真実の医療」カテゴリーアーカイブ

目の前にいるあなたを喜んで診るのが僕の使命

小児科学会に参加した。
学会に参加すると
日頃めったにであうことのない
患者さんのことを勉強することになるので
大変勉強になる。

先日参加した学会では
小児科医に心肺蘇生術についての
講演を拝聴した。

心肺蘇生することは
僕のような開業医レベルでは
めったに起こらないかもしれないが
絶対出くわさないわけではないから
その時に備えた準備が必要なので
今回講演に参加したのだが
その時講演の先生が
ある言葉を紹介された。

アメリカの有名な小児救急医Anna Javisの言葉
「ひとりの重症のこどもを治療するために
100人の軽症のこどもを喜んで診ます」

患者さんは、自分から
重症ですといって診察室に
入ってくるわけではありません。

例え風邪で熱でた患者さんでも
結果は軽症であったとしても
患者さんは重症かもしれないと思って
来院されます。

コロナ感染症は
こどもにとってはあまり重症化されない
ことがわかってきましたが
流行中の時は
熱がでると大変な病気かも?
とても不安な顔してこられます。

コロナの不安があっても
目の前にコロナを不安がっているのに
政治の力で
きちんと診療する環境が整っていないから
という国の方針で
診療できなくなった時代になりました。

目の前の困っている患者さんに対して
何もしてあげられない
医者の力を制限されるという
ある意味医療の暗黒の時期が
この3年間でした。

コロナの診療をインフルエンザのように
できるようになりました。

僕はいち総合小児科医ですが
「目の前の患者さんが
例え軽症のこどもであっても
喜んで診られること」が僕の今のよろこびです

☆矢作直樹先生の講演会のお知らせ
6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室

詳細は以下をご覧ください
https://www.santa-clinic.com/mtx/archives/1298443975/1681952684.htm

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土を喰らう十二か月

映画「土を喰らう十二月」を観た
主演は沢田研二と松たか子で
昭和のアイドル沢田研二がどんな演技をするか
楽しみにみた。

役柄は
作家水上勉さんが晩年暮らした
長野での生活を季節の移り変わりと
生活を描いた映画であった。

ほぼ自給自足の生活で
その時期にとれる野菜や山菜で
いのちを繋いでいる。

食卓に上がるのは
里芋に大根に、山菜に
人が集まったときのおもてなし料理も
ゴマ豆腐。
それに加えて漬物、味噌汁、ごはんで
おもな食事。

日常は
その野菜をつくる畑仕事
残りの時間は寝るか読書
そして作家業をおこなっていた。

その姿は
自然の恵みのなかで
自然に抱かれながら生きている
姿が描かれていた。

おもしろいことも
かなしいことも
今のニュースで報道されるような
ニュースとはほとんど関係ない世界で暮らす
生活を淡々と描かれていた。

その静かな生活でも
人は生き続けていく
その中でも、人を愛し
そして朝になり、夜になって、また朝を迎えるという
当たり前の時間が過ぎていく
でも、この当たり前の時間も
いつか終わりを迎え
来るはずの朝を経験できなくなる日がくる。

だから今日、今という時間が
貴重で大切なことを静かに教えてくれた映画だった。

☆矢作直樹先生の講演会のお知らせ
6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室

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夢をあきらめないで

「ミセスハリス パリへ行く」という映画を
観ました。

この映画をひと言で言うなら
おとなのシンデレラ物語。

戦争未亡人で掃除婦として
慎ましく暮らしてきた主人公のハリス。
ハリスには
綺麗なドレスに憧れていた。
そんな時
クリスチャン。ディオールのドレスを
観てしまい
ディオールのドレスを着たいと
強く思うようになったのです。
しかし、お金がない・・・・
でも、ドレスを着たいという気持ちが
日に日に強まるばかり

