真実の医療」カテゴリーアーカイブ

薬は飲んで欲しい

患者さんを診察し
病気を治そうと、患者さんに今必要だと思う
薬をだします。

今選択した薬が
患者さんの病気にどのように対応してくれるかは
残念ながら経過をみないとわからないのです。

だから
処方をだす時には
薬が効かない場合も想定しながら
日数も考えて処方しています。

そして
急性期を過ぎて
もう一押ししっかり治したいと思い
少し長めにお薬をお渡しします。

でも、患者さんの思いは
ちょっと違って
薬を途中で内服するのをやめてしまったり
飲んでいただけなくて
びっくりすることがあります。

でも、医者である僕もそうですが
患者さんも早く治りたいから
病院にも来るし、薬も希望されるのだけど
治り始めると
患者さんと医者である僕との思いが
かけ離れてしまうと感じてしまいます。

患者さんは
一番苦しい時期を乗り越えると
「もうよくなっているし
もう薬はいらない。飲みたくない」と思うのは
ごもっともだと思います。
その気持ちの裏には
「薬を飲んでいる間は病気なので
早く薬をやめることで
病気が治った」と思えるのかもしれません。

でも
治ったと思う所から安心せずに
もう一歩しっかり治してもらいたいのが
処方する側の願いです。

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病気の原因

病気になると
急にどうしてこんな病気になったのか
原因を誰にも探します。

それは
患者さん自身だけでなく
病気の原因を必死で探すのは
医者も同じです。

でも
医者の考える「原因」と
患者が知っている「原因」は違うこを
よく感じます。

医者は検査をして
データを示して
患者さんに原因を伝えようとします。
つまり
数字や画像など
客観的に病気の原因を伝えようとします。
でも、実際は
病気の原因は必ずしも
物理的なことばかりではないと
いうことを感じます。
そんな時、患者さんは病気の説明に
どこか釈然としない表情をすることがあります。

病気の原因は
医学知識の中にだけあるのではなく
それよりももっと、深いところにあるのです。
だから
患者さんの今の症状だけを診るだけでなく
患者さんの生活をできれば人生にも
光を当ててともに考えていくべきだと
常に思って診療しています。

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【花咲くその日のために今できること:やりきったこと】
今日も冬空の山口です。
昨日は、ランチに行ったお店で、倫理法人会の話をしたら
共感してもらい、その場で入会を決めていただきました。
思いが伝わった瞬間、心が通じた瞬間、
そして絆が生まれた瞬間を経験しました。
本当にありがたい瞬間でした。
何事も“まっさらな心”で向き合えば、理解もし、
分かり合えるもらえる。
まっさらな心ってとても大事です。

今日も素直な心、まっさらな心で、
一日を大切に過ごして行きましょう。

さて、今日考えて見たことは
今まで「やり切った(やり切っている)」ことの中で、
一番思い出深いことなんだろう?
ってこと

僕のやりきったことは、
今のクリニックを開院したこと。

今のクリニックを開院して2月で丸5年になります。
この病院を作るために、
知恵、体力、経験、そして運さえも・・・・
僕の持ってる全ての力を
注ぎこんでできたと思います。

クリニックを作ろうと思った時
自分と見つめ合う機会をいただきました。

自分と見つめ合った瞬間、
自分らしい医療、自分しかできない医療、
自分らしく生きること、自分しかできない生き方を
したいというエネルギーが
自分の中から沸々と湧いてくるのを感じました。

それを今考えてみると、
きっと自分の使命に目覚めた
瞬間なのかもしれません。

だから、
決意して立ち上がれたんだと思います。

縁もゆかりもない土地での再出発でした。
最初は妻以外に
僕の思いの理解者も応援してくれる人もいませんでした。

でも、僕は行動しました。

自分の思いを語る機会がありました。
心から溢れる思いを誰かに伝えたいと思いました。
そんな僕を
時の神様は見ていらしたんだと思います。

僕に”出会い”という
プレゼントを用意してくれていました。

めげそうな時も
僕を支えてくれたのは、
それまで縁もゆかりもないのが不思議に
思えるほどの良きご縁でした。
初対面の方なのに
全てを語れた気がします。

僕の医療を夢を理解してくれ、
身体を張ってサポートしていただいた方々に
次々に出会いました。

どんな困難なことが起こっても、
めげそうな時も温かく応援してくれた方々でした。
そして
いつも僕を信じてついてくれた家族がいました。

クリニックが形になるにしたがい、
みなさんの温かい心に
僕が包まれていく気がしました。

そして、クリニックが開院して
この2/14で5丸五年になります。

今思うのは、
このクリニックで太陽のような医療を届けるのは、
ただの通過点でしかない。

僕には、
まだまだ使命感があるような気がしています。
僕の命を輝かせてくれた
皆さんの温かい心に感謝して、
今ここにいることに感謝して、
自分の命をみんなのために
精一杯光輝かせて生きていこうと
思っています。

あなたのやり切ったことって
なんですか?

