真実の医療」カテゴリーアーカイブ

こどもたちの未来のための選択

なぜ、自分は小児科医になったのか?
科を選ぶ選択はたくさんありました。
でも、今思うことは
この科を選んで
こどもたち中心に考えて
生きてこれたことに感謝し
とてもよかったと感じます。

学生時代
九大小児科に見学にいった時
当時の医局長の南先生が
「こどもにはお金の価値では表せない
大切な財産だ
そこに携われるのは大きなことだ」と
仰ったのを今でもはっきり憶えています。

こどもの未来は
社会の未来なんです。

人は老いていき
いつかこどもたちが街の
未来を作ります。

こどもたちの明るい未来に手を貸すことは
社会全体、世界全体への
明るい未来に直結すること今実感しています。

こどもが明るく笑顔でのびのび成長できる
社会を作っていくのが
今のおとなの責任。

周りのこどもたちの笑顔があふれる社会に
もっともっとなるように
僕も小児科医として
もっともっと頑張っていきます。

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永遠のいのちを得るためにすること

人はいつ死ぬかは
誰にもわかりません。
だから、その不安を払拭しよう
長生きしようと誰もが考えてきました。

永遠のいのちをえることができれば?
これは人間の永遠の願いかもしれません。

この永遠のいのちを得るための
考え方が日本人と西洋人とでは
大きなちがいがあるようです。

西洋人はどちらかと言えば
肉体を長くもつことで永遠を
手に入れようと画策している。
それに対して日本人は
肉体には限りがある。
だけどこの肉体が滅んでも
自分の思いを引き継いでくれる人がいたら
自分のいのちは永遠に生き続ける
と考える人が多いような気がします。

これは
周りの人を生かすことで
自分もいきていくという
利他の心が根付いてる気がします。

あなたは
肉体を滅びない方法で
永遠を生きていきますか?
それとも
こころを繋いで生き続ける
生き方。
どちらを選びますか?

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坂本龍一氏のLAST DAY

世界的作曲家で、昨年亡くなった
坂本龍一氏の
最後の三年間を追ったドキュメンタリーを
観た。

作り物ではなく
文字通り
坂本龍一氏の最後の日までの
肉声、日記など
その時、その時の
苦しい胸の内
ふと晴れ間が指したような
気力があふれる日があったり
揺れる心内が伝わってきた。

病気は私たちの心を
自分と向き合わせてくれていた。
病気を通して自分を更に深く見つめることができる。

坂本龍一氏は
音楽と言うより、音とくに雨の音に
心和まされ、愛していた。
音と共に生きた人生。
それがご自身が求めた人生だったのだろうと感じた。

氏の人生が
幸せだったかは本人しかわからないけど
きっと音楽と共に死ぬ間際までいきられた
満足の人生だったのではないかと思った。

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雨ニモマケズに学ぶ

宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ}は
今でも人々に多くのことを
伝えてくれる詩です。

この詩の中に
「ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ」
というところがあります。

この中のヒデリを
高熱で苦しんでいる人
サムサのところを
難しい病気や老衰などで末期の状態の人だと
読み替えてみると。

病気の本人が
つらさのあまりに涙を流し、
オロオロしてしまうのは当たり前のこと。
当人だけの問題ではなく
周りの家族だけでなく医療スタッフも
医者でさえも対応に苦慮することもあります。
そんな時の光景を
オロオロアルキって表現されるのでしょう。

でも
自分の医者人生を振り返ると
オロオロの連続です。
このオロオロアルキだから
患者さんの気持ちに寄り添い
共に困難から立ち上がる力が
あふれて進むことができたと気がします。

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受けた恩は絶対に忘れない

人間は一人で生きていくことは
できません。

日々多くの人に支えられ、助けられ
人生を過ごしていきます。
今していること、
今の仕事に関すること
自分の利益につながりそうな人に対しては
誰もが礼を尽くすことを
忘れないでしょう。

でも
自分の目の前を通り過ぎた人
過去にお世話になった人
に対しては
恩を忘れないですか?

人から恩を受けた時の気持ちは
時間が経っても
決して忘れてはいけないものです。

人から受けた恩を忘れず
受けた恩に対して報いる努力をする
自分もまた、他の人に対して
受けた恩を送るような
人生が過ごせたら
しあわせな人生だと思いませんか?

誰にでも
お世話になった人は必ずいます。

両親、師、友人、知人・・・・
誰もがあなたのために
手を差し伸べてくれたのではないでしょうか?

