という言葉があります。
ひとつの病気に
ある同じ薬を使っても
治る人と治らない人がいるという言葉です。
とても非科学的な言葉ですが
毎日患者さんに接していると
同じ風邪でも、インフルエンザでも
すぐ治ってしまう人
合併症を引き起こしたり
完治するのに時間がかかる人など
同じ診断、治療をしても
千差万別です。
何がちがうのでしょう。
僕が思うのに
患者さんの生活、生き方、
病気前後の過ごし方など、全くわかりませんが
診察室に来るまでとでた後の過ごし方が
みんな違うからだと思います。
病気にならないために大事なこと
病気になった時に大事なことがあって
患者さんひとりひとりの性格や生活スタイルが違うので
診察室では総論的なことしか
お伝えできません。
大事なのは
そのお伝えしたことを
どれだけ受け止めてもらえるかにかかっているので
全身全霊を込めてお話ししています。
でも、それがしゃくに障られる方もいるようで
気分も害される方もいらっしゃいます。
医者は薬だけだせばいいと思っているような
態度をとられる方もいっらっしゃいます。
そうではない。
病気の本質、病気になった意味を考えてもらいたいです。
その差が
同病異治に繋がることを
昔からのこの言葉が伝えてくれています。