今日の言葉」カテゴリーアーカイブ

拈華微笑(ねんげみしょう)

これは、仏教の言葉です。

ある時お釈迦様のご説法を聞こうと
集まっていました。
でも、お釈迦様は何一つ語られず
ただ、無言のまま一輪の花を高く掲げたのです。
その姿をみてみんな戸惑っていると
お弟子さんの一人だけ
それをみて微笑んだのです。
その微笑みを見て
お釈迦様は「今、教えが伝わったのと
その弟子摩訶迦葉(まかかしょう)を
後継者に決めた
という逸話に基づいた言葉です。

本当に大切なものは
言葉ではなく、心から心にしか
伝わらないことを
表した言葉でしょう。

2500年以上前の
お釈迦様の教えは
多く、そして深くあります。
その教えを言葉で説明したら
どれだけ時間が合っても足りない。
だけど
心と心が通じていれば
花一輪で全てを語ることができることを
この言葉は教えているのでしょう。

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夢は夢にあらず

これは
歌手谷村新司さんが遺した言葉。

夢は
それを夢だと思った時に
幻となって消えてしまう。
夢を夢だと思っているうちは
夢のままで終わるというのです。

そうだと思います。
夢は必ず叶うと思わないと
夢は夢のままで終わってしまう。

そのことを教えてくれる言葉です。

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キューリ夫人 天才科学者の愛と情熱

という映画を観た。
キューリ夫人といえば
ノーベル賞を二度授賞
一度は夫婦で、そして二度目は夫人単独で
授賞された
まさにリケ女の鏡といううか最先鋒の方
という印象があった。
確かこどもの時に読んだ偉人伝を読んだはずだけど
この程度の印象しかなかった。

そこで、今回
どんな功績があるのか、人生の歩みも知りたくて
改めて伝記映画を観た。

思っていた通り
意志の強い、プライドも高い
真実を追究することに信念をもつ
女性として描かれていました。

でも、その中で
こどもの伝記には描かれなかったこと。
科学の発展が
人々のしあわせのためではなく
戦争などの平和を脅かすことに
使われることを嘆いたり。
スキャンダルに巻き込まれ
誹謗中傷に悩まされ
精神的肉体的苦悩を味わされていた。

最後は
持ち運びができるX線装置を作り
実際戦地に自ら赴き
医療者ではないけど
人道的支援も行った姿が
描かれていた。

科学を追求するためには
鋼鉄のような強い意志が必要だとともに
自分の発見が
人類の竹に使われるかどうかを
その後を愛のために使われているかに
常に目を光らせて行かなければいけない使命がある
ことを
キューリ夫人、そしてこの映画は伝えてくれた。

ここからは予断だが
女性であることで
きちんと評価してくれない時代の波に苦しんだ人生。
きっと、キューリ夫人と呼ばれることに
当時は抵抗したと想像します。
今も、世界中にキューリ夫人と呼ばれることに
こだわらず
やさしいまなざしでこの世の行く末を
見守ってくれている気がします。

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一華五葉

この言葉は
禅の達磨大師の言葉。

「人には、元々仏心をもっている
だから、そのことに気づけば
心の中にあった
仏心の5枚の花びらが開き
悟りが成就する」
という言葉。

座禅をすることは
自分の心にある仏心に
気づき、アプローチできた時に
自身が進歩、成長を感じる。

そして、そのことが
自分自身の持ち味となり
自分らしく生きることができるようになる。

口で言うのは簡単だが
実際には難しいことなのだけど
これは真実だと思う。
ここに気づけば誰もがしあわせに生きる
ことができるのです。

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達磨安心

人間の心には不安の気持ちは
いつでも生まれてしまいます。
この不安の気持ちがなければ
どんなに楽に生きられることか。・・・と思いませんか?

これは僕たちの悩みではなく
先人達も悩ましたことなのです。
不安の乗り越え方について
「達磨安心」という禅語があるので
ご紹介しようと思います。

禅宗の開祖・達磨大使とその弟子慧可禅師との
問答がもとになっています。

達磨大師が壁に向かって座禅をしているところに
弟子の慧可禅師がやってきて
「わたしの心は不安で不安でどうしても安心できません。
どうか安心させて下さい」と懇願した時
達磨大師は
「わかった。
それでは、おまえの不安とやらを
ここにもっておいで。そうしたら安心させてやろう」
慧可禅師は懸命に不安を探しますが
どこを探しても、どうしても見つかりません。
しかたなく、そのことを師に告げると
こんな答えが返ってきましyた。
「さあ、もう、おまえの心を安心させてやったよ。」と。

