最近政治家が
高校無償化をどうするかという
議論をしている報道を
耳にする。
中学校までは
義務教育だから
給食費をただにするかどうかの
議論とはちょっと異なる気がする。
というのは
自分のクリニックでも
学校に行けないこども達の受診が増え
中学生だけでなく
小学生など低年齢化も気になっている時に
みなが高校にいくのが、
全てのこどもに必要かどうか立ち止まって
考える必要はないだろうか?
まず、こども達の中には
必ず勉強嫌いのこどもがいるということを
わかってあげないといけない。
勉強は嫌いだけど
野球、バスケットなど運動したいから
高校に行きたい。
それは立派な進学理由だから
おとなは、しっかり応援してあげたい。
勉強は嫌いでも
何が好きなものがわかっているだろうか?
ケーキ職人になりたいなら
高校に行くよりも
有名なパティシエの元で修行。
お笑いが好きなら
落語家の師匠に弟子入りする
漫画が好きなら
漫画家のアシスタントから始める
映画がすきなら
映画現場のアルバイトをする
などなど
夢がはっきりあるならば
高校という、おとなの考える学歴と言う枠で
遠回りするよりも
もっと、自由な道を選ぶことを
親をはじめ周りのおとなが力を貸すべきでは
ないでしょうか?
高校無償化だけを議論していることに
なにか虚しさを感じてしまうのです。