投稿者「santa」のアーカイブ
一つ目小僧が一つ目なのは
「ゲゲゲの鬼太郎」などの
妖怪漫画を多く遺している
水木しげる氏の短編漫画「一つ目小僧」に
次のような科白があります。
「猫や犬も人間ほど
心配してはいないようすなのは・・・」
「人間には目がふたつあるので
未来と過去を考えて心配が絶えないが
一つ目小僧は
こどものように今しか見えないから
苦労がない」というのです。
年取って
視力が落ちたり
耳が遠くなるのは
いく末を案じて不安にならないように
周りが見えすぎないように
目の前のことに集中できるような
からだの計らいなのかもしれません。
年取って
認知症になるのも
こどもや犬猫のように
いましかなくなるので
わずわさも消しさってしまうためかもしれません。
もしかして
認知症は病気と考えるのではなく
自然の恵みなのかもしれません。
市販薬の使い方
長く症状が続いている患者さんは
市販薬で様子をみていましたとおっしゃる方は
目立ちます。
そして、市販薬を飲んでよかったですか?
病院でもらったお薬と一緒に市販薬を飲んでしまった
など、市販薬について
心配される方も多くいらっしゃいます。
最近はドラッグストアーだけでなく、コンビニでも
迷うぐらい多種多様な
薬が手軽に買えるようになりました。
市販薬は
味、飲み方、成分など
とてもよく考えられたお薬です。
とっても便利な薬ですが
患者さんの判断で飲むことも多く
使い方を間違えると、大変なことになります。
だから、
今回は市販薬と病院でもらう薬の違いを
よく知ってもらいたいと思います。
病院でもらう薬と市販薬の一番の大きな違いは
病院の薬は
1人1人の患者さんの症状に合わせて処方されているので
患者さんのために、医者が考え抜いた
一番ベストな薬だということです。
それに対して市販薬は
色んな症状の人でも飲めるように
多くの成分が混ぜてあるので
患者さんにとって必要でない成分も含まれることになります。
また
薬は、飲み方、使い方をを間違えると毒にもなります。
病院の薬は、
患者さんのためだけに成分も量も考えられてるので安全です。
市販薬は
多くの方が飲まれることになるので
安全性を考えて、
どうしても成分量が少なくなります。
成分量が少ないと、効果が弱くなることになります。
また
市販薬の成分を見ると、
時折り強力な成分が含まれてることがあります。
例えば
咳を止めようと強力な中枢性の咳止めの成分が入っていたり
気管支拡張剤が入っていて、人によっては心臓がどきどきしたり
鼻水はとまるけど、眠気が来る成分
その興奮作用によって、覚醒作用が強い成分が入っていたり
使い続けると、副作用に気を付けないといけない
危険な成分が含まれていることもあります。
市販薬は
病院が空いていない時や
風邪の初期治療薬として
緊急時として使われるのは、いいかもしれません。
ただ市販薬は
安全性重視で、治りにくい
長く飲むと、
薬事態の体に対する負担
診断が遅れてこじらせてしまう
などリスクが高まります。
2,3日しても改善しない時は
病院に行って診察を受けましょう。
武士も大切にした神様を敬う精神
「神は人の敬いに依りて威を増し
人は神の徳に依りて運を添う」
これは、武士の政権の最初の法律
「御成敗式目」の第一条。
鎌倉幕府が
大事にしていたのは
「神様を敬う精神」だったことが
わかります。
武士の神様を敬うほどに力が増し
神様の力で運もよくなると
考えていたのでしょう。
また武士の世の中を生きると言うことは
自分のいのちが
明日にはどうなるか
わからないという
時代背景もあるから
明日はどうなるかわからないから
少しでも長くそしてよく生きられるように
神様を敬ったのでしょう。
現代にいきる自分も
武士の時代のように
理不尽なかたちで
いのちが終わることは少ないけど
まったくないわけではない。
だから
現代に生きる我々も
神を敬って生きていくのがいいのでしょう。
熱が下がった後
【
熱が下がった後、夜になったら咳がひどいんです。
夜になったら熱が出たんですと
心配されて受診される方多いです。
せっかく熱が下がって元気になったと思ったら
その夜、熱がまたでたり咳がひどくなったり
どこかスッキリ治らなくて
またあわてて病院を受診するってことないですか?
