投稿者「santa」のアーカイブ

過去を大事に

過去に起こったことに
とらわれれすぎていると
前に進めないないことは
人生の中で経験することは
よくあります。

過去を振り返るな・・・と
言う人もいます。

でも過去の出来事は
確かに自分が生きてきた道であるのは
確かなこと。

だから過去のことに
囚われるのではなく
大切にして生きて行くことが大事なのです。

「過去をないがしろにした現在から
人間らしさを大切にする
未来は生まれてこないのです。」

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最初に学ばないといけないこと

こどもの時から
僕たちはおとなから、
社会生活を送るために大切な
様々なことを教えてもらって
その教えを身につけて
社会に踏み出しました。

お友達の悪口は言わない。
挨拶をしましょう。
人の嫌がることはしてはいけない
など多くのことを学びました。
その学びは社会に溶け込むため
孤独にならないための業ではあるけど
そのために
あなたのこころが孤独を感じてしまう
ことがあるかもしれません。

自分のこころが孤独を感じてしまうと
誰にも愛情を捧げることは
難しくなります。

だから、一番最初に学ぶことは
自分自身の一番のファンになること
自分自身に一番愛情を注ぐことなのかも
しれません。

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舎利子

この言葉は般若心経にでてきて
どこか耳障りの言い言葉で
印象的な言葉です。

舎利という言葉は
お寿司屋さんでごはんのことを
シャリといいます。
美味しいお米のことを
銀シャリといったりします。

このシャリという言葉は
この仏教語からきているのです。

「舎利」とはお釈迦様の骨のこと。
このお釈迦様の骨「舎利」を拾い集めて
金の箱に入れておいたら
美しく輝く小石のようになっていたという
逸話があります。

この小石のように綺麗な骨が
お米にそっくり似ていたから
銀シャリというようになったそうです。

仏教では
釈迦の遺骨として舎利殿に貴重に安置されるほど
大切に扱われています。

舎利には忘れてはいけない大事な点があります。
舎利=骨が人間全体の支えであると言うこと。

骨は、なんの文句も言わずに
自分たちの活動を支えてくれていることを
忘れてはいけない
ということが、この言葉に込められている
とても有り難い言葉なのです。

※「子」は尊敬語の意味があります。

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守命者として

九州大学大医学部第二外科の前原喜彦教授が
退官されました。

前原教授の最終講演で
同教室訓だという「一に人格、二に学問」を引用され
「人格を磨き、社会に貢献する外科医へという思いで取り組んでいた」
と述べらました。

おっしゃる通り
教授就任以来、約15年間で
お弟子さんが26人も教授に就任されているそうです。
そして
医療人としての生涯振り返られ
医療人の生涯をたるもの
「人類への奉仕の生涯」
「自分への厳しさが求められる生涯」
「休むことのない生涯」
の3つで表現され
「医療人は労働者でもあり経営者でもあるが、
『守命者=命の番人』としての自覚と社会的な認識が必要」
と説かました。

人間医師として
あるべき姿は
平安時代に書かれた
日本で最古の医学書「医心方」にも
すでにこのように書かれています。

「医師が患者さんの治療に当たるときは
心静かに、精神統一し
何かを欲したり、求めるのではなく
患者さんをただ慈しみ、いたわる心で
命あるものを心から救いたいと
念じなければならない。

病気の人に救いを求められたら
誰でも同じように
親が子を思うように接しなければならない。
患者さんの苦悩をみれば
自分のことのように悲しみ
救いを求められれば
どんなに疲れていても
空腹や喉が渇いても
我がことを忘れ
一心に患者さんことを考え
自分の利益や名誉を考えてはならない。」
(医心方 現代訳より)

医療人として、命の番人としての
日本古来からずっと引き継がれ
これから後進のために
伝えていかなければならない
大切な心構えだと思います。

そして
最終講演の最後に
前原先生はスライドに
教授就任以来教室に在籍された
教室員全ての名前を流し
謝辞を述べられたそうです。

実は
前原教授とは
専門外なので、全く面識はないのだけれど
医師として、
どんな時にも忘れてはならない大切なことを
伝えてくれたことに感謝です。

これからの医者人生
守命者として更に精進することを
ここに誓いたいと思います。

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大切な今

 

こどもに今しかない
こどもが中学校に入学した時に
中学生という時間を大切に過ごしてもらいたくて
詩を作りました。

“大切な今”

昔の自分の行動の結果が
今の自分の人生の結果
だから
今自分の行動が
未来の自分の人生を作っていく

だから

どうなるかわからない
未来のことを悩むより
終わったことを
嘆くよりも

今起こっていることを
正面から受け入れ
今を大切に楽しんで
生きていこう

胸躍る未来に続く
貴重な今を
大切に生きていこう

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。

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こどもは小さなおとなじゃない

この春
アレルギー学会主催の
アレルギー講習会に参加してきました。

この講習会は
学会でいう知識の最先端を報告というより
新たな知識、技術を
医師に伝えようとするのが
主な目的。

今の臨床的に新しい知見は
毎日のように発表されています。
その中で、よりエビデンスがはっきりしてきたもので
もっと臨床に使ってもらおうと
始まった研修兼学会なのが
この講習会。

僕が今とても興味があるのは
免疫療法という
スギやダニアレルギーを持っている人に
抗原を投与して
免疫を高めようというもの。

この治療は
経口でできること
5歳以上のお子さんからできること
アレルギー性鼻炎にしか適応がないが
この治療を行っていると
喘息などのアレルギーマーチの進行を
遅らせるのでは
・・・など実際臨床に導入したい内容。

