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黒川の女達
この映画は
1930~340年代、政府の国策のもとでおこなわれた
岐阜の黒川村から満州の地に渡った開拓団が
生きて日本に帰るために
18歳以上の未婚の女性に接待をさせた。
みなが生きて帰るために
文字通り体を派って、辱めにも耐えて
生きて日本に帰ってこれたのに。
彼女に待ち受けていたのは
差別と偏見の目立ったのです。
彼女達も
生きていくために
当時のことは封印し生きてきたのです。
でも、当時のことを
「なかったことには
できない」と
当時の事実を語ったドキュメント映画。
事実は小説よりも奇なりという。
まさに
今平和で生きていけるのは
出征した兵隊さんのおかげだけでなく
歴史の闇に葬られた
このような女性の戦いもあったことを
忘れてはいけない。
この秋
これからの国のリーダーになる人の
演説を機会が多くあったけど
いつも
靖国神社の参拝が取り上げられる。
そこにはA級侵犯だから・・・とか
そこを問題にしているが
もっと、もっと大きな広い目で
日本のためにいのちを捧げた人々に
純粋に感謝の気持ちで
手を合わせないといけない
と思う映画でした。
カテゴリー: 今日の言葉
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悟るとは?
前回のブログで
太宰治は「パンドラの箱」の中で
人間は死によって完成されると
書いてあることについて
書きました。
同じ文豪であられた
正岡子規が病床にいたときの
日々の思いを書き留めていた
「病床六尺」の中で
悟りについて書かれた箇所があります。
「悟りといふことは
いかなる場合にも
平気で死ぬること思っていたのは間違いで
悟りといふことは
いかなる場合にも
平気で生きていることである」と
書いています。
つまり
悟りとは
自分がどう生きていくべきかを
何か修行をして気づくことではなく
日々の生活の中で気づくこと
今を生きること
すなわち、今を生きていること全てが
悟りなんだと思う。
悟りとは
何を悟るのか?
生きている日々の中で
何を感じたときに悟ったと思うのだろう?
僕は
悟りは学ぶものでもなく
人から教えてもらうものでもなく
こころで感じるものではないのかと思う。
こころで感じたものは
きっと魂が学ぼうとしたもの
現世に生まれてきた目的
そして魂の学びを感じられたときに
悟ったと思うのではないのでしょうか。
僕も
病気をして
全てを失ったときに
自分の生活、生き方に向き合い
「愛」の大切さを知りました。
「愛」を学ぶために
この世に生まれているのだと思います。
だから
今もこうして思い、感じたこと
つまり僕の感じた小さな悟りを伝えたくて
毎日ブログを綴ってえるのだと思います。
今の生活、今生きている瞬間
全てが悟りの瞬間なんです。
そんな悟りの時間を
大切に愛を込めて過ごすことで
自分の生きていく道、つまり悟りの道が
広がっていくのだと思います。
カテゴリー: 今日の言葉
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心豊かに過ごすためにできること
11月になると
朝晩は冷え込む日も多くなりました。
診療のある日は
日が昇る前に家を出て
神様にごあいさつと
日の出を拝んで一日をスタートするのが
僕の日課です。
でも、休日は
時間に縛られることも少ないので
少しのんびり起きて
家族の予定に合わせて
ゆっくり朝食を食べ
それから
神様のお参りに出発します。
いつもは
まだまだ暗く
すれ違う人も
まばらな感じで
みなさんおそれぞれのルーチンワークが
あるのでしょう
黙々とおつとめをされている感じで
すれ違っても
挨拶さえ、はばかれそうな気がします。
でも
休日にすれ違う方は
お散歩を楽しまれる余裕もあるのでしょう。
すれ違うと
あいさつはもちろんのこと
ちょっと立ち止まって
ひと言、二言雑談をすることもあります。
お互い気持ちに余裕があるからでしょう
飼い主がリラックス為ているからでしょうか
一緒にお散歩しているわんこも
尻尾を振ってあいさつしてくれます。
お互いとても心地よく
別れ、お散歩が続けられます。
これは休日だからではなく
気持ちの余裕を持って
一日のスタートができれば
その日はきっといい一日になるのでしょうね。
休みの日だけでなく
仕事の日も
気持ちの余裕を持って
行き交う方々とあいさつしようと思います。
そんな些細や心がけ一つで
その日が心豊かな一日に変わることは
間違いないと思います。
カテゴリー: 心の調べ
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死によって完成する
生きるとは何か
死ぬとは・・・・
この永遠の命題について
昔から
多くの哲学者を始め知識人が考え
各々の考えを残しています。
昭和の文豪太宰治は
著作「パンドラのはこ」の中で
こんな風に語っています。
「人間は死によって完成せられる
生きているうちは
みんな未完成だ。
でも、虫や小鳥は
生きて動いてるうちは完璧だけど
死んだ途端にただの死骸だ。
完成も未完成もない
ただの無に帰る。
人間はそれに比べると
まるで逆である。
人間は死んでから、1番人間らしくなる
というパラドックスも成立するようだ」と。
つまり
今生きているのは
何か目的をもち
自分を成長するために生きていると
太宰は考えたのだろうか?