実は熱が下がった後、
スッキリ治ってあわてないためのコツがあるんです。
それは、
“熱が下がった後こそ安静に、無理しないで”ってことです。
熱は下がったのに、どうして安静なの?
熱が下がっても、実はまだ治ってない?
その訳は・・・・
実は、
僕は診察の時に聴診などの西洋医学的診察だけでなく
脈を見たり、漢方学的な診察を行ってます。
漢方学的診察がまだ治ってないことを教えてくれるんです。
例えば発熱で来院された患者さん。
問診の後
西洋学的な診察なら、聴診して触診して、喉を見て
のどが赤いので風邪ですね・・・て言われるでしょう。
漢方学的診察では、これに加えて脈の状態を診ます。
熱が出てる時は、脈がビンビン跳ねるように強く打ってます。
この時は全身が強く反応して
からだ全体で病気と戦ってる状態ってことを教えてくれます。
ですから、動けないほどつらいので
この時期はさすがに、ぐったりしています。
そして、熱が下がってくると
西洋医学の診察では、のどの赤みが減って、本人も元気になったので
治って良かったですねとなります。
でも、熱が下がった時の脈を診ると
まだ正常じゃないんです。
軽く触っただけでは脈は弱く、強く圧迫しないと脈が触れません。
これは見た目元気だけど
この時期は、病気と戦った後なので、全身ボロボロ体力も落ちています。
ダメージを受けている身体を修復してる時期だと教えてくれます。
ですから
この時期の身体ってとっても弱いんです。
昼間元気でも、すぐ体力消耗してしまって
体力が落ちてるので、別の感染をもらいやすいので
夜微熱がでたり、咳がひどく出たりするんですね。
熱が下がった回復期も
まだ安静にして、
少しでも早く体力を回復しないといけない時期なんです。
ここで無理をしてしまうと、中々治らないんです。
熱がある時は、熱のおかげで無理せず安静にできます。
ただ、回復期には
熱が下がった分だけ、身体が楽になった気がするから
子供は走り回ったりしちゃうけど
おとなも無理して仕事しては実はダメなんです。
意識して安静に努めないと
体力回復が妨げられ
中々症状がおさまらないということになります。
ですから
治りかけこそ、安静を意識してくださいね。
それが、スッキリ治るコツなんです。
☆ 今日は3歳半健診でした。
元気なこともだちにたくさんに会えるから、
健診は大好きです。こどもの笑顔が大好き。
初めて会って、なく子もいるけど、
僕は会えたことがうれしくてニコニコです。
外遊びの効能
最近外で遊ぶこどもは少なくなったけど
外遊びで
3つのこどもの能力を伸ばすことが出来ると
言われています。
①視力
こどもが外で遊ぶ時間が長いと
遠くの景色や手元を見比べる機会が長くなり
禁止の発症率が低くなるそうです。
②運動能力
全身の筋肉を動かし、多様な動きが出来ることで、
自己肯定感が高まるといううのです。
③言葉の力
例えば、周りの人と
いろいろな四季折々の自然と触れた時
単なる風えお感じた時
冷たい風、爽やかな風、強い風など
色んなかぜの状態があることを知り
それを周りの人に言葉で伝えようとする。
その時の体験を語り合うことで
自己体験とのちがいや共通点を見分けることで
ことばのセンスが磨かれていくのです。
外遊びには
ゲームなどの室内遊びでは
得られないものがあります。
こどもは
時間、場所をみつけて
外で遊んでもらいたいものです。
突発性発疹症
先週末熱で受診した8ヶ月の赤ちゃん。
熱が下がった後発疹が出たので心配されて受診されました。
診断は“突発性発疹症”でした。
突発性発疹症は、
突然高熱が続き
熱が下がったと思ってホッとしたところに
全身に広がる発疹が出現するので
初めてのママ、パパにとって、
赤ちゃんが重い病気にかかっんじゃないかと
あわててしまう病気です。
そこで、今日は“突発性発疹症”についてです。
突発性発疹症は
お母さんからもらった抗体がなくなる
生後6ヶ月から12ヶ月くらいにかかることが多く
2歳までにの7,8割の子供達がかかります。
赤ちゃんにとっては、最初の発熱であることも多く
お母さんが戸惑う病気のひとつです。