ただ
最低3年は続けなかったり・・・
ちょっと患者さんにとっても根気のいる治療。
特にこどもの場合は
なかなか継続が難しいという
現場の声が聞こえてきた。

そんな中で
登壇された小児科の医師が
こんなことを話してくれた。

こどもにも治療を選択する権利がある。
だからしたくなかったら
しなくてもいい権利はある。
でも、その前に
保護者だけでなく、こども独りひとりにも
なぜその薬が必要か
それを飲むことでどんな未来が待っているか
こどもにわかるレベルではなしましょう。
例え、赤ちゃんでも
ちゃんときいてくれますよと。

本人が納得してくれれば
継続治療だって可能。
これは舌下治療に限ったことでなく
全ての小児科医へのメッセージだと受け取った。

この講演の中で
こどもは、小さなおとなではない
という言葉がこころに残った。

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。

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人を許す

人には喜怒哀楽という感情をもっています。
感情のなかでも
苦しみを生み出し続けるので
もちたくない感情のひとつは
怒りの感情だと思います。

怒りとひと言でいっても
様々なものに対して
怒りをもつでしょう。

特にマイナスに働いてしまい
自分を苦しみの世界に引き込んでしまうのは
人に対して起こる怒りでしょう。
人に対する怒りをおさめるためには
許すことです。
許すことで、どんなに自分が楽になることでしょう。

許せない人がいるということは
こころにわだかまりがあるということ
それだけ苦しい思いが続くのです。

逆に
人を許すことは
自分を許すことにもなります。
自分のことをひどい危害、裏切りをした人でも
相手を八つ裂きにしたいくらいの相手でも
あなたは許さなければいけないのです。

なぜなら
あなたも同じ思いを
誰かにしているかもしれません。
あなたもあなたが知らないうちに
許されているからです。

人を許す人生を送っていると
あなたの人生を生きていくのが楽になるでしょう。

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。

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アルツハイマー病

年をとると
なりたくない病気のひとつに
アルツハイマー病や認知症がある。
年をとると物を忘れやすくなったり
物事を憶えられなくなる。

これを人は老化の仕業と考えるから
年をとりたくないと考えてしまう。

でも、病気になるのは
病気なりの意味があると考えると
認知症になるのにも
大切な意義がある気がしてくる。

アルツハイマー病や認知症と診断されたかたは
じつはありのままの自分を
さらけ出して生きている姿なのかもしれません。

世間体など気にせず、自分らしく生きようとする姿が
周りから見ると
異様に見えてしまうのかもしれません。

自分に正直に生きようとするので
周りとの軋轢が生じ
傷つきやすく、感情のバランスもすぐ崩れてしまう。

これまでと違う人になったように
周りの人は受け取るので
人が変わった、人格の病だと思ってしまう。

でも反対に考えると
世間体を気にして、本音と建前を
正しく?使い分けている僕たちの方が
問題であるのかもしれない。

アルツハイマーになると
自由すぎてこれまでの姿が変わることに
周りは悲しみ、元に戻って欲しいと願う。

そこで、忘れてはいけないのは
認知症になっても
わたしはわたしであり
世界に二人とはいない唯一の存在なのです。
感情だってある、もちろん自尊心も備わっていることを
忘れてはいけないと思いうのです。

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
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音楽に耳を傾けると

ひとりでいる時に
よく音楽を聴きます。
室内楽の曲を聴いて
こころを落ち着かせたい時もあるし
ちょっと自分の気分をあげたい時には
オーケストラの曲を聴きたくなる時もあります。

音楽は
楽器によって様々な音色がちがうし
その楽器の音色のちがいによって
異なるハーモニーを醸し出す。
そして同じ音楽でも
こちらの気分でも
聞こえ方や感じ方が違います。
まさに、音楽は
その時その時で
僕に語りかけることが違ってきます。

そして
そのことは人生でも
同じだと気づきました。
生きてるうちには
悲しいこともうれしいことも
一寸した些細なことで合っても
様々なことがハーモニーを作って
自分だけの人生を醸し出している。

音楽にはどの音も外せない音があるように
人生にも全て意味がある。
弱さと迷い
痛みや病にも、深い意味が隠されている。
その意味を読み取るのも
僕たち医師の仕事である

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
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無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
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手と医療

手と医療には
切っても切れない関係が昔からある。

手当という言葉があったり
手遅れなどと医学が及ばないことを
表現することにも度々
手という表現を使うこともあります。
手と医療の関係は密接にあるのは
日本だけではなく
ドイツ語ででは
良いお医者さんにかかることを
良い手と言ったりするらしい。

医療の現場でも
触診を大事にしたように
患者さんを振れることは大事な診察法です。
ただ最近は
診断機器も発達し触診などより
血液検査やCT、エコーなどの
診断機器を重視するようになり
患者さんを話したり、聴診器をあてることさえ
少なくなっているという話を
よく耳にします。

機械任せでは
患者さんの病気は診れないと思います。
僕は必ず触診を行っています。
患者さんの身体に直接
聴診器をあてたり、触れることで
患者さんの今の状態がわかります。

これから悪くなるのか、治る過程なのか。
同じ熱があるでも
このふたつの状態でも
お話することが変わってきます。
そして
触診でその炎症がどこから来ているかも
わかってきます。
明らかに正常な状態とは異なっているからです。

僕は触診することで
身体からのメッセージを受け取っていると
思っています。

ですから
触診は、今でも大切な
医療機器にも負けない診察法です。

☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。

どうもありがとうございました。

今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。

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