとなになるのが
当たり前のことになっている時代に
なっているから
こどもの将来に対して
思いや願いを込めるご家族が
ほとんどだと思う。
しかし
昔はこどもは
元気におとなになることは
当たり前のことではなかったので
今よりもこどもの今が続くことを
祈り、願って
子育てしていたことだと思います。
その意識の現れが
コロナ流行期のマスク着用の意識に
現れていたと思います。
もちろん、コロナにかからないために
こどもたちにもマスク着用をすることが
求められましたが
実際、今でもそうですが
老人の方が
コロナの直接の影響を受けて
いのちを落とすことがわかっていました。
そして
老人はこどもよりも
これから先生きている時間は短く
いのちを落とす可能性が高くなるので
老人のいのちを守ろうという考えが
無意識下で働いていたような気がします。
こどもはマスクして不自由しても
感染はいつか終わるし、その後の人生は長い
でも、老人はコロナを乗り越えても
いのちは短い。
老人を守ろうという考えに
シフトしていた気がします。
いのちは平等で、尊いものなのは
今も昔も
どんなに医学が発展しても、社会が変わっても
変わらない事実です。
どんな世の中になっても
おとなもこどももいのちが輝いている
世であって欲しいと言う思いが年々強くなってきたのです。