この悩みは
不安に実態はない。
それは自分のこころが創り出しているに過ぎない
ということなんです。

そのことに気づいた瞬間
悩みのほとんどはなくなってしまうのです。

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こどものほうへ

八木重吉の詩に
「てくてくと
こどものほうへ
もどってゆこう」
という詩がある。

この詩を作者が
どんな心境で書いたかはわからないけど
年取った姿が目に浮かぶ。

その人は老人で
シワシワの顔だけど
穏やかな表情で眠っているよう。
その日に焼けたシワの多い顔、手から
きっと、家族のためにはたらいてきたのだろう。
時折、ベットの横に
幼いこどもがくる。
そして、お母さんに
おじいちゃんの好きな春の小川を謳ってあげてと
促されたこどもは
素直に、おじいちゃんの耳元で
春の小川を歌い出す。
すると
その老人は何かを思い出したように
遠くを見つめ
言葉にならない雄叫びのような
大きな声を上げだして
その声を聞いてびっくりして
家族が集まると
安心したように
穏やかな表情で眠るように・・・
寝息をあげるのです。

人は
こどもとして
あの世に帰っていくのかもしれません。

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粘土になって生きる

先日今大人気の俳人夏井いつきさんの
仕事を全面的にサポートされている
夏井さんのご主人・兼光さんの
なれそめと現在を特集した番組をみた。

離婚を経験した夏井さんを
最初は句にほれ夏井さんの句会に参加し出した
兼光さん。
何度もお会いして、サポートをしているうちに
両者に愛が芽生え
兼光さんが求婚しても
夏井さんは、二度と結婚はしないと
頑なに決めていて、その意志は強く
結婚しない理由を次々に兼光さんに投げつけたが
それでもいい・・・と打破していった兼光さん。
そのうち、全面的に
俳人夏井さつきを支えると言うことで
結婚したふたり。

夏井さんの俳句のために
二人三脚の結婚生活がはじまり
今の夏井さんがお二人の関係をきかれた時の答えが
「彼は粘土です」と言う答え。

粘土?
そう粘土
身体やこころの足りない部分、見にくい部分の
形を補い、形を整えてくれる粘土のような存在。
つまり
わたしの足りない部分を全て補ってくれる
粘土のような存在、
それが
ご主人の兼光さんの存在だと。

素晴らしい夫婦の形だと
感動したしだいです。

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夜がある理由

僕たちは
日が昇る朝を迎えると起き
日中は働いたり、学んだり
あらゆる生きるための活動をし
日が沈み、夜を迎えると
徐々に活動を止め
眠ってからだを休め
明日の活動の準備をします。

夜型の人もいるかもしれませんが
基本的には、このような生活をしている人が
ほとんどでしょう。

人間は
本来、日の出とともに起きて
日の入りとともに寝る。ということで
休息をしっかりとることで
元気をもらっているのです。

そう考えると
夜があることって、とても大切なんです。
暗くなり始めると
もうかつどうをやめる支度を
身体がそしてこころも始めます。
それまでしていた仕事が終わってなくても
もうやめて、明日また頑張ろうと
思うことも多いでしょう。

つまり
夜があることで
僕たちの生活がうまく流れるのです。
夜があるから
僕たちの生活にメリハリがつくのです。

でも、現代は
夜になっても、灯りをつけて
やろうと思えば
作業を続けることは可能です。
それを続けることは
人間本来の姿ではないから・・・
健康を害することになるのです。

なぜ、夜があるのかを考えると
今日を大切に生きられるようになりませんか?

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過去を大事に

過去に起こったことに
とらわれれすぎていると
前に進めないないことは
人生の中で経験することは
よくあります。

過去を振り返るな・・・と
言う人もいます。

でも過去の出来事は
確かに自分が生きてきた道であるのは
確かなこと。

だから過去のことに
囚われるのではなく
大切にして生きて行くことが大事なのです。

「過去をないがしろにした現在から
人間らしさを大切にする
未来は生まれてこないのです。」

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最初に学ばないといけないこと

こどもの時から
僕たちはおとなから、
社会生活を送るために大切な
様々なことを教えてもらって
その教えを身につけて
社会に踏み出しました。

お友達の悪口は言わない。
挨拶をしましょう。
人の嫌がることはしてはいけない
など多くのことを学びました。
その学びは社会に溶け込むため
孤独にならないための業ではあるけど
そのために
あなたのこころが孤独を感じてしまう
ことがあるかもしれません。

自分のこころが孤独を感じてしまうと
誰にも愛情を捧げることは
難しくなります。

だから、一番最初に学ぶことは
自分自身の一番のファンになること
自分自身に一番愛情を注ぐことなのかも
しれません。

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