子育て」カテゴリーアーカイブ

今日という日を生きる

こども達は
毎日
今いきていることをどれくらい意識して
生活しているだろう?

朝目が覚めた時、さっと起きれただろうか?
二度寝して
次、目が覚めた時には、寝坊して
あわてなかっただろうか?

二度寝して、遅刻してしまったのは
まだ時間が早かった、
疲れてたから、
起こしてくれなかった・・・など
寝坊した理由を色々言ってないかな?
それは
全てただの言い訳。

寝坊したのは
さっと起きなかったのが原因。
その結果寝坊してしまった。
寝坊することを選んだのは
全て
自分なんだと気づいて欲しい。

これは寝坊だけの話じゃなくて
実は
今起こっている現実のことは
全て自分が選んだ結果なんだと
気づいて欲しい。

今日寝坊したこと
二度寝してしまったという
自分の選択のミスを
今素直に受け入れることができれば
きっと、
明日の朝は
寝坊しないように
さっと起きるのだと思う。

今日目が覚めたこと
今日という一日が二度とないかも?って
思ったことがありますか?
実は
今日目が覚めたということは
今、生きているということは
当たり前のようだけど
実は、奇跡のようなもの。

“自分は今日という日を生きている
明日は目覚めないかもしれない”と
意識すれば
“今日は一日笑顔で過ごそう”
“今日は一日怒らずにいよう”
“今日は心穏やかに過ごそう”
と今日の生き方を選択できるようになる。
選択できる毎日は
きっとワクワクした毎日。
そして
今日を生きるということ

自分の命が
とっても大切に思えてくるはず。
だから
今日目覚めたことに感謝して
今日という日を大事に生きて欲しい。

カテゴリー: 子育て | 今日という日を生きる はコメントを受け付けていません

母親の子育て、父親の子育て

男性も育児参加をするようになってきたけど
女性から
男性の育児について
不満の声を度々きこれることがあります。

男性が女性に寄り添って
子育てに協力することは大事ですが
生物学的に
母親と父親の子育てはモードが違う
ことも要因にあると思うのです。

母親はこどもを
弱いから守っていかなければならない対象
弱者として接していきます。
だから、弱くても生き延びることを考え
多くの動物がそうであるように
群れの中で
安心して生きていけることを願うのです。
つまり
集団の中で飛び抜けるよりも
普通に生きていくことを願い育てるのです。

それに対して父親の子育ては
母親と同じように
こどもを弱者として
捉えているけど
この集団のなかで、
どのようにして強く生き抜いていくか
自分の力を発揮していくかを
伝えようというスタンスで
子育てをしていくのです。

こう考えると
母親と父親の子育てにも
理由が有り
言い悪いではなく
どちらの子育て、教育を受けて
こどもはたくましく育っていくことを
母親も父親も
お互いを尊重して
子育てすることが大事ではないのでしょうか?

カテゴリー: 子育て | 母親の子育て、父親の子育て はコメントを受け付けていません

【あわてない育児 93 : 授乳中の薬】
当院はファミリークリニックなので
おこさんを中心にお父さん、お母さん
ご家族で受診されることがあります。

ひとり風邪をひくと
家族全滅・・・ってこともあるのだけど
どのご家庭も
まずは、おこさん。
そして
ふとお母さんも同じ症状があり
お母さんとのことをお聞きすると
”私も診ていただけるんですか?”
お母さんが遠慮がちに受診されます。

そして
”授乳中ですけど
飲めるお薬あるんですか?”と
きかれて
”大丈夫ですよ”と
お答えすると
安心されて、診察を受けて帰られます。

どうも
①薬を飲むと母乳を与えられないという慣習があったり
②薬の添付文書に授乳中止と書いてあるのですが
これも科学的に意味がなく、今の時代にそくわない
書き方になっています。

