選挙になると
政治家の方々は
少子化対策を公約の大きな柱に据えられます。
その中身をみると
保育所を増やして
待機児童を減らす・・・というのが目につきます。
確かに
女性が働きやすい環境になれば
子育てしながらでも
社会で自分の能力をいかせる
・・・・とは思うのですが。
それだけで
こどもを育てやすい環境が
整ったといえるのだろうか?
何か、大事な事を忘れてはだろうかと
気になるところです。
実際
東京都を例にとっても
待機児童は減ったといっていますが
出生率は1をきったと
その効果は思ったように上がっていないように
見えます。
保育園が少子化対策の要と考えるようになったのは
1960年代の経済学者Becker氏の理論によるです。
その理論とは
それぞれの家族は
その家族に与えられた所得と時間を考えて
育てられるこどもの数を決めているという
理論に基づいているのです。
50年以上前の理論をしても
効果は出ていないように思えるのです。
育児のために
働きにいけなくなって、その分所得が減ってしまい
育児をすることが
所得にマイナスであると。
物質主義的な無味乾燥な
考えでいっている気がします。
何かがたりない気がします。
その足りない面を
みなさんと考えていければと思います。