突発性発疹症はウイルスによる病気です
ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)によるものが多く、
最近ヒトヘルペスウイルス7型(HHV-7)も
原因ウイルスであることがわかってきました。
ウイルスによっては2回かかることもあります。
ウイルスの病気なので
特効薬はありません。
熱が高くて、機嫌が悪ければ解熱剤を使う程度です。
突発性発疹症の症状は
突然39℃~40℃の熱が3、4日でますが、
割と機嫌も良く元気で食欲もあります。
診察しても少しのどの赤みがある程度。
熱が下がった後の発疹が、身体から顔と全身に広がります。
はしかや風疹の発疹にも似ているので
発疹をみてびっくりします。
ただ3~4日で色素沈着も残さずきれいに治ります。
この時期に軽くうんちがやや柔らかくなることもありますが
そんなにひどくなりません。
まれにけいれんや、脳炎を起こすことはあります。
突発性発疹症は
一般的には高熱、発疹など症状は派手ですが、
全身状態も悪くなることもなく
比較的軽症な病気ということになります。
但し、熱がある時は
特に生まれて初めての熱には
”突発性発疹症”以外にも重症の病気もあります。
初めて熱を出したときは、
必ず小児科医にかかりましょう。
そして
突発性発疹症の可能性があっても
水分補給ができないなど元気がない時は
もう一度診察を受けましょう。
熱が下がり、発疹が出て
突発性発疹症だとわかれば、
きっと、パパ、ママとも
よかったよかったと手を取り合うことでしょう。
実は、突発性発疹に罹るころから
こどもたちは、よく熱を出すようになります。
突発性発疹症は
これから色々病気をして大きくなるけど
パパ、ママびっくりしないで、あわてないで
僕達を見ててねという
赤ちゃんからのメッセージなのかもしれません。
子育てはぶっつけ本番
妊娠がわかって
こどもが生まれるまで
10か月近くの日々があリます。
妊娠期間中
赤ちゃんを迎える準備をするでしょう。
育児書を読んで
必要なものを購入したり
先輩ママさん達の話を聞いて
生まれた後のことを
考えたり、シュミレーションをする
ことでしょう。
でも、実際、赤ちゃんが生まれると
実際思ってたことと違ったり
思いもかけないことが起こったり
戸惑うことばかりでしょう。
子育ては
練習期間はなく
一発勝負のぶっつけ本番です。
そして困ったことに
初めてだからと知らん顔したり
逃げ出したりすることもできない
とても過酷な仕事でもあるのです。
苦しくて
どうしていいのかわからず
惨めになったり、泣きたくなることもあるでしょう。
そんな時
自分がどう感じているのか
自分自身で感じてわかってあげることが大事なんです。
今の自分の大変だという気持ち
誰もわかってくれないとしても
あなた自身が
自分の気持ちを素直にわかって、受け入れるだけでも
あなたの気持ちは楽になって
次の行動に移れるはずです。
子育ては
苦しいことばかりではありません。
予想しなかったような
喜びを感じることだってあります。
その時は思いっきりこころから喜びましょう。
喜びも悲しみも
全て受け入れることが
あなたをもっとしあわせなしてくれるのです。
ネット情報
最近、「⚪︎⚪︎の病気じゃないでしょうか?」と
受診される方が増えています。
身体の調子が悪いと病院にかかる前に、
気になる症状をインターネットで検索して
当てはまる病気を予想されて来院されます。
昨日も1ヶ月のお孫さんが、発熱と発疹のため入院していて
ウイルス性の感染で、
好中球も減少したのも今回の原因だったとか。
好中球の減少?って聞くと
血液疾患?慢性?急性?の疾患?、これから感染に注意?など
いろんな事が頭に浮かびます。
このおばあちゃんも心配になって
ネットで好中球減少について調べたそうです。
でも、不安が大きくなって相談に来られました。
ネットの情報って
手軽に調べられて便利だけど注意、
使うに当たっての心構えが必要。
そこで
今回は、ネットの情報であわてないために。
ネット上の症状と診断の解説って
どれくらい正しいと思いますか?
