真実の医療」カテゴリーアーカイブ

医戒

かつて大阪で適塾という
医学を教え、広めた私塾が
緒方洪庵によって開かれ
当時では最先端であった医学技術を
駆使して
多くの命を救っただけでなく
その後に日本の発展に貢献したことは
現代でも多くの人が知っています。

緒方洪庵の素晴らしさは
それだけでも
充分伝わってきますが
緒方洪庵の遺した遺訓に
次のような言葉を遺しています。

医者として生きる僕にも
忘れてはいけない言葉ですので
ここに記しておこうと思います。

「医の世に生活するは人のためのみ、
人の患苦を寛解するの外、
他事にあるものに非ず」
「ただ病者をみるべし。
長者一握の黄金を以て
貧士隻眼の感涙に比するに
その心を得るところ如何ぞや。
深くこれを思うべし」

医師の僕が
大事にしたい言葉との出会いです。

☆お盆期間中も
通常通り診療します。

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叱り方

病院でも走りまわってるおこさんの
お母さんに、
”叱るってどうしたらいいのでしょう”と
きかれることがあります。

今は
叱るよりもほめて育てることが
推奨される時代。

だから、
中々叱ることができない
お母さんが増えているのも事実です。

1歳半を過ぎると
こどもを様々な危険から
防いであげないといけません。
だから
叱らないといけない場面は
度々起こります。

ですから
今回は、叱り方について。

ポイントが3つあります
絶対叱ってもらいたいのは

①命に危険がある場合。
その時
「こら!」「だめ!」「めっ!」と
大きな声で言います。

これは、危険に面してるので
自然に大きな声が出るかもしれません。

ただ
これを使うのは1回だけ。
何回も使ってると
段々声が大きくなって
感情的になって
思わず手が出てしまうってことにも
なりかねません。

感情的になったり
体罰をしてしまうのは
どんなことがあっても
してはいけません。

次に
②こどもに責任をとらせるしかり方

例えば
おこさんが散らかして遊んだときは
そんなに散らかして、お片付けしなさい」と
注意するのは大切です。

でも、
こどもだけでは、お片付けできないかもしれません。

ですから
叱った後
ほっとくのではなく
お片付けするまで
側でそっとみてあげて

困っいたら
”一緒に片付けようね”と
やさしく助け舟を出してあげることが
叱り方と同じように
大事な事でしょうね。

一回叱ってもわかってもらえず
何度も繰り返し言わないといけないことって
以外と多いもの。

最後は
③継続的に使うしかり方
1回目は「やめなさい」
2回目は「さっきもやめなさい」っていったでしょう
3回目は「ちょっと、おいで」と言ったり
あるいはお母さんがこどものそばに行って
両手をおこさんの腕に置き、静かに
「ママはやめなさいといいました。」と
おこさんの目をみて
それだけを言って、その場を去りましょう。

それで十分効果があります。

叱るのと同様な言葉で”怒る”という
言葉があります。

この二つの言葉の違いは
愛情があるかどうかです。

愛があれば
その子のことを大切に思えば
その子のためを思えば
どんな叱りかたでも
必ずこどもに伝わるものです。

ですから
自信を持って
おこさんに愛情をもって
真正面から
対峙することが大事なんです。

☆お盆期間中も
通常通り診療します。

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死を受け入れる心境

誰にも訪れる死の瞬間。
死がどんな風に訪れるのか
死んだ後どうなるか
わからないので
とても不安になると思うのです。

そこで死を目前に迫った時の
心境を綴った
神奈川県の医師の手記があったので
ここに紹介します。

筆者は
神奈川県の三浦市立病院の院長
丸山理一医師です。
筆者は
62才の時胃癌になり
治療をしないという方針を決め
7か月後に亡くなられました。

彼は死の準備をしながら
仕事もしながら余暇を楽しむ
自由な時間を過ごしていました。

死が近づいた時の心境を
次のように語っています。
「死が近づいてくると
からだの動きだけでなく
精神の働きも弱って
死に対する恐怖が鈍ってきます。
死に対する恐怖は忌避感は、
元気だから感じるもので
死を受け入れ、時の流れに身を任せていると
恐怖心も自然と薄れてくる」
と書かれています。