死は終わりではなく
死をもって生きて経験したことが
意味をなす。
肉体以外に魂があること
魂の成長のために
生きているのだと言っているのか?
太宰治は
破天荒な人生を生きた方のように
僕は思うのが
何かの成長を意識して
生きてこられたのかもしれない。
太宰治が
魂のことを信じていたかどうか
確認する術は
今の僕にはないが
きっと人は
魂を持ってこの世に生きていて
死ぬと、肉体は死骸だけれど
魂はその後もいきると
考えていたのかもしれない。
太宰治の話を聴くことができるなら
是非きいてみたい。
あなたは、魂の成長を意識していきていたのですか?と
カテゴリー: 今日の言葉
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遠い山なみの光
人は希望と夢を持っているから
生きていけるだ。
ノーベル賞作家カズオイシグロ原作の
映画をみた。
カズオイシグロは長崎出身である。
過去の長崎と現在のイギリスとを
人生を描きながら話しを進んでいく。
長崎で原爆を経験した
二人の女性のその後を描いた人生。
被爆地にいたことで
原爆の恐怖、周りの偏見、将来の不安を
抱え生きている二人の女性。
新しい希望を描いて
外国で生く決断をした二人。
しかし、そこでも苦しい現実が待っていた。
戦争が
どんなに深く傷跡を残し
運命を変えてしまう。
でも、生きていかないといけない現実。
平和について改めて
考えさせられた映画だった。
カテゴリー: 今日の言葉
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こころがこもった言葉
南極観測船「ふじ」に乗り込んでいる
夫に宛てて
日本にいる奥さんが打った電報は
ただ3文字「ア ナ タ」。
たった3文字の言葉だけど
その言葉に込められた思いが
当事者でなくても伝わり
奥さんの夫を思う気持ちがヒシヒシと伝わってくる。
人は言葉を使うことで
多くのことを人に伝えることができるようになった。
そして
現代は、本、手紙、電報、作文だけでなく
SNSを使って
今感じることを文章で伝える手段を多く持つようになった。
実際
直接話すよりも
文章で思いを伝えることが増えてきた。
かつては
目を見て話しなさいとよく言われた。
発する言葉が相手に伝わるように。
でも今は
どんな文章を書く時には
「こころを込めて」書くことが大事になってきているような
気がするのです。
カテゴリー: 今日の言葉
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目に見えないのは人間だけ?
目に見えないものって
見えているもの以上にあるのではないかと
思ったりします。
実は
人間だけが見えてないのかもしれないし
見えないものがあると思ってるだけかもしれない。
虫は、人とちがって複眼と言われる目を持っています。
魚も魚眼と言うし
鳥も大空から獲物を見つけられるめを持っていたり
蝶は、紫外線が見えるそうです。
ですから、モンシロチョウは
紫外線を吸収する雄のからだは黒く見えて
逆に雌のからだは反射して白く見えるらしいのです。
このちがいは人間には全くわからない。
つまり
人間が見えているものが
すべてではないということです。
見えてないと思ってるのは
ひょっとして
人間だけなのかもしれません。
だから
見えないからないのではなく
僕たちが見る力がないだけなのかもしれません。
見えないから
すべて否定する
見える世界だけにこだわる
科学の姿勢も
軌道修正する時を迎えているのかもしれません。
今見えているものって
本当は見えてないのかも
真実は見えてない部分にあるのかもしれませんね。
だから
僕は診療中も
目に見える人のからだを診るのはもちろんですが
めにみえなていないもの
心、魂からの訴え、サインを
見落とさないように
全神経集中して診療しています。
カテゴリー: 真実の医療
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進路指導②
医者になる道を
選択したものの
本当に心に描いたような医者になれるか
自信がなかったのでしょう
今とちがう形で
夢を描いていました。
医者には
患者さんを診る医者と
研究する医学者という道があります。
当時
僕には姉が生化学の研究者である方と
結婚することが決まっており
将来有望な医学者として
期待され、近々アメリカへ留学される
予定の彼であり
時々、医者についての話を聞くことがありました。
義理の兄となる人の
後ろ姿を診ながら
そうか、研究者という道がある
そうすれば、世界を股にかけた仕事で
人を助けられるんだ。
そうだ
留学して、癌についての研究をしよう。
そんな医者になろうと決意し
受験勉強に取り組んでいました。
でも、理科的発想ができないのに僕が
世界を渡り歩きたい
そんな医者になる道を選び
それが科学者というのも
今考えている理想とした医師像から
少しピントが外れた選択だったんです。
そういえば
理科系でも難関と言われる医学部に
文科系人間の僕が挑むと決めたのは
医者は理科系頭は必要ない。
人の心も考えないといけない
生き方も、倫理観、そして哲学、宗教感も必要
受験に理科系科目が必要なだけで
医者は理科系頭じゃなくても
できるからと思ったから理科系を選んだんです。
理系に言っても
僕の進む道は、医者になっても
世界を渡り歩きたいと思っていた夢は
その時点で持ち続けていたんですね。
医学者として
世界で活躍する医者になろうと決心したのですが
僕はなぜか
臨床医になるのは
夢の夢と思ってたのでしょう。
ひと言でいうなら
サラリーマン家庭でもなれる
医者の道を歩くことを決めたんですね。
まだまだ迷いの多い決断でしたが
魂もこの決心にちょっとほっとしていたのでは?