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最近夢は見ましたか?

いつ見るかわからない夢でも
お正月に見る初夢は
願いが叶うと言われ
初夢を見るのがとても楽しみな夢です。

僕は、気持ちよく寝過ぎて
見た夢が思い出せません。
ところで
人類がずっと望んでいる夢
いまだ叶わない夢。
それは
不老不死
若返ることかもしれません。

秦の始皇帝も
楊貴妃も
ヒトラーも
ジョブズも
世の権力者と言われる人が
全ての地位も名誉も手にしても
どんなに手を尽くしても
手に入れられなかった願い。
それが不老不死。

その究極の願いに向かって
東洋では
不老不死の仙薬を探し求め
様々な漢方薬が作られ
西洋では霊薬を作り出すために
錬金術が盛んになり、
科学が進歩しました。
永遠の命を求め
現在の医学が発展したとも言えるでしょう。

不老不死の方法が見つかれば
科学の力で
大きく世の中が変わることでしょう。
しかし、
現代医学をしても不老不死は解明はされていませんが
実はサーチュイン遺伝子といわれる遺伝子が
長寿に関与しているのでは?考えられ、
サーチュイン遺伝子が
長寿遺伝子として脚光を浴びています。

この遺伝子はバクテリアから人間まで
全ての細胞にある遺伝子で
酵母やショウジョウバエや線虫などの
多細胞生物で
サーチュイン遺伝子がよく働けば
寿命が30%以上伸びるなどという報告が
世界のあちこちで発表されています。
それで、サーチュイン遺伝子を
長寿遺伝子と呼び
世界的に注目され盛んに研究されています。

この遺伝子の特徴は
普段は活動していないのですが
からだにストレスがかかると
働き始めることがわかってきます。

人が
飢餓、低酸素、温熱、運動するなど
過酷な状況になると
この長寿遺伝子が目覚めるのです。
つまり
サーチュイン遺伝子は
生きていこうとする力
生命力を芽生えさす力とも言えます。
ずっとサーチュイン遺伝子が働き続け
永遠のいのちが手に入ったとしても
ずっと
お腹が減った状態で
ストレスがかかった状態で
生き続けることは
果たしてしあわせなのでしょうか?

永遠の命を得たとしたら
いったいどんな生き方をしますか?
どのように生きていると思いますか?
僕には
とても大きな命題で
今を生きるだけでも必死の状況で
答えを出すことができません。
ということは
今、永遠のいのちは必要ないのかもしれません。

人類が永遠に生きなければという
目的を持ったとき初めて
不老不死の夢が叶う時代が
訪れるような気がします。

今、永遠のいのちを望むより
今、生きていることを大切にすることが
大事だということ
今、どんなに苦しくても乗り越えられる力を
体の中に秘めていること
「どんな状況でも頑張れる力があるよ」と
サーチュイン遺伝子の存在が
教えてくれているのかもしれません。

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病気の時の入浴

毎日診察していて
きかれる多い質問の一つに
今日はお風呂入っていいですか?
があります。

そこで今日は
病気の時にお風呂に入るかどうか
あわてないようにです。

日本人はお風呂が大好きです
お風呂の効果は

①皮膚を清潔にして、皮膚呼吸を助ける
②皮膚を温め、刺激して血行をよくする
③身体を温めて、緊張をときほぐす
④精神的疲労を取り除く

などの効果があります。

そして
こどもは新陳代謝が活発なので
毎日でもお風呂に入れてあげたいと思います。
でも熱いお風呂に入ると
体力を消耗するので注意が必要です

風邪の場合

①熱がある時(下がっても24時間たっていない)
②熱がなくても
顔色が悪く、食欲、元気もなく、機嫌も悪いとき
③下痢や吐いたりして活気がないとき
④頭を打った後は