そしてこの心境を
「大袈裟に言うと
こういうことも自然の摂理とでも
いうものでしょうか?
死は近い将来に来るにしても
諦めて受け入れるということも
自然のこと?
抵抗の少ないこともなるようです。」
と書き残しています。

死を受け入れると
こんな風に穏やかな心境に到達できるのだと
この先輩医師の言葉を知り
死を受け入れやすくなった気がします。

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ミトコンドリアは平和を生む細胞

人間を含め全ての生物は
多くの細胞があって成り立っています。
そして、その細胞には
核などのいくつもの器官が存在して
機能していることがわかっています。

この細胞の中の器官は
もともと独立した別の細胞だったと考えられています。
それが25億年前に
先祖の細胞に入り込み
同居生活を初めるようになり
細胞も我々と共に進化し続け
現在に至るようになったと考えられます。

その同居生活をするようになって
細胞の呼吸調節やエネルギーを作り出す
働きをするようになった器官に
ミトコンドリアがあります。

このミトコンドリアは
エネルギーを作りだすだけでなく
老化やパーキンソン病などの神経の変性
がんなどにも関与していることが
最近の研究でわかってきました。

ミトコンドリアは細胞にエネルギーを送り
細胞内の全ての細胞が
共存し合い、助け合って生きる源を
作り出している大切な器官だとも考えられます。

そして
ミトコンドリアは
エネルギーを供給するだけでなく
それぞれの器官が助け合い
平和が訪れるように
取り計らってくれている
平和大使のような器官に
僕は思えるのです。

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好きなことをして死ぬことの難しさ

医学部の学生に
末期がんになって
手遅れの状態で発見されたら
治療するかどうかというレポートを
書いてもらったら
多くの学生が
手遅れの状態なら
温泉に行ったり、旅行したり
好きなことをして過ごすという
意見が多く聞かれました。

次に
がんでもう死ぬことがわかっている段階で
旅行に行ったり
温泉に行ったりして
楽しめますか?と質問すると
多くの学生は
神妙な顔になり
楽しめるといえる学生はほとんどいませんでした。

という話を聞きました。

どうせ死ぬのなら
最後は好き勝手に生きたいという気持ちがあっても
いざその時を考えた時
よっぽど死の準備ができていないと
その時を楽しむ域に達しないと思います。

人間はいつかは死を迎えます。
死を迎えるその瞬間まで
人生を楽しもうと思うと
生にいつまでも固執するのではなく
死への準備をしとくことが必要なのでしょう。

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真理は更新される

やっと最近になって
この名前のように学会に参加できるようになりました。

学会に参加されると
熱量の高い言葉がこころに突き刺さります。

以前参加した学会でも
医学の本質を語られた
二人の大先輩の言葉を実感させられた
時間がありました。

二人のうちの一人の言葉は
ハーバード大学の医学部長であった
シドニー・パーウェルが
1935年から1949年
医学部生の卒業式で学生に贈った言葉
「医学は進歩し
 真理は常に更新される」です。

教科書に書いていることの半分以上は
将来間違っていることが証明されるという

つまり
真理は常に更新され続けるものである。
だから
医学の進歩を日々学び続け
常に最新の適切な知識に基づいた
診療を心がけなければならないと
れから医者になる学生達を戒めた言葉です。

その言葉は今でも
が身に沁みています。

これまで、離乳食を早くはじめると
アレルギーが発症するリスクが高まると
言う考え方が主流で
その考えによって診療をしていましたが
最近は、
アレルギー発症にリスクのある食べ物でも
少量でもいいので早期にはじめた方がいい
と言う考え方が主流になってきました。

明日からの診療の方針が
大きく変わるようなことでしたが
医学は進歩し
教科書はいつか書き換わる時を迎えることもある。
今真実と思っていることは
本当に真実なのか?
今常識と思っていることは
本当に真実なのか?
今目に見えることだけが
本当に真実なのか?
科学を究め
真実を見極めるためには
素直なこころの目が必要なのだと
しみじみ思いました。

そして
もうひとり
紀元前の古代ギリシャ時代に活躍した
医聖と呼ばれるヒポクラテスの
教えもこころに響いた時間でした。
これを書くと少し長くなるので
続きは、また・・・・

