福田村事件から学ぶ

映画「福田村事件」を観た。
この映画は、関東大震災直後に
実際に起こった事件が題材になっていた。

その事件とは
関東大震災の直後
人々の間で広まった噂(デマ)によって
福田村の200人が
よってたかって
四国から来た行商人15名を
殺してしまうという実際の事件をもとに作られた映画。

関東大震災直後なので
人々は恐怖に怯え
よそ者が、井戸に毒を入れたりして
自分たちの生活をめちゃくちゃにしようとしている。
国からも
自分たちを守るために
自警団を組織して
防衛せよとお達しがでる。

怯える人々
今の生活を守ろうとする
人々の必死の気持ち。
噂を確認しようとする冷静さも失い
恐怖だけが人々の心を独占してしまう。
集団心理の怖さを描いていた。

戦争が起きたときには
情報を操作されるという。
現代であっても
流れる情報が正しいかどうかなんて
確かめる手段なんかない。

その情報が正しいかどうかは
自分の内在する良心でしか
判断するしかない。

その良心には
緊急時に到達できるものではなく
日頃から
こころの灯火の火を灯していないと
いざというときには灯そうと思っても
灯るものではない。

日頃から
灯火を灯し続ける生き方をしていこうと
この映画を観て強く思ったのです

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