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学校教育の現状と課題~地域でひとづくり~

防府市準倫理法人会のモーニングセミナーに参加防府市教育委員会委員長の杉山一茂氏の講演を聴いた
豊富な経験を通してみた
「学校教育の現状と課題」について話された。

教育はひとづくり。
①文化を継承すること
②夢ではなく、志をたてること
③人として、役に立つことをする
④いのちを大事にすること
・・・・これがひとづくり、こどもを育てることだと。

しかし、今
教育が乱れている

理想的な学校とは
♪だれが生徒か、先生か♪の”めだかの学校”的学校
なのか?
♪先生はむちをふりふり、生徒はお口をそろえて♪
”すずめの学校”的学校なのか?

今の社会はひとづくりの土台が崩れてる
リーダーがいない
社会だけでなく教員の世界も・・・・と嘆かれていた
だから、今こそ
地域のみんな一緒になって
ひとづくりをしましょう
・・・・・と力説された。

全く同感
地域の一員として、こども達の幸せな未来を育てたい。

別れ際に、少しお話させていただいた。
こどもと接してるから話はとどまりそうにない
熱い気持ち、同じ気持ちを持った方に会えて
ただただ、うれしかった
・・・・・今度またゆっくりお会いしたい・・・・・

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抗生剤長期内服の怖さ

山口県小児保健研究会に参加

「抗生物質長期投与により低血糖脳症を来した1例」
という興味深い発表があった。

「患者さんは1歳2か月の女の子
1か月前風邪のため抗生剤、風邪薬を内服していた
しかし入院4日前から発熱。
活気がなくなり、食事もほとんど摂取できなくなってた。
入院当日、10分程度の全身強直する痙攣が続き、
救急車で緊急入院された。

入院時の検査で
低血糖、脳波の異常、頭部MRIの異常
またカルニチンという代謝物質の異常低下
以上より
感染による二次的カルニチン欠乏症による低血糖脳症と診断
カルニチン投与され、
入院6日目より痙攣、意識障害が軽減し、
入院39日目に軽快退院した」
という症例

ちょっと難しい話だけど
予備能力が少ないこどもは
熱が出る時、体力消耗が多く
食べられないことで代謝障害が起きやすい
その代謝障害に拍車をかけるのが
ある種の抗生剤や抗ヒスタミン薬の長期投与。
・・・・・と言うことは知っていたが

抗生剤長期投与による怖さを改めて実感。

薬を飲まないと治らない病気はたくさんある
でも
飲み過ぎは・・・・
時として毒となってしまうこともある

漫然と薬の内服を続けていませんか?

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看護学校講義~思いを伝えたくて~

看護学生さんに
講義をさせていただく機会をいただいた

自分の担当は
皮膚疾患、耳鼻科疾患、眼科疾患、精神疾患、事故、虐待
他科のドクターやコメディカル、行政、教育関係の方々など
多くの人とスクラムを組んで取り組まないといけない分野。
内容も盛りだくさん・・・
これを3コマで終わるのは至難の業だった。

内容のボリュームの多さだけでなく
学生さんの
キラキラ輝いてる目を見ていると
自分の学生時代の時にフッと戻ってしまう
そして、
色々なことを伝えたくなる。

病気のことだけでなくて
今のこども達のこと、
ご家族が望んでること
病気に取り組む姿勢
こどもと接して感じる社会
・・・・・などなど
どんどん話が脱線してしまう。

教科書には載ってない
気持ちを伝えたくて・・・・・
そして、温かい看護師さんになってもらいたくて・・・・

無我夢中で話した3コマだった

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今年初のインフルエンザ発生~冬を元気に乗り切る対策を~

報道によると

「28日山口県周南市の幼稚園でインフルエンザの集団感染が発生
同日から3日間の学級閉鎖を決めたと発表された
この幼稚園は園児数127名。
27日、4クラスのうち1クラス(同31人)の園児8人が
インフルエンザに感染したと
インフルエンザ型はA型だが、新型かどうかは不明」

インフルエンザの流行は、2009年夏の流行を除けば
もっとも早い流行の報告となる。

ただ、インフルエンザの集団発生は例年12月から1月にかけてなので
この感染が、
拡大していくのか、一旦終息に向かうのか
・・・・・状況を見ていかなければなりません。