すると
ご主人の遺族年金が入ってきたり
ドッグレースの賭けなどで
偶然にもお金が手に入り
パリのディオールのドレスを買う
算段ができたのですが・・・・
その後の話は、ネタバレになるので・・・

ディオールと言えば
今もそうですが、
創業当時は
特権階級しか手にできないブランド。
主人公のハリスさんのような
一般庶民が手にできるような着物ではないのです。

ディオールの人にも
お金があっても
ここのドレスを着て出かけることがあるの?
と笑われたりするのですが

ハリスさんは
ドレスを着たい一心で
動いていくのです。
その強い願いに対して
ラッキーが続いていくのです。

年取ると
若い時の夢を忘れてしまおうとするでしょう。
それは無理だ、高望みだと
あきらめようとするでしょう。
そして
実際あきらめてしまうかたがほとんどでしょう。

でも、あきらめることは簡単なので
多くの人は
簡単に夢を手放してしまいます。

でも、手放す、手放せたと言うことは
それだけの夢なんだと
思われても仕方ないですね。

確かに
あなたの夢は
家庭を守るため、社会を支えるために
優先順位はさがる時期もあったかもしれません。

でも
子育てなどが終わった第2の人生で
あなたの夢を叶えることが可能になのです。
ですから
何歳になっても
あなたの夢をあきらめないでと
この映画は教えてくれたのでした。

☆矢作直樹先生の講演会のお知らせ
6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室

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おかげさま

ウクライナのゼレンスキー大統領を迎えた
G7広島サミットが無事に終わりました。

広島で行ったこと
戦禍の真っただ中にある国の大統領を含めて
原爆資料館を観てもらうなど
戦争に対して大きな意味があると思いたい。

みなさんはどう思われましたか?
僕はゼレンスキー大統領の
涙を浮かべながら演説した姿に
うわべだけでない真の平和が一日も早く
訪れて欲しいと思いました。

世界では、戦争がある中で
僕は、今日も
一日無事に終わることができました。
働くことができました。
美味しくごはんが食べれました。
温かい布団の中で眠ることができました。
こんな危機的な状況でも
いつものように過ごせた時
浮かんできた言葉・・・それは
「おかげさま」

今日こうして過ごせたのは
家族のおかげ
身近な人のおかげ
生きていくための食べ物をはじめ
命の源を届けてくれた多くの人々のおかげ。
また、目に見えるものだけではなく
ふとした瞬間に心を癒やしてくれる
道端に咲いた花、心地よい風、温かい日の光、ぬくもり
目に見えない自然のおかげもあります。
今生きているのは
当たり前のことではなく
有形無形の有り難い「おかげ」をいっぱい
いただいているからだと思います。

今生きられるのは
自分ひとりだけの力じゃない
様々のおかげさまの中で生きているんだと思えたら
全てのものに素直に「ありがとう」と言えませんか?

おかげさまと思えたら
少々不自由なことがあっても我慢もできませんか?
今回の緊急事態宣言が
お互いが「おかげさま」と言いあえる社会作り
のきっかけになり
誰もが平和だと思える世界が待ってること
を願うばかりです。

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6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室

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病気になったときに表れる課題

病気になると
特に癌などの慢性疾患になると
それまでの「健康で平和な毎日」が続くと
思っていた世界が
突然変貌し、目の前に
それまでとは様変わりした世界が出現。
つまり、様々な喪失感や不安といったものが
目の前に表れてきます。

そして病気の存在に気づいたときに
2つの課題が表れるのです

①「健康で平和な毎日が失われた」
という喪失感にむきあうこと
②「様変わりした現実をどうすごしたらいいか
そこに意味をみいだせるか」を考えること。

そしてその課題に向き合ったとき
今日一日過ごすことが当たり前でないことに気づき
感謝の念が湧くことでしょう。

病気になった後
この貴重な時間を
どのように過ごすか一生懸命考えるように
なるでしょう。

それに気づくために
人は病気になるのかもしれません。
病気はあなたを苦しめるために
存在しするのかもしれません。

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まわり道

“何がしあわせかわからないです
ほんとうにどんなつらいことでも
それが正しい道を進む中での出来事なら
峠の上り下りであっても
ほんとうのしあわせに近づく一歩なら
それも必要なこと”

