65歳以上の方を対象に
コロナワクチンの接種が
山口県でも
進んできています。
当院でも
接種がコロナワクチン終息に
役立てることになればと
予約制にはなりますが
接種の強力をしています。
接種の協力をしていると
かかりつけでない方も
多く来られるので
みなさんが
日頃どんなお気持ちで
過ごしているかがわかる
場面に出くわすことがあります。
そんな中
気づいた点をひとつ。
問診票には
今どんな診断を受けて
どんな薬をのんでいるかを
記入する欄があります。
とても大まかな質問で
答えやすい問診になっているのですが
逆に、書き漏らしもあるかもなので
きちんと確認する必要があります。
そこで
「病気はありませんか?」とおたずねすると
「病気はありません」と答える方が多いので
「え?問診には薬を飲んでると書いていますが}
「薬は飲んでるけど、病気じゃないよ」
「病名はご存じですか?」
「・・・・・」という
会話をくり返すことが度々あります。
普通なら
病気がある。診断がついている。
だから、お薬を飲んでいるはずだけど
何のためにお薬をのんでるのか
わからなくなっている。
ご高齢だから
長年飲んでるから
わからなくなってしまうのかもしれません。
健康になってても
習慣的に薬を飲み続けていると言うことも
あるかもしれません。
これには
いつもきちんと説明していない
医者側の責任もあるかもしれません。
が
自分の身を守るために
自分がどんな病気?
どこが弱いから治療をしているのか
知らないといけません。
からだには
カルテが記憶しているわけでは
ありません。
薬は、からだにとっては異物です。
からだが必要かどうか判断します。
その時に
あなたがどんな思いでその薬を
摂取しているかが
その薬が
効果が出るかどうかのポイントになります。
あなたが
喜んで、その薬を飲んでいるのであれば
あなたのからだは
喜んで薬を吸収し
ちゃんと働くように受け入れてくれることでしょう。
薬を飲むなら
あなたのためになってるからと
納得して、喜んで飲んでもらいたいです。