温かい心で見守る

夏は大雨が心配な季節です。
この数年でも大きな災害が繰り返され
多くの方が被害に遭われ、
命を落とされた方もいらっしゃいます。
これ以上被害が広がらないこと
一日も早い復興を祈り
そして
お亡くなりなられた方の
ご冥福をお祈りします。
ところで、
患者さんは
元気になろうと病院に受診をされます。
そして治ろうと
つらい治療でも頑張って
受けられます。
病に苦しんでいる以外の方が
その方の身代わりになることは
できません。
でも
温かい心で見守ることは
ご家族、ご友人
そして医者であっても
できることだと思います
つらい治療をしている患者さんが
みんなから温かく見守られているという気持ちになると、
副作用のあるつらい治療も乗り越えていけるし、
治療効果も上がってきます。
治るためには
その患者さんが置かれた環境を、
限りなく優しいものにして
あげるのが大切なんだと思います。
たとえば、
ご家族の方が抗がん剤で治療中の時、
家族のからだのことを考えて
食べ物は、玄米じゃないとだめなどと思っても、
あまりストイックに考えなくてもいいと思うんです。
苦しみの中にあるのだから
楽しいことをやってもいいんだと思うんです。
寿司でもステーキでも
食べたいものを食べたらいいんです。
人を思う温かい気持ちは
必ず相手に伝わり
そして、また周りの方に
温かい気持ちが
波動として広がっていきます。
温かい心が
患者さんの心を癒し
治癒力をあげて
治癒へと導いてくれるのです。
だから、医療の現場は
温かい真心に包まれた“場”
になるように
温かい心で患者さんを
迎え入れないといけないのです。
そして
それは医療の場だけでなく
災害で苦しんでいる方にも
直接手を差し伸べることができなくても
温かい心は必ず伝わるのだと思います。
温かい心を持ち続けて
生きたいと思います。
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