75歳になった
患者さんから、こんな気とをきかれた。
「先生、わしは75歳になったけど
この年からみると
この程度でいいのだろうか?
それとももっとがんばった方がいいのだろうか?」
その患者さんは
大きな病気もなく
大きな悩みもなく
毎日悠々自適に暮らしていると
思っていた。
もともと人のためのことを考えて
働いて、生活をされてきた人生なので
周りの人々が頑張ってる姿を見ていると
自分ももっと頑張らないと行けないと
思ってしまうのでしょう。
そして
以前頑張ってた自分と比べ
もっと頑張らないといけないのではと思うのでしょう。
この患者さんだけでなく
お年寄りの方は
若いときn自分と比べ
もっとやらないとという気になられる方は多い。
これはご老人だけの話ではなく
病気を経験して思うこともある。
このままでいいのだろうか?
もっと以前のようにできるように
頑張らなくてはいけないのだろうか?
でも、病気があるから
自分の意志だけではどうにもならないという
大きな不安もある。
今の自分を
昔の自分やできている人と比べてしまうから
できない自分に悲観したり
不安も大きくなるのかもしれない。
大事なことは
例え病気があったとしても
その時の100%の力で
生きていくことが大事なのではないかと
その患者さんの質問に
まるで自分に言い聞かせるように答えていました