などの場合はお風呂は控えましょう

ただ、咳、鼻水があっても
お風呂にはいると、気道が加湿され
痰がでやすくなるので

①元気であればOK
②37℃台でも
食欲もあり、元気であれば

短時間さっとお風呂に入るのは
OKです

そして
お風呂に入る時の注意です。

湯冷めを心配して
お湯を熱めにすると、体力が消耗します。

入浴後身体が火照ってるときに
あわてて布団にはいると
熱を放散させるために汗をかいて
かえって寝冷めしてしまうことになります。

身体のほてりがとれて
寝るようにしましょう。

また
お風呂に入れない場合は
汗をたくさん掻いたあとなどは

熱いお湯でしぼったタオルで
身体や手のひら、足先、お尻を拭いてあげましょう
さっぱりして
お風呂に入ったと同様の
効果がありますよ。

また
下痢をしている時は
お尻だけでも洗ってあげると
おむつかぶれの予防になりますね。

病気の時は
お風呂につかるだけでなく
その時に応じて対応してあげると
さっぱり、ぐっすり休めて
病気も早く治るかもしれません。

ただ
どうしよう?と思ったら
無理せずお風呂はおやすみにした方が
あわてなくていいですね。

 

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こころと身体ともに健康をめざす

こころと身体は相互に影響を及ぼす。
だから
精神的に落ち込むことがあれば
そのことが
身体の不調を生み出し
様々な病気の発症や悪化の原因になるし
からだの病気が
人の気分や思考に影響を
与えることもある。

健全な肉体に
健全なこころが宿るとも
言われることもある。

年をとると
病気になる機会が増えて
病院を受診することが多くなり
小児科医の僕でも
お年寄りの方を診ることが増えてきました。

年をとるにつれて
老化は避けて通ることはできません。
若い頃にはなかった
関節の痛みや腰痛を感じることも
近くのものが見えにくくなったり
物忘れが多くなったり。
比べると
身体の衰えを感じると誰もが悲しくなるでしょう。

そして
不治の病ではないか
死期が近づいているのではないかと
先行き不安になうことが
増えていくような気がします。
実際、そんな悩みを診察中に
お話を聞きます。

そのような話しを聞きながら
いつも
こころの状態が病気にならないように
お話をしていますが
そう簡単には
人の思いって変えられないですね。

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からだにいい食べ物、悪い食べ物

今は情報時代
様々な情報がインターネット、メディアを通して
流れている。
そして世間は健康志向も強まっている。

以前
コーヒーを飲むと癌が防げるという情報があった。
コーヒーにはカフェインが含まれている。
その他にもコーラーやジュースにも含まれている。
カフェインは
覚せい作用、興奮作用もあり
元気が出るような気がして
受験生、働き盛りの若者が良く好んでとる。
日本では今回の中毒死が初めてだけど
アメリカなどでは
若者のカフェイン大量摂取が問題になっていた。
カフェインは、心臓に直接作用して
心拍数を上げます。
利尿作用もあるので、
両方の効果で、
疲れている時に大量摂取すると
心臓に負担が来てしまいます。
また耐性ができやすく
増加量も増えてしまいます。
適性な摂取量は
おとなで400㎎(コーヒーマグカップで3杯)
こどもで45mg(335mlのコーラ1缶)
妊婦さんで200~300㎎(コーヒーマグカップで2,3杯)
と言われています。
ただ、最近のコーヒーや炭酸飲料は
甘めに作られてるので
気づかないうちに大量摂取していることも
あるので要注意です。
このように
薬じゃなくて、身体のためにとっても
意外とリスクがあります。
逆に、世の中には
ファーストフードに代表されるような
身体に悪いと言われている
ジャンクフードもたくさんあります。
でも
幼いとき食べた
○ックバーガー、○ックシェークなどの
美味しさに感動したのは
今でも覚えています。
最近は
それらを食べると身体に悪い
ということは、
こどもでも認識するようになりました。
でも
時々食べたくなって、
食べてしまいます。
でも
ジャンクフードばかり食べるのはよくないけど
時に
ジャンクフードを味わえるということは
ジャンクフードを食べられることは
ある意味“元気”“健康”だから食べられる
ジャンクフードも食べられる
しあわせを感じることが大事な事かも。
そして
その健康を維持するために
身体によい物を食べることの大切も知る。
世の中は
健康志向、自然志向が強く
身体にいい食べ物もたくさんあります。
たとえ
それが体にとって良くても
摂りすぎはよくないこと。
何事も
ほどほどに、バランスをとることが大切ですね

