今日の言葉」カテゴリーアーカイブ

艱難(かんなん)、汝を玉にす

ということわざがあります、

痛みが大きいほど
学びも大きくなるという意味です。

人生は、よく旅に例えられます。
目的地に向かううちに
困難をのりこえて、その度に学び、成長し
目的地にたどり着いた時には
今までとは
全く異なる自分に
なっている、ならなくてはいけないのが
人生だというのです。

人生で出会う困難は
実は全て学習のための教材だということです。

困難に直面した時
ただこの困難を避けようとするだけで
何も学ぼうとしないでは
もったいない。
折角の成長のチャンスを逃してしまうことになります。
困難を困難としか考えないと
その困難はただ辛いだけのものになります。

その困難から抜け出したいなら
その困難な状況になった時
まずは謙虚に、素直にその状況を受け入れることが
大事なのだと思います。

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離見の県

この言葉は
室町時代に活躍した能楽師である世阿弥が
書き残した「風姿花伝」にある
言葉です。

この言葉の意味を世阿弥は
「演者が自らのからだを離れて
客観的な目線を持ち、
あらゆる方向から
自分の見る大切さ」を語っています。

つまり
いい演技を行うために
自分自身の演技にだけ集中すればいい
ということではなく
周りを見わたし
前からも、後ろからも、斜めからなど
多くの角度から見てみなさい。
全体の中から自分の立ち位置を
確認しなさいという言葉だと
理解しました。

そして
この言葉を聞き考えると
僕たちのからだについても同じ。
様々な角度から今のからだを見て
周りとの関係性も理解し
状態を把握し
診断、治療に当たらないといけないことを
改めて気づかされた言葉です。

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無駄な時間も必要

人生には無駄なことはない。
全て自分に起こったことは
自分にとって必要なことなのです。

車のハンドルにもアクセルにもブレーキにも
無駄と思われる遊びがあります。
その遊びがなければ
あなたの運転する車は急に曲がったり、止まったり
自分の意志以外の働きをし始めることでしょう。

人生にとって無駄なことは
ひょっとして回り道をしているように
思えるかもしれませんが
あなたの気持ちに余裕を持たせるために
あなたの視野を広げて
より安全に確実に生きる道を
気づくことができるのです。

人生には回り道が必要なこともあります。
その回り道を歩いたおかげで
今まで気づかなかった風景に気がつけるのです。

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お陰様

「おかげさま」を漢字で書くと
「御陰様」と書きます。
そして、おかげさまという言葉は
一般的には、感謝の気持ちを表した
言葉として使います。

御陰様でいう
感謝の相手は誰なのでしょう?

この言葉が表している
感謝の相手は
自分が気づかないだけで
表に現れず、陰となって支えてくれる人が
いるのだということを伝えてくれている
言葉だと思うのです。

自分の気づけない形で
応援している人を気づくのは
現実的には難しいし
中々難しいです。

あなたを直接応援してくれていなくても
悪口をいったり
足を引っ張っているような人でも
角度を変えてみれば
あなたの成功の力になってるかもしれません。

そして、なんといっても忘れてはいけないのは
あなた自身のからだです。
あなたのからだの中の細胞のひとつひとつが
あなたの成功の力になってたのは
間違いありません。
少し、スピリチュアルな見方かもしれませんが
両親、祖父母だけでなく
全てのご先祖様があなたのことを
陰ながら支えてくれていたかもしれません。

人は
自分自身で気づかないくらいの人たちに
支えられて生きているのだと思います。
だから見ぬものに対しても
感謝の気持ちを忘れないように
「御陰様」の気持ちを常に持ち続けねばいけないのです。

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お任せしよう

お釈迦様は
人間の苦しみの根源は
「生・老・病・死」であると感じ
その苦しみから人を救おうと
修行され、仏教を開いたといいます。

考えるてみると
生きている限り
この4つの苦しみから逃れることはできず
僕も苦しんでいますし
苦しみに襲われることもあります。

この4つの苦しみから逃れることはできません。
生きている限り病気にもなります。
でも病気を克服して健康になったとしても
健康になったからといって
自分が変わったわけではなく
健康の時も、病気の時も
更に生きることも、死ぬ瞬間まで
全てが僕のいのちなのです。

ですから
全て受け入れることは
自分が自分らしく生きて行くことだと思います。

ですから
「生・老・病・死」だけでなく
人生でいいことも悪いこともおこっても
全てが自分の人生。
生きられるのはお釈迦様のいうように
大きな存在のおかげであるなら
その存在に全てお任せして生きることができたら
全てのことが僕を優しく包みこんでくれるのです。

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精神力の磨き方

誰もが健康でありたいとともに
精神力も強くしたい、磨きたいという人は
多いことでしょう。

精神力が上がったなぁと感じる時って
どんな時ですか?
精神力があがると、どうなりますか?