その一人一人に
感謝の気持ちを伝えることができれば
気持ちも人生も豊かに
なるような気がします。

毎日一人づつ感謝したら
一年で365人
3年で1000人近い方に感謝することができます。

現代は、
手紙、電話、メール、ライン
様々な伝達方法があります。
自分に合った方法で伝える
また
決して、形にしなくても
その人に感謝して、しあわせを祈るだけでも
恩を尽くすことのような気がします。

受けた恩を絶対忘れることなく
あなたらしく
感謝をもって日々生きることが
できたら、きっと
あなたの心を豊かにし、
しあわせな人生へと
つながっていくのだと思います。

 

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気になる食物アレルギー

夏休み前になると
アレルギーを調べて下さいと
受診されるケースが
とっても多いです。

今まで食べさせたことないので
今まで食べさせてるけど
保育園で調べて下さいと言われて
アレルギーの症状はないけど
なんだか気になってっと・・・

理由は様々ですが
年々
食物アレルギーを気にされる
ご家族が増えている
気がします。

そして
これから離乳食を始める時も

”これまで食べたことのない食材は
アレルギー検査を受けてた方が
いいのでしょうか?心配です”と
心配そうなお母さんが増えています。

今は、食物アレルギーに対する情報が
溢れている状況。

テレビでも
インターネットでも
新聞でも
食物アレルギーに関する
話題が色々なところで
出てくるので
どうしても不安になってしまいます。

何となく心配だから
食べさせないでいると
1歳を過ぎて、この先どのように
食べさせたらいいか
わからなくなったって
こともあります。

そこで、病院を受診され
アレルギーを調べて下さい
ってことになるのですね。

でも、ちょっと待ってくださいね。

アレルギー検査は絶対ではないんです。

アレルギー検査が陽性でも
全くアレルギー症状が出てないことも
あります。
それまで、食べさせてなくて
少しでも陽性の結果になると
全く食べさせることに
躊躇してしまうことになってしまいます。

もう一度言います
アレルギー検査は絶対ではないです。

食べてアレルギーの症状が
出るかどうかが大事。

だから
アレルギー検査で
全てが決まるわけではないんですね。

最近の研究で
たとえある種の食べ物に対して
アレルギーがハイリスクだったとしても
その食べ物を
小さい時から少しずつ食べていた方が
免疫の力が強くなって
大きくなっても
その食べ物が食べられるようになった
っていう報告もあります。

だから
不安ばかり強くなって
食べる機会を逃すと
その分栄養が偏ったり
他のものばかり食べる様になったり
栄養バランスが崩れ
成長、発達に影響を及ぼす
ことにもなりかねないので
注意ですね。

でも、いきなり食べて
ショック状態になることも
あるかもしれません。

そこで
初めての食材を使う時は
以下の点を注意しましょう

①アレルギー症状が出てしまった時に
どの食材に反応したかわかりやすいように
1回の食事に1種類ずつ増やしましょう

②新しい食材を試す時は
体調のいい時にしましょう。

③一口食べさせて、何事もなければ
少しずつ量を増やしましょう

③症状の多くは、食後1~2時間で反応がでます。
初めの食材を試す時は、かかりつけの病院があいている
平日の午前中にしましょう

アレルギーの情報は
世間に溢れています。
一人で悩んでも
不安が募るばかり。

気になることがあれば
かかりつけの先生に
相談しましょう

 

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オッペンハイマー

今年のアカデミー賞を授賞した映画
「オッペンハイマー」を観てきました。

オッペンハイマーといえば
原爆を開発した原爆の父といわれた人
というぐらいのことしか知りませんでした。

オッペンハイマーは
純粋な理論物理学者であり
その自分の生み出した考えを
人類のしあわせになると信じて
日夜研究に打ち込むのは
科学者の端くれとして生きる自分にも
共感できる。

原爆という超破壊力の爆弾を作ることで
この爆弾を使うことで
世界を破滅させることでも可能な力をもつ。
だから、この爆弾を使わないようにするため
人々は平和に暮らすようになるだろうと信じて
開発に努力し、成功するのだけど・・・

世間の考え方や
時の権力者の考え方は大きく異なり
この爆弾をソ連がもったら更なる恐怖になる
もっと更に強い爆弾を作るように
オッペンハイマーに迫るのです。

その考えにどうしても賛同できず抵抗したので
共産主義だと疑われ
時の大統領に
「泣き虫には二度と会わない」などと罵倒されても
自分の信念は曲げなかった一生なんです。

もちたくない感情のひとつは
恐怖という疑心暗鬼なんだという思いを
確信しました。

医学も医師も、
恐怖を安心をかえられるように
する力を持たないといけないのだと
この映画を観た感想です。

少し長い映画で、難解な面もあるけど
観る人に感じさせるのが多いこと
いい映画でした。

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死は忌むべきものなのか?

昔から
死を怖れ、死は忌むべきものであると
考えられてきた。

だから
最近ではその風習はなくなってきたけど
葬儀のお返しには
清めの塩をいただいたり
神社にも
死者に会った時は喪が明けるまでは
お参りしてはいけない。
それは
神様は死を嫌っているからだと
教えられてきた。
お寺の仏様は
死者を導くので問題はない。と
教えられてきたけど
その考えに疑問が生まれてきた。
本当に神様がそう決めたのか?

昨日まで生きていた人に
翌日死んだからって
同じ人なのに忌み嫌うって
おかしくないだろうか?