奇しくも明日からインフルエンザの予防接種が始まります。

ワクチンをいつ接種するか?
手洗い、うがいの励行など感染予防をしっかりする
そして健康管理をするべき
この冬を元気に過ごす準備、心構えはできていますか?
・・・・・・という警鐘なのかもしれない

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リカルボン錠~骨粗鬆症の最近の治療~

「骨粗鬆症の臨床~最近の考え方~」
山口県立医療センター 整形外科 田中浩先生
の講演を聴いた。

骨粗鬆症は、
骨量が減って、骨がカスカスになりもろくなって
骨折しやすくなる病気。
原因は
老化やカルシュウム不足、運動不足、喫煙や飲酒など
何が困る?
簡単に骨折してしまったり、腰の激痛がおこったり
腰が曲がって姿勢が悪くなると、内臓の機能が低下してします
高齢者では、
寝たきりや介護が必要な生活になってしまうことがあります
予防は
カルシュウムとビタミンDを積極的にとりましょう
日光浴をしましょう
適度な運動を心がけましょう
治療薬は
ビスホスホネート剤、選択的エストロゲン受容体作動薬
カルシトニン剤、カルシュウム剤、活性型ビタミンD3剤
ビタミンK2剤

そして 今回
日本で初めて4週に1回飲むタイプの薬
「リカルボン錠50㎎」が発売されました

4週間で一回でいい薬・・・って
患者さんにとって大変負担が少ない薬ですね
薬を飲んでいること、病気であることを忘れそう(笑)

だから
リカルボンの飲み忘れ防止対策も必要だし
意識して
カルシュウムの摂取などの食事のバランス
散歩やウォーキングなどの適度の運動
日光浴など
そして、定期検査も必要になるでしょう。

それにしても
またいい薬の誕生は喜ばしいですね

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ガーダシルの公費助成開始

子宮頸がん予防ワクチンのお話

9月15日から
サーバリックスに加え
「ガーダシル」も公費で接種できるようになりました

サーバリックスとガーダシルの違いは
サーバリックスはHPV-16、18のウイルスに効果がある
ガーダシルはHPV-16、18のウイルスに加えて
HPV-6、11のウイルスにも効果がある
ガーダシルに追加されたウイルスは、
尖圭コンジローマの原因ウイルスなので
予防できる疾患の幅が広がったことになります

子宮頸がんに対する予防効果は?
サーバリックス
HPVー16、18による中等度形成 98.4%(1/5449)
HPV-16、18による高度異形成 100%(0/5449)

ガーダシル
HPV-6、11、16、18による中等度形成
96.9%(2/5306)
HPV-6、11、16、18による膣/外陰上皮内腫瘍
100%(0/7900)
HPV-6、11、16、18による尖圭コンジローマ
100%(0/2261)
というわけで
子宮頸がんの前病変の予防効果に関してはほとんど一緒
という結論になります
どちらを接種するかは、
個々人、各医療機関の選択に委ねられています
世界的シェアーをみると約80%がガーダシルのようですが・・・・

ただ、どちらの予防接種をしても
大事なことは、
20歳から始まる子宮頸がん検診を必ず受けることですね

しかし
どちらを接種するかを選択するよりも深刻なことが・・・
現在の「子宮頸がんなどワクチン接種緊急促進事業」が
現時点では2012年3月で終了すること
その後の延長には法改正または予算編成が必要で
現在の東日本大震災・政治の混迷では先行きは全く不透明です
事業の延長がなされない場合には、
2012年以降の接種は自費になります。

サーバリックス、ガーダシルとも
接種開始から終了までには6か月を要します
接種を希望される方は
2011年9月末日までに初回接種を終了しましょう
特に高校2年生の公費負担は9月末日に接種しないと
その後は公費助成がないので、要注意です

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ポリオ予防接種開始~生ポリオワクチンVS不活化ポリオワクチン~

9月に入って、ポリオの予防接種が始まった。

しかし、新聞で
「ポリオ予防接種が低調。安全高い新ワクチン待つ動き」
の見出しが。

ポリオ不活化ワクチンが認可されるのを待って、
現行の経口生ポリオワクチンの接種を控えている
これまで9割以上の接種率だったのが、
昨年は7から8割に減少しているらしい。

現行の経口生ポリオワクチンの問題点は
①ウイルスが腸で増え、便中に排泄され
家族や周りの免疫のない方にポリオが発症してしまう
ワクチン関連麻痺性ポリオの危険がある
ということです。