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病気になった時

病気になったとき
今まで健康であったことに
気づく

痛みが出たときに
痛みがなかったことの
ありがたさに気づく

健康なからだを
失ったことに
気づき、人々は悲しむ。

病気を治すために
今まで元気であったことに
気づき、
元気であったことに感謝し
ありがたく思うはず。

でも
人間って弱いから
苦しいから、痛みから
逃れようと
その場から必死で逃れようとする。

熱がでたとき
人は必死で
熱を下げようとする。
熱を下げて
いつもの生活ができさえすればいいと思い
必死で
解熱剤を飲んで、その時をやり過ごそうとする。

その時
病気になった時
感じていた感謝の気持ちは
どこに行ってしまったのだろう?
あなたが自身が
あなたの健康のからだを壊したのに
あなたの気持ちが
変わりさえすれば
あなたは苦しみから逃れるのに

あなたは、感謝の気持ちを忘れ
病気を、痛みを憎みはじめる。
そんな気持ちで薬を飲むあなたを
からだは悲しいと思っている。

でも、そんな時でも
あなたに憎まれようとも
あなたに感謝されなくても
あなたがよく生きれるように
あなたを守ってくれているあなたのからだ、

病気こそ
あなたのからだに感謝の気持ちを
伝えることが必要なとき。
感謝の気持ちを持つことがあれば
どんな困難な病気であっても乗り越えることができる
と僕は自分が病気になったことを気づき
みなさんにお伝えすることが
僕の大きな使命なのです。

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がんという病気

癌は
なりたくない病気のひとつ。

でも、がん細胞は
元は自分自身の細胞です。
自分自身の細胞が
どんどん増えて
正常の細胞を、組織を
蝕み、破壊するようになってしまった
そんながん細胞によって
引き起こされた病気ががんの正体です。

がん細胞は
自分自身の細胞が暴走した細胞
わがまま勝手に増えた細胞

がん細胞は
自分自身さえよければいいと考えている
暴徒化した細胞に
僕は思えるのです。

どうして
自分自身の細胞が
暴走してしまうのでしょうか?

細胞の親である
あなた自身が
あなた自身のからだに
無関心だったから
細胞のわがままを許し、
細胞の暴走を許してしまったのかもしれません。

暴走する前に
細胞の声を聞くことができたら
暴走を止められたかもしれません

正常細胞が、がん細胞になったのは
あなた自身の
からだに対する無関心が
原因かもしれない。

無関心の反対は愛
がんは一種の「愛欠乏症候群」だと言えます。

どんなに忙しくても
どんなに苦しくても
どんなに楽しくても
自分のからだを愛することを
忘れないで下さい。
自分のからだを慈しんで下さい。

そうすれば
からだの細胞は暴れることなく
からだは喜んで
いつまでも
あなた自身の人生を全力で支え
助けてくれるはずです

ナチュラルメディカルセンターでは
からだの声に耳を傾ける
医療を行っています。

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みんな頑張ってる

ある日の診察室でのこと。
次の患者さんは
インフルエンザワクチン接種。
患者さんをお呼びする前に
問診票をチェックしようとすると
問診票と一緒に
こどもの大きな文字が飛び込んできた。

そこには
「がんばる」と大きく
注射器の絵と共に書かれていた。
その字から
その患者さんの気持ちが
あふれ出ていた。

「あばれない
なかない
にげない」と
綴られていた。

その患者さんの名前をみて
思い出しました。
1回目のワクチン接種の時
大暴れして
みんなで説得しながら
接種した患者さんだった。

怖くて
怖くて
抵抗したその気持ちはよくわかったが
病気にかからないために
インフルエンザになって
悲しい気持ちにならないためにも
願いと思いを込めて
お母さんも
スタッフもそして接種する僕も
必死で打った患者さんだった。

接種した後は
患者さんも、お母さんも
スタッフも僕も力尽きた。

その気持ちを
その子はわかってくれてたのだ。
でも、怖い、痛い・・・不安が募るばかり
でも、頑張らないと、がんばるために
がんばりますと
宣言してくれたので。

その子の気持ちが
痛いほど伝わってきた。
その子の思いに応えるために
その子の健康を願って
こころを込めて接種した。

その時
患者さんは
お母さんにつかまって
お母さんの力も借りて
ピクリとも動かずに
頑張ってくれた。

終わった後
振り返ったとき
目からは涙があふれていたが
笑顔で返っていかれました。

赤ちゃんから
お年寄りまで
老若男女、様々な方に
予防接種をしていますが
怖いのはこどもだけじゃありません。
おとなだって
頑張って、みんなドキドキこころ震わせながら
接種しているのが
接種している僕にも伝わってきます。

そんな頑張りに応えられるように
病気で悲しむことのないことを願って
接種しています。

その笑顔で
ずっと、ずっといてもらいたいから。

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