これは
宮沢賢治作”銀河鉄道の夜”の一節。

今歩いている道が
どんなにつらくても
この道が
しあわせに続いていると
わかっているなら

この道を
通らなければしあわせになれないなら
どんなことも
がんばれるはず。

もし
この道が
あなたの夢の実現に
必要な事なら
どんな勉強でも
どんな批判でも
ごんな苦労でも
きっと
乗り切れるはず。

その苦労が
しあわせに続く道の一部で
あると分かっていれば
きっと乗り切れる。


もし、まわり道をしていると思ったら
もう一度
何がしあわせなのか
考えてみよう。

どうなりたいのか
考えてみよう。

今いる道が
まわり道かどうかは
どうなるのが
しあわせかどうかを
わかっているかどうか。

しあわせになるために
まわり道なんかはない。
この道が
あなたが信じる道なら
まわり道じゃなくて
きっと
しあわせに通じる道

 

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治っていくことに感謝して

先日来られた患者さんは
多発性硬化症のため
全身の痺れや麻痺、しびれ、めまいなど
全身の神経症状に悩み、苦しみ
不自由な毎日をすごしていらっしゃる。

治療を開始してから
めまいがなくなり
足先の感覚が戻ってきて
一歩が出しやすくなってきた
階段を昇りやすくなってくることがある
などなど
少しずつ改善傾向が現れてきました。

でもまだまだ
元気な時に比べれば
歩くことも、手を使うことも
不自由な状態が続いている。

でも
健康な人からみれば
本当に些細な変化かも
しれないけど
その改善が喜びでもあり
そして
その喜びをかみしめることで
感謝の言葉を自然に口にする
患者さん。

からだが良くなることを喜び、
そのことを感謝することで
からだ自身も喜び
感謝してもらえることに喜んでいる
そんな風に
今回診察をして感じました。

今は小さな一歩かもしれないけど
必ず治る方に向かっていると
からだに感謝すれば
からだは必ず応えてくれる。

そのことを患者さんから
教えてもらいました。

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健康とは

健康であるとはどういうことでしょうか?
この問いに対する答えは
無数に存在する気がします。

医者でさえ
“健康って何ですか?健康ってどういう意味ですか?”と
尋ねても、答えは様々だと思います。

それは、
健康に対する思い、願いは
人それぞれであることの
表れでないでしょうか。

例えば
先天的、‪後天‬的であれ、
からだの一部に
不自由な面があった場合でも、
その部分を補い、
サポートする道具や器具があって、
望んだ日常生活ができれば、
きっとその方は
健康的な日々を過ごされていることでしょう。

逆に、
五体満足であっても、
肉体的、精神的な面で問題を抱え、
人生に対して希望や夢を描けない時は、
決して健康であるという事は言えないでしょう。

健康であるためには、
からだに問題がある、なしではなく、
心もからだも元気でないと
健康とは言えないのではないでしょうか?

つまり
“心とからだ”のバランスが
とれていて初めて健康と言えるのです。

病気の原因は
からだが病んでいる場合と
心が病んでいる場合の二つがあります。

肉体が病んでいる時の治療法は
数多くあります。
特に現在主流の西洋医学は、
飛躍的な発展を遂げ、
多くの難病を治療することが
できるようになりました。

ただ残念ながら、
西洋医学はからだの悪い臓器や組織中心の医療です。

健康であるためには、
からだとこころのバランスをみることが必要です。

そのために、
これからは
目の前の患者さんの
からだとこころ全体を診る
“全人的医療”を目指して
いかないといけないでしょう

☆矢作直樹先生の講演会のお知らせ
6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室 で行います

 