カテゴリー: 私信
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先輩医師の死
知らせは突然だった。
メールが届いた時には
忘れられない名前なのに
本当に先輩の名前なのか
わからなくなるぐらい
混乱していた自分がいた。
最後にあったのは
昨年春の小児科学会。
お昼のセッションで偶々出会い
一緒に昼食を摂ったのが最後だった。
研修医時代に
新生児医療に対して
文字通り一から教えていただいた
先輩医師。
その指導は
厳しくも、やさしさもあり
いつも僕を信じて指導してくれた。
最後にお会いした時も
そのお人柄は
当時とは全く変わらなかった。
その先輩が、もういない。
その先輩の死が信じられず
生きている証を捜そうと
HPを訪問した。
すると、そこには最後のお知らせが。
そこには病気療養のため
今週末でしばらく休診すると。
そして
休診予告の日が
亡くなった日だった。
亡くなる直前まで
病と戦いながら
こどもたちの診療に当たっていたのだ。
文字通り
いのちの削りながら
過ごされていたのだ。
その生き様を知って
僕にこのように最後まで
小児科医として生きていくことを
教えて下さった先輩医師。
本当に大きなことを
教えて下さった先輩。
ありがとうございます。
ご冥福をお祈り申し上げます
合掌
カテゴリー: 私信
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かぜ
朝晩冷えていくと
咳、鼻水、熱と風邪ひきさんの受診が増えます。
誰でも知ってる風邪という病気。
でも、風邪というどんな病気なのがわかりにくいです。
今日は正しく風邪を理解していただけば
あわてなくていいかもです。
そこで、今日は風邪についてお話しします。
こどもはよく風邪をひきます。
年に5,6回はひくともいわれています。
よくある病名なので
くしゃみ、鼻水、のどの痛み、咳、熱、頭痛、だるい、食欲がない
などの症状があると
誰もが、あら、風邪ひいたかな?と思います。
でも
この症状って風邪に特有な症状ではありません。
なぜ、どうしてすぐ風邪と思ってしまうのでしょうか?
風邪の正式には
”風邪症候群”という病名です
症候群というのは
様々な原因で似た症状が泡われて、
大体同じような経過をたどる病気をまとめて
症候群と言います。
原因は様々でも、症状は同じ病気のことだと言えます。
風邪の原因の8~9割以上は
インフルエンザ、パラインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス
ライノウイルス、エコーウイルスなど代表的なものでもこんなにありますが
その他にも多数あり
原因となるウイルスは400種類以上もあると言われます。
ですから
風邪は何度もひくということになります。
残りの1割は
最近、マイコプラズマ、クラミジアなどが原因です。
赤ちゃんや保育園に行き始めたおこさんが
良く風邪をひいてしまうのは
これまでに、風邪のウイルスにさらされなかったこと
集団生活で
こども達自身が様々な風邪のウイルスを持ち込むことで
何度も、風邪をひいてしまうことになります。
風邪は、ほとんどがウイルスが原因なので
細菌に対する薬である抗生剤は
ウイルスには効きません。
ウイルスを直接やっつけることはできないので
咳、鼻汁、熱などの症状を和らげる治療が中心になります。
風邪の特効薬がないのは
こういう理由です。
こども達はすぐ風邪をもらってしまいます。
風邪のウイルスは
鼻、のど、気管支の粘膜で増えます。
そして、増えたウイルスが
くしゃみ、痰、咳、鼻汁にのって体の外に広がります。
抵抗力が落ちていると
感染した後に、またウイルスが増えて
症状を出してしまうことになるのです。
ですから
日頃から抵抗力をつけておくことが大事です。
特に冬は
気温が低く、乾燥しているので
風邪のウイルスは活発に活動し
身体が冷えると、呼吸器系の粘膜も血の巡りがわるくなり
抵抗力が落ちてしまいます。
日頃から
食事や水分を十分を摂ること
寒さに負けない体力作り
が大切になります。
またウイルスは
鼻水のついた指、ハンカチ、便などからうつるので
うがい、手洗いは
とても大切なことです。
風邪は
何度もひいて、強くなっていくもの。
風邪をひいたことに
一喜一憂せず
日頃からの体力作り、生活習慣が大切なのかもしれません。
カテゴリー: 真実の医療
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