精神力が上がっている時は
何かに集中できている時では
ないでしょうか?
精神力の源は
「好きなことをしていること」
「楽しんでいる」
ところにあるのではないでしょうか?

人生「好きなことをやっていけたら」
精神力もアップし
充実した人生を歩めるでしょう。

でもずっと長い時間楽しめるづけることって
そんなにたくさんないし
人は楽しいことになれてしまい
もっと楽しくなることを探そうとします。

そんな時
自分が楽しむだけでなく
周りの人が喜んでくれたり、褒めてくれたりすると
その笑顔が、言葉をもらうことで
楽しさが持続できるようになります。

ここに人の生きている本質を感じます。
ダライラマ法が
人間の本性は利他と慈悲のこころであり
これが僕たちの魂の正体だといっています。
だから
利他の行動を起こすと、
自然にこころ、魂が反応するのです。
そして同時にこころも魂も、精神力も磨かれるのです。

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挫折は人生の折り返し点

人生は順調な時ばかりではない
失敗したり、病気になったり
どうしようかと悩み、苦しみ
これまでの人生を考え直さないといけない時が
誰にもあるでしょう。

そんな苦しい状況で味わう挫折は
振り返ってみると
人生の折り返し点、方向転換点に
なっていたことに気がつきます。

挫折の時にも
逃げることなく、その挫折に
正面から立ち向かっていくと
いつまでも挫折の苦しみが続くわけではなく
挫折の先にあるのは希望が見えてきます。
希望を感じたその瞬間に
あふれてくるのが感謝の気持ちです。

ですから
挫折を感じた時は
人間成長するチャンスをいただいているのです。
逃げずに、正面から立ち向かっていきましょう。

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愛と愛情とのちがい

愛と愛情という言葉は
似ている言葉ですが、全然違う言葉なのです。
愛と愛情のちがいを知って
愛を施さないと
相手に対する愛が思わぬ方向に進んでしまいます。

愛というのは
無条件で、しかも厳しいものなのです。
愛情は、愛の下に情という字が入っています。
無条件の愛だったことに
様々な気持ちが入ってしまうのが
愛情なのです。

愛の部分では
やってあげないほうがいいとわかっていても
かわいそうだから
助けたいからと情けをかけて
手を出しまうこともあるでしょう。

愛と愛情が身近でよく混同されるのは
子育ての部分でしょう。
かわいいから、かわいそうだから
自分と同じ思いはさせたくないから
みんなと違ったらかわいそうだから
困らせたくないから
・・・・・など愛の部分を超えて
自分の気持ち、思い込みをこめた
愛情をかけてしまう場面が多くなって、
からだの不調、精神面のダメージを
きたして受診するこども達が増えている気がします。

愛は基本厳しいものです。
愛と愛情のちがいを知り
情けをかけ過ぎないようにしましょう。

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転んだら起き上がればいい

人生には、成功することもあるけど
もちろん失敗することだってある。
逆に
成功だけの人生
失敗だけの人生はありません。

人生には
失敗もあるし、成功することもあります。

だから
人生を道に例えれば
人生転ぶことがあるります。

転ぶことがけっしていいことだとは思いません。
できれば転びたくないのもわかります。
が、人生には、小さな失敗は必ずあります。
失敗する度に
誰もがくよくよと落ち込みがちです。

でも、そんな時
人生に小さな転びまたは大きく転んだとしても
転んだら立ち上がればいいのです。

「人生とは転ぶものだ。
転んだら立ち上がればいい」
と思えば、毎日何が起きても
明るく生きていけますね。

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「みずから」と「おのずから」

「みずから」(自分から)という言葉と
「おのずから」(自然に)という言葉が
日本語にありますが
この言葉を漢字で書くと
同じ字「自ら」という漢字になります。

人は60兆にも及ぶ細胞から
僕たちの意志とは関係なく
「おのずから」の生きる力をもらって
僕たちは生きています。

そして、生きて行く力をもらった僕たちは
自分の意志で
「みずから」の人生を歩んで行けるのです。

自らの命を生きているようで
この字をどう読みますか?
この字をどう読んでも
僕の、あなたの人生は
そっと見守られている気がするのです。

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