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科学を追究する上で大切な6つのC 

最近我が国の科学力を高めよう
特に
理系女子を増やそうと国は考え
政策をとってるようですが
人には向き、不向きもあリます。

そこで
科学を追究していくうえで
大切な6つのCをお伝えしようと思います。

まず1つめは好奇心(Curiosity)
好奇心がないひとは、科学の道を選ばない方がいい。
まずは、自分が本当に知りたいことは何なのかを
みつけることが大切だからです。
研究とは
神秘的な原石をみつけるために
山奥へと分け入って行く冒険の旅をすること。
その旅の途中に興味深い石をみつけ
持って帰って
それが本当に神秘の原石か
確認していくのが、科学の道なのです。

だからただの石だと人が思ってる物に
興味を持つことから始まるのです。
そして興味を持ったら
挑戦(Challenge)を続け
努力をおしまない勇気(Courage)を
持たねばなりません。

この3つのCが
科学者には必要です。

更に
集中して(Concrntration)
時には他のことを犠牲にしてまでも
取り組まないといけないことだってでてきます。
そして、失敗しても躓いたとしても
継続する(Contunue)力も必要です。
そして
継続、集中するためには
自分にはできるんだという
自信(Confidence)も必要なのだと思います。

この6つのCを持って
真実を追究できる
Powaerを持った人材が多くでると
日本も科学立国として
復活する日も近くなるでしょう。

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ゲノムで考える命

人間は60兆もの細胞からできていて
そのひとつひとつに
ゲノムという遺伝子情報が組み込まれていて
そのゲノムがどう働くかで
病気になったり、性格、性質にも影響し
広く言えば
その人の生き方にも
大きく影響していると
科学は考えて、
ゲノムに対する研究が進んでいった。

現代の最先端医学では
生命は、ゲノムによって規定され
ゲノム医療の進歩が
病気の治療や産業技術に大きく貢献してきました。
しかし
医療ビジネスという言葉が生まれたように
お金になる
目に見えて結果がでることを優先する
選別が行われることも多々おこります。

科学と対極にある宗教特に仏教で言う
生老病死のいのちは
今ここに生きていることを重視します。
例えば
病気になったからこそ
新しい自分をみつけることができた
と思ったり
病気になったことで
病気の人に思いやりをもてるようになった
とか
生き方を重視できるのが
仏教の教えなのです。

いのちの真実はどこにあるのか?
やめる時だけでなく
健康な時にも
どう生きていくかを考えていくのが
今生きる医師の使命なのかもしれません。

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健康は手段か?目的か?

健康であることは
しあわせに生きるために
必要です。

逆に
健康でないと
しあわせになれないかというと
そういうわけではありません。
ですから
健康であることは
しあわせに生きるための手段であって
目的ではないということです。

でも、実際には
病気を怖れる人、長生きを求める人など
健康でないと
しあわせにならないという思いに
囚われている人が多いのではないでしょうか?

それは
健康志向の高まり
それに応じたあふれる情報
その思いを後押しする
国や市町村の政策。

誰もが健康であることを
追い求めすぎて
何のために生きているのか
自分のしあわせはどこにあるかを
忘れてはいけないと思うのです。

病気であっても
しあわせに生きている人
健康であっても
しあわせを感じてない人も
いらっしゃいます。

健康は
しあわせになるための
手段だということを。

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悩みがある時でも

その患者さんは
定期的にメタトロンを受けていて
からだは安定した状態で
メンテナンスを続けていました。

しかし
今回来られた時
からだの波動がかなり乱れていた。
からだの不調の有無を尋ねると
睡眠、食欲など
自ら感じる症状はないよう。

メタトロンを施術中の
1時間いろいろな話をしていきます。
そのお話の中で
更に健康になるヒントをつかんで欲しいからです。
しばらくお話をしていると
現在
お子さんが独り立ちし
これからの人生を考え、悩み・・・
そして
ひとつの結論に至ろうとしていることを
言葉の端々にそう感じた。

まさに
現在第2の人生の歩みを考え
一歩踏み出そうとしているようです。
どんな結論を出そうとも
その方の人生を支えようと
からだを整えて準備していることが
わかりました。

からだは
あなたの人生をいつも、いつも
支えていることを
教えてくれたのです。

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