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気を遣うよりも愛を遣う

人は
仕事をして
仕事に対する報酬をもらって
生きるために
必要なものをそろえます。
仕事は生きるために
必要な事です。

でも
仕事をしていると
様々な問題にぶち当たって
ストレスを抱えてしまいます。

生きていると
色んな競争があります。
辛いこともあります。
多くの人にとって
うまくいかないとつらいのが
“人間関係”です。

人には
色んな考え方、感じ方があって
それぞれ異なります。
その人の考え方を
受け入れられずに
勘違いをしたり
イライラしちゃうことも
あります。

人の心って
イライラすると
お互いが悪い雰囲気に
なってしまいます。

その悪い雰囲気に
気がついて
相手に気を使うことで
丸く収めようとしようとしても
なかなかうまくいかず
更にイライラして
益々ストレスを感じてしまうかも
しれません。

相手に変わってもらうより
自分が変わる方が簡単。
相手に愛されるより
相手を愛する方が簡単。
自分が変われば
自分の周りの環境は
簡単に変わります。

自分の目の前に現れた人は
きっと
何かを自分に伝えようとして
現れたのだと思います。
きっと
色んな事を伝えるために
出会っている、きっと学びの対象なんです。

だから
出会ったことに
感謝しましょう。

好き嫌いを超えて
その人と感謝と愛情を持って
接することができれば
その感謝と愛の気持ちは
周りに伝わり
きっと周りから良いエネルギーが
帰ってくると思います。

そして
イライラから生まれた
悪い空気は浄化され
今まで感じてたことが
とてもちっぽけなことに
感じられるでしょう。
人と接する時
最も大切なのは
“愛”
人間関係に疲れたら
“気を使うより、愛を使いましょう

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6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室

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死んだらどうなる?

どんな偉い人でも
どんなに学んでも、学ぼうとしても
生きている内に経験できないことは
死んだ後のこと。

考えても、考えても
わからないから
西洋医学は死は終わりと考え
その終わりの時間を少しでも遅らせようと
努力してきました。

死が終わりと考えるから
死を未知のものと考ええるから
人々はどんどん不安が出てくるのです。

実際
死が終わりかどうかも
本当はわからないのです。

死に対する不安も
実は取り越し苦労なこと
なのかもしれません。

死んだ後どうなるか
臨死体験をした人
死を感覚的に感じてる方が発表してる
経験で考えてみようと思います。

何度も臨死体験を経験され
その内容を紹介している
木内鶴彦さんは死後次のように
述べられています。

「死後、自分という存在はなくなって
宇宙全体に吸収されていく」と。

???よくわからないですよね。

看護師で僧侶、作家でいらっしゃる
玉置妙憂さんが
「死によって、肉体は滅びるけれど
その人のエネルギーは残っている」と書いてます。

僕も人は肉体とエネルギーでできていると
考えているのでこの言葉は
すーっとっこころの中に入ってきました。

死んだすぐは
目には見えませんが
エネルギー体として
この世に存在しているのです。

エネルギーとは
最近量子という粒であることがわかっています。
そして、すべての物には
エントロピーの法則があり
壊れて分散していく性質があるのです。

ですから
肉体がなくなって
エネルギー体として存在しても
エネルギー体を構成していたエネルギーの粒が
次第に散らばっていき
やがて宇宙と一体化するのです。

仏教では、なくなった後
初七日からはじまり
七日ごとに法要をおこない
四十九日で仏の世界に行くと考えていますが
これは
エネルギー体であった
我々の意識が
だんだん散らばって
最後は宇宙の一部になることを
言ってるのかもしれません。

そして
散らばった小さな粒はどうなるのか?

ある瞬間に
ある力が働いて
広がってた粒子が一カ所にあつまり
それまでとは異なる
エネルギー体になり
また人としてこの世に生まれてくるのではないでしょうか?

僕の想像の話ですが
生命も宇宙も
実際わからないことばかりですね。

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