だから
薬飲まない→病院に行かない(いけない)
病気が悪くなってしまうということになるようです。

でも、実際は
母乳中でも薬は飲めるのです。

そこで今日は
授乳中の薬であわてないでです。

最近は
母乳の研究が目まぐるしく進み
母乳はミルクよりも

①感染の予防する力がある
②免疫や神経発達を促す優れた効果がある
③母児間の愛情形成を促す効果があるなど

優れている点がわかっていています。

でも、授乳中に薬を飲むと

薬が母乳の中に出て
赤ちゃんに悪影響を及ぼすのではないかと
心配している方は血行います。

日常的に使われている医薬品の
ごく少量しか母乳中にでないことがわかっています。

実際母乳は乳腺で作られます。
薬を飲むと、
消化管で吸収され、血液を通して
全身に運ばれ、肝臓などでも処理され
乳腺に運ばれたときには
かなり濃度が薄くなっています。

だから
ほとんど薬は
授乳中であっても、内服でます。

お母さんに必要な薬はきちんと飲めて
おこさんには影響がでないように
できてるんですね。

人間のからだって
よくできてるなって思います。

でも
不整脈の薬、麻薬、放射性ヨウ素剤
睡眠薬、転換のお薬はでは
内服量によっては
授乳中に移行する薬もあるので
かかりつけの先生に
授乳中であることは伝えて下さいね。

また
薬ではないけど

これからお正月になると
ご家族で
楽しい食事、ちょっとお酒を
飲まれることもあると思いますが

アルコールは飲みすぎると
赤ちゃんも一緒に酔ってしまったり
たばこの中のニコチンで下痢になったり

嗜好品である
たばこやアルコールの摂りすぎには注意ですね

 

 

 

カテゴリー: 子育て | コメントを受け付けていません

出会う人はみな先生

こどもはみんな
早く大きくなりたい
立派な大人になりたい
いつも成長したいと
思ってることでしょう
でも、
一人で考えていても
一人でいても
決して成長はしません。
毎日
いろんなものに囲まれて
いろんなものから刺激をもらって
成長していきます。
日々の生活の中で
物だけじゃなく
経験したこと、身の回りに起こったこと
読んだ本、聞いた音楽、目にした風景など
無限と言っていいぐらいの
様々なことから刺激を受けて
みんな成長していきます。
昨日よりも
成長したいと思うなら
周りから何かを学ばなければなりません。
無限なものの中で
最も大きな影響を与えてくれるのは
”人”です。
成長させてくれるのは
”尊敬できる人”、”とっても偉い人”
”とってもすごい人”
かもしれない。
でも
人を成長させてくれる人は
決して特別優れた人ばかりと
いうわけじゃない気もします。
”いい加減な人”
”うそをつく人”
”約束を守らない人”
たとえ嫌いな人からでも
学べることはある。
知り合いではない
偶然出会った人
通りすがりの人の
笑顔からでも学ぶことはできる。
でも
人と過ごしていると
腹が立つこともある。
そんな腹が立つ人と出会ったとしても
この人から
何を学べるかだろうか
何も学ぶべきことがない
と考えることに実は意味がある。
反面教師という言葉もあります。
どうしてなの?
なぜなの?
そう思った瞬間に
あなたはきっと学び始めている。
だから
どんな人からも
学ぶことができるはずです。
好きな人であっても
あなたに意地悪をした人であっても
そんなこと
気にすることはない
今日出会った人はみんな”先生”
みんな、自分に何か伝えようとしている。
自分に何かを教えてくれている
のだから、みんな”先生”
こう考えていると
誰に対しても
”ありがとう”という
気持ちになってきます。
そして
人はみな
生かされ生きているという
ことに気づくのだと思います。

