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あわてない病院選び

お盆のこの時期、帰省や旅行されてる方も多いでしょう。
楽しい旅行中で困るのは、やっぱり病気になった時でしょう。
そんな時、あわてない病院の選び方。

病院を探す時
一番先に見るのは病院名の書かれた看板ですね。
実は
病院名を書かれてる看板をを見るといろんなことがわかります。
⚪︎⚪︎医院、△△クリニックと書かれた
病院名の下に内科、外科などといった科が書かれています。
そして、更に細かく呼吸器科、循環器科、などが
書かれています。

いっぱい羅列してあるように科名を書いてあります。
実は、科の書き方には暗黙の法則があって
大きな病院では、内科、外科などの中心となる科名から
開業医では、自分が1番得意な科、1番取り組みたい科名から
表記します。
ですから、「小児科・内科 」と書いてあれば小児科医が
「内科・小児科」と書いてあれば、内科医が
こどもを診ていることになります。

その後に書かれているのは、更に自分の専門性を示す科名を
標記します。
ですから、
お子さんが病気場合
小児科医に診てもらうなら、
小児科・内科と書いてある病院に行くことになりますね。

因みに当院は サンタキッズ&ファミリークリニック
科名が「小児科・内科・アレルギー科、漢方内科」ですから
小児科医が、こどもとおとなの患者さんまでファミリーで
受診できますよ。
そしてアレルギーや漢方医学の専門性を持ってる病院ですよ。
という意味になります。

病院選びとは離れますが
楽しい旅行になるように
旅行に行く前に、お伝えしたことがいくつかあります
①旅行前に何か症状ある場合は、
必ずかかりつけの医者の診察を受けましょう。
必要な薬をもって、起こりそうなことの対応を確認しておくと
また場合によっては紹介状をもらっておくと安心です。
②健康保険証、薬手帳、母子手帳は必ず持って行きましょう。
③突然の発熱に備え、体温計、解熱剤を持って行きましょう。
④冷却シートを持っておくと、
発熱時、怪我した時、虫に刺された時などの
応急処置として使えて便利です。
そして、何よりも病気は予防が第一。
⑥病気の場合はキャンセル、延期も止むなしのスタンスで。
⑦お子さんに負担がかからないように、無理のない旅行計画を
立てましょう。
旅先には、あなたを待ってる人、体験が待ってます。
何事も備えあれば憂えなし。
準備をしっかりして、楽しい旅をしてください。

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夏の養生

 

 

天地の気が盛んになる夏は、灼熱の太陽の下で、
動物は活発になり、草木や花も満開になるエネルギッシで
”気”がもっとも充実している季節です。
人も“気”があふれるこの時期は
自然に逆らわず、自然のリズムに従った生活を送るのが
大切になってきます。

①夏は一年で最も夜が短く昼が長い時間です。
太陽のリズムに合わせちょっぴり遅寝早起きで
太陽と仲良くなりましょう

②冷房で体を冷やしすぎると、
気のバランスが崩れてしまいます。しっかり汗をかいて、
“気”を整えていきましょう。

③汗をかくと“気”も一緒に体の外にでるので、
水分をしっかり補給しましょう。
ただ、冷たいものの取りすぎは胃腸に負担がかかり、
消化機能と免疫力が低下するので注意です。

④夏の暑さは人の心を揺さぶるので、
夏は怒りっぽくなりがちです。気分的に明るく過ごし、
鬱憤を発散しましょう。

夏の“気”は呼吸と共に体の外へ外へと向かいます。
その広がった“気”が自然と一つになり、
体と心が自然と調和をとれるようにすることが、
夏の養生です。夏の暑さを避けるのではなく、
夏ならでの楽しみ、恩恵を肌で感じながら、
夏と一体になって過ごしてください。
きっと夏が大好きになりますよ。

 

