小惑星探査機「はやぶさ」の帰還カプセルが
公開されたので
ソラールに出かけてきた。
世界初の快挙を成し遂げたカプセルの公開に
行列ができるほど・・・・
「はやぶさ」の実物大の模型から始まり
宇宙から帰還した
カプセルの本体、パラシュートなど展示されてた。
「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」の探査のため
2003年5月9日に打ち上げられた
そして
2005年9月と11月2億5千万km離れた「イトカワ」に着陸
着陸体制に失敗したり
採取の機械が作動しなかったり
トラブル続きの着陸
任務を完了し、地球帰還体制に入って間もなく
燃料漏れがあり姿勢が安定しないトラブル発生
その上、通信も途絶え・・・・・
はやぶさプロジェクトチームはあきらめず
必死で通信を試みた
やがて、はやぶさの微弱信号を受信し、
交信が奇跡的に復活した。
しかし、その後も
すべてのメインエンジン(イオンエンジン)が停止する
などのトラブルが・・・・・
決してあきらめず手を打ち続けた
プロジェクトチームの努力の結晶で
計画より3年遅れたが
2010年6月13日 地球に帰還するという世界初の偉業を成し遂げた
しかし
偉業を成し遂げた「はやぶさは」
カプセルを大気圏突入時に放出した直後
燃え尽き、流れ星のように消滅してしまった。
・・・・・・
そして
回収されたカプセルには・・・・偶然にもサンプルが・・・・
この大成功にみんなが沸いたのは記憶に新しい。
ただ単にサンプルを持ち帰っただけでない
その偉業を成し遂げるための困難、苦労
困難に打ち勝つ知恵、努力、あきらめず信じること
・・・・・・・
次世代に思いをつなげるために
まさに命を削って、託した「はやぶさ」に
感謝とその功績を労わずにはおられない。
ソラールの外に出ると
天高い秋の空。
思わず空を見上げた。
大役を果たし燃え尽き、塵となったはやぶさが
明るい未来を見届けるように、輝いてる気がした