学びが変われば師は変わる

この世のもの、事柄は
一定であることはなく
常に流れ変わっていくもの。

これは師についても同じ。
師においても
絶えず変わるものです。
ですから
人生において
師がひとりだということも
ありえないのです。

それは
人が同じ場所にとどまっていることはなく
成長し続けます。
そしてあるレベルに達すると
次のレベルを目指して
次の新たな場所での学びを
求めて旅立ちます。

そして新たな学ぼうとすると
新しいあなたに必要な師が現れるのです。
ですから
今のあなたが望む師にであうのです。
出会ったら、躊躇することなく
その師の教えを請えたらいいのです。

その時
それまであなたの成長を支えてくれた
今までの師に
感謝と尊敬の気持ちを忘れないことが
大事なのです。

☆お盆期間中も
通常通り診療します。

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病は気からの証明

人のからだは脳からの信号で
生きていいることは
現代医学でも証明されています。
それに対して異論をする人は
いないでしょう。

極論でいえば
人間は脳で生きているとも言えます。
だから、脳に対して
「せめてこれだけのことをやりきれなければ
死んでも死にきれない」と思えば
脳が指令を出して
からだはその意志に対して活動し始めるのです。

実際
どんなに効く薬でも
全員に効くわけではなく
7割程度とも言われています。
その7割の人でも
3割程度の人は、この薬が効くと思っていることが
その効果に影響していることが
わかっています。

まさに
病は気からのひとつの証拠でもあるのです。
そして
忘れてはいけないのは
あなたのからだを動かしているのは
脳ではない
あなたの生きたいという気持ちであると言うことです。

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通常通り診療します。

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“道”

人生は
長い道のりを
ずっと歩き続けているようなもの
だから
ひたすら歩いていると
疲れることもある
疲れたら
焦らず
休んだらいい
道端の木の陰に腰を下ろし
汗をぬぐえばいい
でも
居心地が良すぎて、
そこでじっと
何かを待つように
立ち止まり続けては
だめだよ
あなたの目指すゴールは
ここではないはず
歩いてるときも
休んでいる時も
いつもあなたの道は
あなたの行くべきところを
教えてくれる
疲れたら
焦らず
休んだらいい
でも
どんな時も
歩き続ける
勇気を持ち続けていないとね。

☆お盆期間中も
通常通り診療します。

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人の死亡率は100%

人間には寿命があります。
どんなに健康に気をつかい、
最新の医療を受けたとしても
いつかは死んでしまいます。
これは
避けることのできない運命です。

今日本の平均寿命は80歳程度ですから、
現在の年齢で平均寿命を考慮して
自分はこれから何歳ぐらい
生きれるのか?生きたいのか?
が考えることができます。

そして
それを目標に
今から10年をどう生きるのか?
20年後はどうなっていたいのかという
ビジョンを立ててみると、
生きていく目標がはっきりしてくるでしょう。

100歳まで生きようとすれば
大変な努力が必要です。
でも50歳まで、60歳まで、70歳まで
健康に生きるためにはどうしたらいいかを
10年刻みで考えれば、
具体的なイメージもできやすいでしょう。

すると
意外と時間の流れの速さも感じるかもしれません。
すると、一日一日が貴重に思え、
大事に過ごせるでしょう。

そして
目標まで十分満足して生きることができれば、
その先は、これだけ頑張ったからと
後は自由に生きるという決断もできます。

残りの人生をいかに充実させるという、
クオリティ・オブ・ライフを考えていくという
人生の選択もできます。
そして誰でも最後の時を迎えます。

でも最後を自分ひとりで決めることはできません。
元気でぽっくり逝きたいと思っても、
現代医学では
死なせてもらえず、
寝たきりや長い長いリハビリ生活を
余儀なくされることもあります。

長生きをすれば認知症の問題もあります。
どう生きていくのか?を考えると同時に
どう死ぬのかも考えていく必要があります。

それには、年齢、性別、環境、性格、
そして
人生観や死生観といった要素が全て絡み合っています。

あなたと同じ人生を歩む人はひとりもありません。
あなたの生き方に悔いが残らないように、
どうやって生涯を終えたいのかを
考えて生きてくことも、
どう生きるのかと同じように大事だと思います。

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通常通り診療します。

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知足

知足という言葉があります。
この言葉は老子の
「足るを知る者は富み
強めて行う者は志有り」
という言葉に由来していると
言われています。

仏教には
これとにた言葉で
「知足安分」があります。

この知足を
老子の言葉を辿ってみると
「人間の真の富み、
つまり豊かさとは
精神の自由と簡素な生活の中にある。
自分の能力をわきまえ、
地位や財産を高望みしない。
己に見合った
こころの充足した生き方に努めよう」
と言っているのです。

物に縛られず
こころが自由に生きていくことが
大事だと教えてくれているのでしょう。

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通常通り診療します。

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医戒

かつて大阪で適塾という
医学を教え、広めた私塾が
緒方洪庵によって開かれ
当時では最先端であった医学技術を
駆使して
多くの命を救っただけでなく
その後に日本の発展に貢献したことは
現代でも多くの人が知っています。

緒方洪庵の素晴らしさは
それだけでも
充分伝わってきますが
緒方洪庵の遺した遺訓に
次のような言葉を遺しています。

医者として生きる僕にも
忘れてはいけない言葉ですので
ここに記しておこうと思います。

「医の世に生活するは人のためのみ、
人の患苦を寛解するの外、
他事にあるものに非ず」
「ただ病者をみるべし。
長者一握の黄金を以て
貧士隻眼の感涙に比するに
その心を得るところ如何ぞや。
深くこれを思うべし」

医師の僕が
大事にしたい言葉との出会いです。

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通常通り診療します。

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汝は12時に使われ、老僧は12時を使い得たり

これは超州禅師が遺した言葉です。

この言葉の意味は
時間に使われるな。
自分が主人公になって
時間を使いなさいという言葉です。

何が起こっても、何があっても
自分が主人公になって生きなさいということ。

例えば
物事がうまく進まない時
人は壁にぶつかったと感じます。

その時、どうしますか?
壁を乗り越えるために
自分のモチベーションを高め
乗り越えようとしますか?
それとも
壁の前で
座り込んでしまい
ただ、目の前の壁があることに
嘆き悲しむことしかしませんか?