カテゴリー: 子育て | 出会う人はみな先生 はコメントを受け付けていません

うつぶせ寝

子育てにも流行があります。

僕が医者になりたての時
産婦人科医院から帰ったばかりの
お母さんから

「うつぶせ寝がいいのか?
あおむけで寝かせるのがいいのか?」

よく質問されました。

そのころ
アメリカではうつぶせ寝が
流行っていました。

その流れで
日本でも
うつぶせ寝すると、頭の形やお尻の形が良くなって
西洋人のように彫りの深い顔になる
なんて言われて
うつぶせ寝が流行っていました。

実は
うつぶせ寝が流行ったのは
ヨーロッパでは戦後からだとか。
だから
うつぶせ寝と
彫りの深い顔とは関係ないのですが。

そのうち
ヨーロッパやニュージーランドから
うつぶせ寝は
乳幼児突然死症候群のリスクになる
という論文が次々に発表されました。

そして
現在では
アメリカの小児科学会でも
「健康な赤ちゃんをベットに寝かせる場合
うつぶせ寝以外のポジションにしましょう。」
と勧告しています。

そして
日本でも
うつぶせ寝か?あおむけ寝?の
議論はされなくなったようです。

ただ
うつぶせ寝は、おとなの世界でも注目されています。

100歳を超えても現役の医師として
活躍中の日野原重明先生が”うつぶせ寝”を実践されているとかで
うつぶせ寝専用の枕が発売されたり
注目されています。

うつぶせ寝のすると
①睡眠時無呼吸の予防になる
②よだれや痰が排せつされやすくなるので
誤嚥性の肺炎の予防になる
③体がリラックスできて熟睡できる
などが考えられています。

確かに
うつぶせ寝では
副交感神経がリラックスできます。
短時間なら痰排出も促し、肺炎予防にもなります。
寝たきりの方には
短時間ならうつぶせ寝も効果があると思います。

ただ、寝てるときは
寝返りを始めるようになってからは
おとなになっても
寝返りをして
常に一定であることはないので
判断が難しいところですね。

子育てにしても
流行りの健康法にしても
その時代の流行りがあるような気がします。

その時に
どんな子育てをするか
新しいことにすぐ飛びつくのではなく
子育てで迷った時は
両親から、または祖父母から
または
昔からされている子育てを
見直してみると
あわてなくていいかもですね。

カテゴリー: 子育て | うつぶせ寝 はコメントを受け付けていません

太宰治の考えた家族のしあわせ

作家の太宰治は
家族の幸せについて次のような
言葉を残している。

「家族の幸福は
人生最高の目標であり
栄光であろう」と。
確かに、その通りだとも思う。
しかし、太宰は
「家庭の幸福は諸悪のもと」
だとも言っている。

その真意は
家庭の幸福のみを求めると
自分中心になり
他を顧みないため
悪意はなくとも
他者を窮地に落ち込ませて
しまうことがある。
ということなのです。

なるほど
家庭を守る
自分自身の生活を守ると
我が身の保身に走るようになり
自分さえよければいいと
周りのことを顧みなくなるリスクがあることを
太宰治は言っていっているのだと思う。

カテゴリー: 子育て | 太宰治の考えた家族のしあわせ はコメントを受け付けていません

質素な暮らし

食べるものに困り
生きることが精一杯だった時代は
つい最近まであって
自分の親の世代は体験しているので
戦後、そんな不自由な生活はしたくないと
今は不自由するだけでなく
物にあふれる時代になっている。

日本と同じように
勤勉で倹約で知られるドイツ人の
食生活について
次のように書かれていた。
(三枝成彰「大作曲家たちの履歴書」
「ドイツでは一年365日、毎日同じものを食べても
文句を言わない人が尊敬され
食べ物は生きるのに必要な栄養分が
摂取できればそれで充分、味にこだわるなんて
低俗ではしたないことだと思っているようだ。
主婦はキッチンをまるで使っていないほどに
きれいに保つことが褒められる。
料理などに時間を使うのなら
そのぶん本を読むなり
音楽を聴くなり
自らの教養を高めることに使うのが
よしとされる社会」なのだそうです。

食べることが
楽しみになっている自分にとっても
ドイツ人的な生き方はできないけど
食についてだけでなく
生活全体についても
見習うべき点があるのではと
反省しました。

カテゴリー: 子育て | 質素な暮らし はコメントを受け付けていません

抱っこ

赤ちゃんを抱っこしている
お母さんの手を見てみると
湿布をしてるお母さんがいらっしゃいます。

聴いてみると
抱っこしていて
”腱鞘炎になりました””肩こりが激しくなりました”
”腰が痛くなりました”
と訴えられます。

お母さんは
一生懸命赤ちゃんを愛情もって
抱っこしています。

でも
愛情があっても無理して
抱っこしていると
身体にも色々負担が来てしまいます。

正しい抱っこの仕方を
学んでもらいたいと思います。

そこで
今日のあわてない育児は
抱っこであわてないようにです。

抱っこする時
手の先を使って抱っこしようとしてませんか?
抱っこは
手でするのではなく
腕で支えてするのがポイントです。

具体的にいうと

手を
赤ちゃんの足の間から入れて
手でなく腕で
からだ全体をさせるようにするようにしましょう。
そして
赤ちゃんの頭を肘より少し上にのせます。

手首から先に
力を入れないようにしましょう。
首と背中を
腕でしっかり支えた状態でいれば大丈夫です。

3か月までは横抱き
首が座りだしたら立て抱きになって
だんだん
手や足をバタバタさせて
お座りができるようになれば
そろそろ
抱っこの時期は卒業もまじかになります。

