ビヨンド・ユートピア 脱北

という映画を観た。
脱北と副題がついているように
現代一の極悪国といわれる
北朝鮮から
自由を求めて脱北をする一家の姿を追った
正真正銘のドキュメンタリー映画。

許されない脱出を試みるには
多くのブローカーに頼り
詐欺かもしれないと疑っても
お金を渡さざるおえない苦しい心境。
でも、その脱北を支援する韓国の神父と共に
脱北を試みる。

中国側に見つかって
北朝鮮に渡されれば、生き地獄に戻される。
まさに命がけの脱出劇。
その一家は80代の老人10歳にも満たない少女がいる。
生半可な気持ちでは
超えられない旅路
10時間も及ぶ山道を歩き通し
生きを殺して寝食していく
ゲームではない生死をかけた
サバイバル。

一家は無事自由の国にたどり着くのだが
自由の国でやることは
7か月もの間
北朝鮮で受けた洗脳教育を解く
プログラムを受け
韓国で自由な暮らしを始めた一家。

一同介して
皆が自由があることの
素晴らしさを口にする。
しかし、祖国北朝鮮を
悪くはいわない。
政治や生活の困難は忘れられないが
育った国の風景、人々のことは
自由を得ても愛していること。
いつか北朝鮮に帰りたいと口にする。

そこに生まれてきたことに
大きな意味があるということを
考えさせられた映画だった。

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