今日の言葉」カテゴリーアーカイブ

十善法語

十善法語は
江戸時代の慈雲尊者という偉いお坊さんが
残した教えの中に
言葉にの四戒というのがあります。

不妄語ーでたらめを言ってはいけない
不悪口ー人の悪口を言ってはいけない
不両舌ー人に仲違いするようなことを言ってはいけない
不綺語ーおべんちゃらを言ってはいけない

この中で
3番目の不両舌というのが
目新しく、注意しないと思う。

いわゆる
その人の前ではいいことを言っても
影では悪口を言ったり
ある人には、その人のこと褒めていても
別の人には悪口を言ったり
いわゆる二枚舌な言葉だと思います。

言葉にも責任をもって
使わなければならないということですね。

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ことばは釘穴とおなじ

「ことばは釘穴と同じなんだ」
という言葉を聞いた。

つまり
人を責めたり、叱ったり、皮肉ったり・・・
人は色々ことばを発するけど
間違ったと言って
取り消したり謝ったりしても
相手の心には一度発した言葉は
しっかり残ってしまう。

そう
間違って打ち込んだ釘を抜いて
正しく打ち直しても
最初に打ち込んだ釘の穴が残るように。

何気なくいった言葉
冗談としていった言葉
感情的になっていってしまった言葉は
その人にとって本気でなかったとしても
一度発した言葉は
相手の心に届いてしまったら
元にもどせない。

言葉を発する時には
よく考えて発しないといけない。

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今を生きればいい

人間が後悔するのは
過去を思いだしてしまうから。
人間が不安になるのは
未来を考えてしまうから。

過去や未来ではなく
ただ今だけに意識をむければ
こころは満たされて
後悔や不安は弱まっていく。

今感じているものを
大事にして生きていけば
過去に悔いることも
未来を畏れることもはいはず。

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立つ鳥後を濁さず

人生の終末を考えた時
美しく人生を閉じたいと
誰もが思うと思います。
そのためには
人生の終末を意識し始めたら
できるだけ善行を積んだ方がいいと
思うのです、

つまり
立つ鳥後を濁さずというように
きれいな終わり方をした方が
人々の記憶の中で
美しく生き続けることができる
からです。

アメリカのイエール大学の
ジョージ・ニューマンは
人生のバイアスということを
言っています。

これは
例え若い時に、悪いことをしていたとしても
人生の終わりが立派であれば
その人は立派だったと受け止められるのです。
逆に
いくら死ぬまで立派なことをしていても
死ぬ間際に
悪事が発覚すれば
その人の評価が
地に落ちてしまうと言うことは
よく聞く話でもあります。

インドの独立の父といわれている
ガンジーも
若い頃は、やんちゃで知られていたようですが
こころ改めて
最後はインド国民のために
いのちまで捧げ、今でも
世界中から尊敬の念を送られている人物です。

人生の終盤にさしかかれば
善行を意識して生きていきましょう。

立つ鳥後を濁さず
終わりよければ全てよしなのです。

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聞き役に徹する

年を重ねていくと
それなりの経験をするので
その経験を
自分だけのものにするのではなく
この経験を人に、特に若い人に
伝えたくなり
ついつい多弁になってしまうこともあります。

でも
これから自分がどれだけのことが
経験できるかと言えば
どう頑張っても
これからの人生の時間や活力は
これまで通りにはいけないし
世の中には
自分が経験してないことを
山ほど経験している人がいる。

だからこれからは
多くの人の話に耳を傾け
聞き役に徹し
自分の経験とコラボしたら
大きな何かをまだまだ生まれるかもしれないと
思うのです。

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どうすればよかったか?

今年一発目に観た映画。
この映画は
医学部生が突然統合失調症を発症し
その後の家族を含めた人生を
家族が記録したドキュメンタル映画。

観た後の感想は
映画の監督が、家族が、そして何よりも
どうしたらよかったかと考えただろう本人
だけでなく
見終わった後も、自分自身も
どうすれば良かったのかと
思い気持ちにさせられた映画だった。

医者の家庭に生まれ
医者の道を歩み出した時に
突然発症した統合失調症。

医者である両親は
病気でないことを信じ
病気にさせられるのも怖れてなのか
病気受診を拒否し
もちろん専門的治療をもうけず
30年間自宅で
両親の監視の下
ひきこもった生活をしていた。

そして
彼女が治療のきっかけとなったのは
母親が認知症になり
母親の今後の生活を考え
彼女は初めて専門治療を受けた。
幸いに
治療法が見つかり
症状は改善したが
その後母親の認知症は進行し
平和な家族生活は長くは続かなかった。


母親、そして本人にも
病気のことをどう考え
どうすればよかったかと
確認する術はない。
ただ、現在生きている100歳を超える父親は
もしかしたら
病気だったのかもしれないけど
あれで良かったと思うと答える。