だんだん
ひとりで歩きたがったり
抱くことよりも
手放すことも考えないといけない時期になっています。

ですから
抱っこができる時間は
6か月程度
とっても短いです。

赤ちゃんを抱っこしないといけないという
理由はありません。
赤ちゃんが抱っこを願ってるわけでもないのかも。
抱っこするのは
お父さん、お母さんが
赤ちゃんを可愛いと思うから
自然に抱っこしてるんだと思います。

抱き癖がつくから
抱っこしたり、しなかったりではないのです。
抱っこに堅苦しい理由はないのです。
かわいいと思ったら
抱っこしたいと思ったら
抱っこしてあげて下さい。

その時に
赤ちゃんも抱っこする方も
正しい楽なやり方でしてみて下さい。

すると
誰が抱いても赤ちゃんは喜んでくれます。

抱っこは
大切なコミュニケーション。
親も子も
お互い無理せず、楽な状態で抱っこするのが
大切なことなんだと思います。

正しい抱っこで
抱っこできることを
抱っこできる時間を
親子で楽しんでください。

愛情いっぱい
正しい抱っこで
いっぱい抱っこしてあげてください

きっと
思い出に残る
時間になることでしょう

カテゴリー: 子育て | 抱っこ はコメントを受け付けていません

お金を稼ぐ理由のひとつ

これまでの人生を振り返ると
今こうして医者になれたのは
親が僕のためにお金を稼いでくれていたから。


食べることに不自由なく
暮らしていけるのは
一生懸命働いた結果だと思っている。
そして
僕のこどもにも
親にしてもらった以上のことを
してあげようと思っているし
もし、僕が今死んだとしても
こどもの夢が叶えられるように
困らないだけの貯金をしていこうと
思っている。

お金は
夢を叶えるひとつの手段であることには
間違いないけど
お金の役割には、もうひとつ
お金は嫌なことを減らす道具でもある。
だから
どんなに寒くても
暖かい服を着て、暖房のきいた部屋で
温かい食べ物を食べて
風邪にひかなくていい。
お金があったら
困っている人のところに
飛んでいってあげられるし
寄付だってできる
世の中をよくするために
税金だって払える

でも、お金を稼ぐことは
口で言うのはたやすいけど
実際は難しい。
自分の足で稼ぐ
それはなんのために・・・と
そこがぶれなければ
お金は笑顔できてくれる気がする。

☆本日まで休診になります。
急な病気などの場合、防府市休日診療所、山口こども急病センターなど
救急病院を受診ください。

カテゴリー: 子育て | お金を稼ぐ理由のひとつ はコメントを受け付けていません

自分の目で見たことを信じる

情報のあふれた世界に
生きているからこそ
自分の目で見たことを信じることが大事。

医者をしているから
なおさらそう思う。
医学的にどう?、教科書的には?
エビデンスはどうなってるか?など
患者さんの治療を行う前には
いろいろな考え方と照らし合わせて
治療を進めていくことが基本。

でも、目の前の患者さんの状態は
ひとりとしておんなじ状態ではないから
自分の目で確認しながら
判断していかないといけない。

自分の目というフィルターを通して
判断していくためには
知識も、見聞も広めていく必要がある。
みんなの考え方もさまざま。
だから、目の前の人に合った答えを
自分自身の持っている知識を総動員して
ださないといけない。

自分で見たことを信じて
判断していく必要があるのです。

☆1/4(土)まで休診になります。
急な病気などの場合、防府市休日診療所、山口こども急病センターなど
救急病院を受診ください。

来年が今年以上にいい年になるよう祈りつつ
今年一年のみなさんの温かいお気持ちに感謝します。

カテゴリー: 子育て | 自分の目で見たことを信じる はコメントを受け付けていません