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果汁とジュース

5ヶ月の赤ちゃんが湿疹で受診。
この赤ちゃん
今回2回目の受診。最初は3ヶ月の時、その時も湿疹。
今日も汗かいて湿疹がひどくなったのかな?
診察して
湿疹もひどいけど、前回よりも体重が減っててビックリ!!
ちょっと色々心配なケースだけど・・・・
お母さんに今の食事のことを尋ねると
完全にミルク栄養。
でも、最近ミルクを飲んでくれなくて
ジュースを飲ませていると返事がありました。
まずは
ジュースを飲ませないように指導しました。
どうしてジュースは飲ませちゃいけないの?
ジュースはいつから飲ませられるの?
ジュースは体に悪いの?いいの?
かつて2、3ヶ月の赤ちゃんに果汁を進める時代がありましたが
現在は母乳、ミルクがしっかり飲めれば、
果汁は必要でないという考え方です。
でも、果汁を飲ませると
ぴちゃぴちゃ美味しそうに飲むんです。
やっぱり果汁は美味しいんです。
赤ちゃんでも味覚は発達してるので
美味しいものはわかるんです。
きっと人生の楽しみを知ってしまったのかもしれませんね。
ですから、
旬の果物を搾って、お風呂上がりに
そのままか薄めて少し与えるのは、全くOKだと思います。
ただ、果物ジュースは
6ヶ月前の赤ちゃんには飲ませないようにしましょう。
それ以降でも飲み過ぎには絶対注意です。
果物ジュースでも野菜ジュースでも、ジュースはジュースだと理解してください。
果物ジュースには
砂糖、ブドウ糖以外に果糖やソルビトールなど多量の糖質が含まれます。
糖分を多く摂取すると、満腹だと判断し、食欲が落ちてしまいます。
慢性の下痢、腹痛や腹鳴(お腹がゴロゴロいう)を引き起こします。
糖分が多いと腸内細菌の環境が乱れてしまい、アレルギー反応が起こりやすくなります。
その他にも、肥満、糖尿病、イライラ、落ち着きがない・・・など
ジュースを飲み過ぎると色んな事が起きる可能性があります。
科学的な研究でも
ジュースを飲みすぎた乳児は
母乳やミルクに置き換わった結果として
栄養不良を起こす可能性が報告されています。
アメリカでは
①果物のジュースは生後6ヶ月前の乳児に与えるべきでない
②乳児は入眠時にジュースを飲ませない。
③1歳から6歳までの幼児においては1日170ml以内にする
④7歳から18歳までの小児では、果物のジュースは1日225~340mlにする。
⑤すべてのこどもは果物の全体を食べるようにする
ということが言われ、
過剰なジュースの消費にならないように勧告しています。
ジュースは美味しい飲み物だけど
飲み過ぎは毒です。
わかってはいても、体が蝕まれてくると
ドンドン飲みたくなってきます。
暑い毎日。
冷たいジュースが飲みたくなる季節だけど
飲み過ぎに注意して
毎日過ごして下さいね。

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海水浴は肌にいい?

夏真っ盛り。
夏と言えば海。
こども達は海水浴が大好き。
海に行ってすでに真っ黒になってる
こども達も多いことでしょう。
海水浴でよく聞かれる質問に
海水浴でアトピーが治る?
海水は肌にいい?
があります。
そこで、今回は
海水浴は肌にいいか?
です。
まず
①海水には消毒薬のような殺菌効果があって
アトピー性皮膚炎やとびひなどの
原因になる黄色ブドウ球菌をやっつけてくれます。
ですから
海水浴をすると
アトピー性皮膚炎が治ることがあります。
ただ
海水は弱アルカリ性で刺激があるので
ひりひりしたりするときはしないほうがいいです。
②海水には多くのミネラル成分があります。
ミネラルは肌からの吸収がいいので
海水浴をすると海洋性のミネラル成分が
たっぷり皮膚から吸収されるので
美肌効果が高いと言われています。
特にマグネシウムは
肌のバリア機能を高めてくれるので
バリア機能が弱いアトピー性皮膚炎の方には
いい効果があります。
③海に行くと、
紫外線にいっぱい当たります。
紫外線にステロイドと同等の効果があるので
皮膚の炎症を抑えてくれます。
ただ、紫外線の当たりすぎると
皮膚にダメージも受けますので
日焼け止めを上手に使いましょう
海水浴は
アトピー性皮膚炎などの
皮膚疾患に良い効果があります。
ただ
皮膚の状態って
千差万別。
誰にも、同じようにとはいかないのが
現実です。
決して
過信、無理は禁物。
主治医の先生と相談し
日頃のスキンケアーと
アフターケアーも大切です
一人一人にあった状態で
海水浴を
そして
この夏を楽しみましょうね。

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