確かに危険な面もあるのですが
①痛くない
②アナフィラキシーショックを起こしにくい
③発展途上国など不衛生なところであっても、比較的手軽に接種できる
・・・・・など、
利点もあるのは、確かです。

それに対して
ワクチン関連麻痺性ポリオの危険はなく
期待が大きい不活化ポリオワクチンですが
ただ、
①注射で頻回接種になるので、他の予防接種も含めると
かなりの時間的、体力的負担になること
②皮下または筋肉注射であるために
注射に伴う痛み、アナフィラキシーなどの可能性があること

この不活化ワクチンが認可されれば、
すべて解決ということではないです
今後
DPTなどと組み合わせたワクチンの開発
安全な経口ポリオワクチン開発
または点鼻ワクチンなど新しい形態のワクチンの開発
など
さらなる進化を期待してます

現在、接種すべき予防接種が増えています
同時接種方法も含め
接種側に決断を迫られることが多くなってきました。

100%安全確実な方法は残念ながらありません。
ただ
こども達が病気をせずに、そしてご家族が安心して過ごせるように
最良最善の方法を考えていこうと思います

ご不安なことがあったら、すべてお聞きください
その不安を解決できた予防接種が
一番安全な予防接種でなないでしょうか

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防府駅前清掃活動~防府市準倫理法人会のメンバーと~

6時に防府駅に集合。

早速駅周辺の清掃に出発

みんな、目をギラギラさせて
まるで宝探しをするかのように、ごみを探してる。
道端は意外ときれいだけど・・・・

植木の中から、ごろごろ、ザックザックごみが出てくる。
ポイ捨てより、人目につかないところに捨ててしまうのが
人間の本能なんだなぁ。・・・・きっと。

原田会長自ら、率先して、ごみ拾い。
気が付くと・・・道路にでてて・・・・車に気を付けてくださいよ~~~~
駅周りをぐるーーーっと一周。

きれいになった駅前で
ちょっと、記念撮影。パチっ
きっかり一時間かけて、清掃。
防府駅はやっぱり玄関口
いつも気持ちよくお迎えできたるようにしとかなくちゃね。

最後に原田会長のあいさつ
朝の空気がどこかいつもよりも清々しく感じ
集まったひとりひとりの顔
みんな、汗をかいてるけど
・・・・どこかスッキリした顔に感じたのは、僕だけ?

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華浦盆踊り大会

陽が沈むころ・・・華浦小学校のグランドへ。
グランドからにぎやかな歌声が流れてくる。
太鼓の音も聞こえてくる。
自然と早足になる。

校庭の真ん中に大きな矢倉
矢倉の周りでみんな踊ってる

初めて見る華浦音頭。
踊り方もわからないけど・・・
踊ってる方に誘われるままに踊りの輪へ。
一つ一つ丁寧に音楽に合わせてくれるご婦人のおかげで
だんだん、踊れるようになり
・・・・最後は、楽しくて、自然に笑みがこぼれる。

踊るだけでなく
休憩の時にアイスキャンディーがもらえる。
ワクワクの抽選会もある。
笑い通しのひととき
楽しい時間は・・・・いつものように、すぐすぎていく

お年寄りも、おとなの方も、こどもたちも
みんなが手を取り合って楽しんでる盆踊り大会。
とても温かい盆踊り大会。

もちろん楽しいだけじゃない
今年お亡くなりになった方々をお祀りされてる。
楽しく、温かい地区の方々に送られて
ご先祖様もきっと喜ばれてるはず。

日本の伝統行事
いつまでも続いてほしい行事
大切にしたい行事。

ほっこり、手をつないで
静かになった校庭を後にした。

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心も、体もピッカピカ!?

今日はお掃除の日
さあ、お掃除開始。

床のモップをかけて、そしてワックスをかけて・・・

窓も一枚一枚、丁寧に拭いてもらって・・・・

あ~~~ッ、あぶないよ~~~~
危険も顧みず・・・・
安全には最新の注意をはらって・・・・

手の届かないところまで
しっかりお掃除 
30℃を超える猛暑の中の作業。
とても大変だったと思います。
さすが・・・・プロだ
自分は何もしないで、写真ばっかりとってて・・・すみませんおかげさまで
どこも、ここも、ピッカピッカ~~~~
ありがとうございました

ピカピカになった病院を見まわし。
開院時の気持ちを再確認。
そして、次は自分の心磨きもしなくちゃ~~

お世話になった、ビークルーエッセさん。

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