そして
家族全員で抱えた問題を
映画として公表することを許可された。

それは
この家族の問題を観て
あなた方だったら、どうすれば良かったと
思いますか?
あなたが親なら
あなたがその本人なら
・・・・
強く強くいつまでも
こころにのしかかってきた
映画だった。

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キーワード

今日は今生きている自分というものを
自己紹介形式で3つのキーワードに絞って
書いてみようと思います。

僕は池内克彦と申します。
職業は医師。
赤ちゃんやこどもの命を守る小児科専門医として
こどものこ家族の健康を守る家庭医として日々働いています。
小児科医の仕事を一言で言えば、
自分で意思表示の出来ないこどもの命を守ることです。
だからみなさんに大変だねって言われます。

そこで今日は
どうして自分が医師それも小児科医になったのか?を
3つのキーワードに沿ってお話しします。

第一番目は“笑顔”。
笑ってないこども、困ってる人やしあわせでない人を見ると、
なぜ?どうして?笑わないの?体の具合が悪いの?
笑顔でない人をほっとけないのです。
いつも笑顔でいてもらいたいのです。

第二番目は“愛”です。
親がこどもを愛する、人が人を愛する。
愛情を注いでいるものに対して、
僕もその愛を全力で応援して支えてあげたいのです、
愛を守り、愛を大事にしたいのです。

そして
最後は“信頼”。
自分を信頼してくれるのなら、
その人を全身全霊込めて守りたい
という気持ちが起こります。
あなたに信じてもらえたら
僕はどんな時も頑張れるんだと思います。

“僕を信んじて、
頼ってくれる人が笑顔でいるために、
全身全霊愛をもって生きていく。”

それが
僕が今医師たる理由なのかもしれません。
そして、
これからも多くの人が、
今よりも
しあわせで愛あふれる豊かな人生を送れるように
日々医師として信頼と愛を持って生きていくのだと思います。

あなたにとってのキーワードっては何ですか?

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人間が創った神

ある宗教家の方が
こんなことを言っていた。

「人間は神に間違い電話を
かけているのではないか。
人間を創った神ではなく
人間を創った神に。

この言葉を聞いて
納得してしまった。

人間が創った神だから
多額な寄付を請うたり
お布施を要求されたり
人間が創った神だから
欲しがるものも、
人間と同じ
自分の欲を補うもの。

新興宗教の多くは
教祖がいて、教祖を神のように崇め
壺を買わされたり
政治家でさえ票を買ったりする。
人間が創った神だから
欲しがるものは
人間と同じ。

そんなわけはない。
神さまが人間と同じものを
欲しがるわけはない。
冷静に考えると
わかるのだけれど。

神さまが
この宇宙の全てを創った方。
人間、動植物、あらゆる自然環境が
共存する地球も創った。
人間の身体の構造も、
空気中の酸素と窒素の割合など
自然の法則の全てを
神さまが造られた。

そんな力のある神さまに
我々は手を合わせる。

手を合わせた時願うのは
家内安全や商売繁盛、無病息災
世界平和など
でもこれって、神さまの力だけでなく
人間ひとりひとりの
努力も必要です。

だから
神さまに願うのは
自分の欲をそぎ落とした
今いのちをもってることに
感謝を伝えることでいいのかもしれない。

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アンチエイジングとスマートエイジング

人は年をとりたくないのは
人類の永遠の願い。
大昔から不老長寿の薬や方法を探していても
今だ見つかっておらず
最近では
アンチエイジングというように
少しでも若くいることを
目指す傾向にあるように思えます。

このアンチエイジングの言葉の裏に
年をとることは
「病気になること」「醜くなること」など
老いることに対するマイナスのイメージが
あるのではないでしょうか。

でも
人類にとって、どの生物も
老いることは避けてとおることは
できません。

そこで
東北大学医学部の川島隆太教授は
スマートエイジングという考え方を提唱されています。
つまり
年をとることは成長現象であるという考え方。
年をとるということは
より賢くなると言う考え方。
90歳の方が5年後に95歳になった時は
随分と成長されましたねという社会作りが
これからの高齢化社会では必要だと思うのです。

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SEIZE THE DAY

この英語の言葉を
日本語に訳すと
「この日を掴め」つまり「今日を生きろ」とも
言えるのだと思う。

人間は時間軸で考える時
過去、現在、未来という風に
分けて考えがちだけど
人間が生きている時間は
この現在、今という点でしかない。

過去は
その時点を生きていた人間が
作り出した幻影。
未来は
今を生きている人間が
描く幻想。

今を生きている人間が
過去を意識するのは
今をもっとよくしようと思うから。
未来を描くのは
今をがんばるためのえねるぎーになる。

今を生きるために
過去も未来が存在する理由を
忘れずに生きていく。

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