ハーバード大学の調査によると
症状のある人に23の健康サイトで検索してもらい
自己診断をしてもらいました。
1つ目の診断情報が正しかったのは34%、
上位20件の診断を見ても60%しかあがりませんでした。
という報告がありました。
ネットで診断に至るのは、難しいことがわかります。
ですからネット情報には注意ですね。
ネット情報を見る時の注意点です。
①情報発信者が誰であるかをみましょう。
医療情報なら、病院名、医者名など責任ある人が
書いてあるかをチェック。
②断定的に書かれているものは注意しましょう。
個人的意見の可能性が強く、検索者に当てはまるかどうか
は不透明。
③特殊ケースが上位に上がってくることも多い。
日常ありふれたことは、情報になりにくいので、
非現実的な点が上位に上がりやすい。
④検索者の相談に直接乗ってるわけではない。
判断は全て検索者に委ねられてるので、
更に悩む原因になることもある。
このようにネットの情報は
検索者の悩みに直接答えているではなく
情報発信者の考えに左右され
判断は情報を受け取る側に全責任を委ねられています
実は、医者は、患者さんを診るときの思考回路は
インターネットで検索するように
頭のなかで色んな情報を引き出しています。
ただインターネットと違うのは
患者さん自身から情報を収集して
起こりそうなことから、順番に慎重に様々な可能性
も考えていること
そして判断していることです。
医者は
この鑑別を広く冷静にできることが求められています。
ですから
医者は日々勉強しなければならないし
また、日々目の前の患者さんから多くのことを
学ばせてもらってます。
だから、謙虚な姿勢が必要です。
インターネットで調べた時
その内容に一喜一憂しがちですが、
やはり鵜呑みにはせず
参考にとどめた方がよいです。
実際の受診されたお孫さん
現在のお孫さんの情報がないので、
可能性などポイントについてお話しすることはできましたが
診断にはたどりつけませんでした。
気になることがあれば
病院に行くのがいいですね。
そして、なんでも相談できるかかりつけ医を
持つことが大事ですね。
ありのままに受け入れる
こどもを育てる時に
親として大事なことは
こどもをありのままに観察することです。
例えば
この子は
学校のテストではあまり褒められた
点数は採ってこなくても
その子の日々の行動をみていて
小さいこどものお世話をよくしていることに
気がつけば
「この子は勉強はできなくても
よく気がつく子だ」と
評価することができるからです。
もし、親が
学校の成績だけで
この子は勉強が出来ない子だと
評価してしまうと
こども自身も
勉強も出来ないダメな人間だと
思うようになり
本当に大人の評価したとおりの
おとなになってしまうです。
ですから
親に限らず
こどもに対して
決してレッテル貼りをしてはいけないのです。
よい面、悪い面があったとしても
評価せずに全てを受け入れるのが大事です。
実際言葉でその子の行動を
評価をするのは難しいことです。
ですから
こどもの行動がいいと思っても、悪いと思っても
評価せずに
ただしっかりハグしてあげればいいのです。
こどもを評価する必要はないのです。
いい、悪いと思っても
こどもの全てをハグして受け止めてあげて下さい。
素直な心で現代医学を見る
“医学の教科書に書いてあることの半分は
将来、間違っていることが証明される”
今まで学んできたことを信じ切って
実際の診療にあたると
患者を治すどころか、逆に害することにもなる。
これは1935年から1945年にかけて
ハーバード大学の医学部長であった
シドニー・パウエル医師が
医学部の卒業式で
学生を戒めた言葉。
真理は常に更新され続ける。
今、真実だと思ったことが
実は真実ではなかった
ということがきっと起こることもある
医学の領域においても
病気がなぜなくならないの?
病気がなぜ治らないのか?
現代医学が
まだ未熟だから?
今まで学ばなかったことの中
現代医療が気がつかないところに
真実があるからかもしれない。
真実に気づいたとき
素直に受け入れ
直ちに軌道修正することが
科学の世界、そして医学にも必要なこと
今の医療だけでは
人々は健康にもしあわせにはなれない。
医療も変わる時が来ている。
真実の医療を実践するために
ナチュラルメディカルセンターを
10月に開設します
ナチュラルメディカルセンターで行う
心から健康と思える医療について
これからお話しさせていただければと思います。