神様だって
死んだ後の人で崇められて神様になった方も
おられるのに?
神様がそういったのではなく
古事記の伊弉冉伊弉諾の黄泉の国の話から
きているような・・・・
きっと神様が直接言ったのではなく
人が決めたことなのかと
思うようになってきた。

死者を忌み嫌うのではなく
もっと、もっと敬わなければならないのでしょう。

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【あわてない育児 111 : 地震が発生した時】
大変な大災害が熊本、大分で起こりました。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、
被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

まだまだ、余震が続いています。
地震が起きた時
どのようにこうどうしたらよいか
日頃からのシュミレーションが
大切かと思います。
そこで、今回は
地震発生の時に
あわてないようにまとめてみました

地震発生の時
1、地震速報がなったら、上下左右の確認を

テレビ、携帯から緊急地震速報が聞こえたら
揺れが始まるわずかな時間
上下左右を確認して
「落ちてこない、倒れてこない、転がってこない」
場所を見つけください。

机の下など、頭を守れる場所が安全です

2、揺れ始めたら、赤ちゃんを抱いて安全な場所へ

揺れたら
赤ちゃんを抱っこして、安全な場所へ移動します。
危険な場所で、
お母さんが赤ちゃんに覆いかぶさるのは
二人とも命を奪われる危険があります。
お母さん自身の身も守りましょう

3、揺れがおさまるまで安全な場所で待ちましょう。

揺れている間に
火を消しに行く
窓や玄関のドアを開けに行く
という行為は逆に危険を伴います。
まずは
安全な場所で
揺れがおさまるのを待ちましょう。
そして
次の行動への心の準備をしておきましょう

4、揺れがおさまったら次の行動へ

①ガラスが散乱してるかもしれません
室内でも靴かスリッパをはきましょう
②火の始末をしましょう
③ブレーカーを落としましょう
④ガスの元栓を閉めましょう
⑤ご近所の人と協力して
救助や安全確認を
⑥家が危険な場合は
ラジオやスマートフォンで正しい情報を得てから
避難しましょう

5、外出時に地震に合った時の次の行動を

①身の安全が確保できたら
物のあふれている場所から離れましょう
②ベビーカーはその場において
抱っこひもなどで赤ちゃんを抱っこして避難しましょう
③あわてずに、まわりの状況を確認して
まずは広い場所に避難しましょう。
④人波に押されないように落ち着いて行動しましょう
⑤周りの人に赤ちゃんがいることをアピールしましょう
⑥赤ちゃんをしっかり抱き寄せて、壁側に移動しましょう。

☆エレベーターで地震

全ての階のボタンを押して近くの階で降りましょう
閉じ込められた場合は
非常電話、非常ボタン、非常ベルを利用して
外部に閉じ込められていることを
知らせて救助を待ちましょう

日頃のシュミレーションが大事です。
そして、いざという時には
「落ち着いて」と自分に声かけしながら
行動しましょう。

 

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【免疫力をつけるとは?】
コロナ対策で世の中のみんな頑張ってます。
行動規制して、自粛して、仕事を休んで
感染が広がらないように
感染を広げないように
ひとりひとりが
気をつけて過ごしています。

そんな時
よく聞かれるのが
”免疫力”を上げましょうという言葉。
免疫力を上げる?とは
どういうことでしょう

コロナ感染に負けない、これは戦争だ
国民全員で戦いましょう・・・など
戦うという姿勢を鼓舞する言葉をよく耳にします
これは戦いだから
ウイルスをやっつけなければ
ワクチンが薬が必要
そして
免疫力をつけて戦いましょう・・・・と続きます

実は免疫力をつけることは
ウイルスと戦う、相手に勝つことばかりではありません。
確かに、免疫力には
ウイルス、アレルギーなどの
体外からの侵入者を排除する”拒絶”する力を
指すこともありますが
もう一つ
妊娠したお母さんが、非自己である胎児を
”拒絶”せず受け入れるように
愛で育むという
”寛容”という力もあります。

今までのように
病気にならないように
病を、ウイルスを拒絶、排除するのではなく
たとえ
今回のコロナウイルスのような未知のウイルスであっても
相手の見えない病気であっても
大きな愛で包み込めるような
受け入れる”寛容力”をつける ことが
必要な時代に
これからは変わってくるのだと思います。

ですから医療も
これまでの闘う医療一辺倒でなく
病を受け入れられる力をつける医療に
相手を憎む医療でなく
愛で包み込む医療
が求められる時代になると思います
それが
これからの時代に必要なこと免疫力であり
そして
僕の理想とするこれからの医療。
当院でめざし推進している医療です。

愛に溢れる社会になることを
願って活動していきます。

☆外出制限の中
我が家は屋外、自然の中で
お弁当を食べたり
お菓子を持って、ハーブを摘んで
お茶したりすることが増えました。
まさに
大自然に受け入れられて生かされていると
感じながら過ごしています。

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