どうしますか?
どちらも、あなたの人生。
壁があなたの人生を決めるわけではなく
あなたが主人公になって
その壁にどう立ち向かうのか?

一事が万事にこれはあたります。

あなたは人生劇場の主人公です。
壁も、時間だってあなたの意志で使い切りましょう。

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通常通り診療します。

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叱り方

病院でも走りまわってるおこさんの
お母さんに、
”叱るってどうしたらいいのでしょう”と
きかれることがあります。

今は
叱るよりもほめて育てることが
推奨される時代。

だから、
中々叱ることができない
お母さんが増えているのも事実です。

1歳半を過ぎると
こどもを様々な危険から
防いであげないといけません。
だから
叱らないといけない場面は
度々起こります。

ですから
今回は、叱り方について。

ポイントが3つあります
絶対叱ってもらいたいのは

①命に危険がある場合。
その時
「こら!」「だめ!」「めっ!」と
大きな声で言います。

これは、危険に面してるので
自然に大きな声が出るかもしれません。

ただ
これを使うのは1回だけ。
何回も使ってると
段々声が大きくなって
感情的になって
思わず手が出てしまうってことにも
なりかねません。

感情的になったり
体罰をしてしまうのは
どんなことがあっても
してはいけません。

次に
②こどもに責任をとらせるしかり方

例えば
おこさんが散らかして遊んだときは
そんなに散らかして、お片付けしなさい」と
注意するのは大切です。

でも、
こどもだけでは、お片付けできないかもしれません。

ですから
叱った後
ほっとくのではなく
お片付けするまで
側でそっとみてあげて

困っいたら
”一緒に片付けようね”と
やさしく助け舟を出してあげることが
叱り方と同じように
大事な事でしょうね。

一回叱ってもわかってもらえず
何度も繰り返し言わないといけないことって
以外と多いもの。

最後は
③継続的に使うしかり方
1回目は「やめなさい」
2回目は「さっきもやめなさい」っていったでしょう
3回目は「ちょっと、おいで」と言ったり
あるいはお母さんがこどものそばに行って
両手をおこさんの腕に置き、静かに
「ママはやめなさいといいました。」と
おこさんの目をみて
それだけを言って、その場を去りましょう。

それで十分効果があります。

叱るのと同様な言葉で”怒る”という
言葉があります。

この二つの言葉の違いは
愛情があるかどうかです。

愛があれば
その子のことを大切に思えば
その子のためを思えば
どんな叱りかたでも
必ずこどもに伝わるものです。

ですから
自信を持って
おこさんに愛情をもって
真正面から
対峙することが大事なんです。

☆お盆期間中も
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違和感を大事に

人間は
起きている時
頭をフル活用して
様々なことを考えている。

それは
情報が頭に入ってくるからだけではなく
目に見えてきたこと
耳に聞こえてきたこと
味も、匂いの情報も
感じたらそれが自分にとって
どんな意味があるかを瞬時に意識しなくても
考えて、様々なことを判断していく。

だから
日々、いろんな不安や疑問が
頭の中に湧き上がり、渦巻いてくるでしょう。
これは生きている限り続き
この行為が生きていることだとも
思えるのです。

そして
生まれた疑問や不安をそのままにせず
その不安や疑問を解決しようと
行動しだすでしょう。
行動するために考え、考え抜き
ひとつの解決策が生まれることでしょう。

この解決策は
アイデアとも言えるし
このアイデアがあったから
人類は進歩してきたのです。

これは人類の進歩だけでなく
ひとりひとりの進歩、進化につながるのです。
ですから
今感じている疑問、不安を
大事に生きていくことが大事だと思うのです。

 

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生活道⑤ : 手紙を書く】

手紙を最近は書く機会が
少なくなりました。
電話やメールやラインなど
色んな伝達手段が増えました。
これらは
あっという間に
自分が伝えたい時に
相手に伝えることができます。
だから
書くのにも、相手に届くのにも
時間がかかってしまう手書きの手紙は
スピード感ある
現代社会では、億劫がられるのも
わかる気がします。
でも
こんな時代だから
手紙を書くことが大事だと思います。
丸山敏雄先生は
とても筆まめで
心血を注いで手紙を書いた
言われています。
手紙は
お互いの会話だから
気がついたら
すぐに書きなさい。
受け取ったなら
すぐ返事を書かないと
会話としての
手紙の意味をなさなくなると
おっしゃって
とても手紙というものを
大事にされました。
そして
手紙の書き方として
①わかりやすく
読みやすい文字で、簡単に、明確に
②礼儀正しく
心を込めて、相手の立場になって
③早く、美しく書く
事が良いと言われています。
最近では
手紙を受け取ることが少なくなりましたが
その手紙を受け取ると
その方の字をみると
その人の
姿が目に浮かんできませんか?
そして
その文面に
その人の生の言葉として
思いが胸に飛び込んできませんか?
手書きの字をみると
その人の思いが
ひしひしと伝わってきませんか?
そして
温かい気持ちに溢れてきませんか?
それは
メールやラインなど
デジタルの文字では
感じられないものではないでしょうか。
手紙は
直接話すよりも
心に響くことがあります。
会話は
言葉としての音は消え
後には残りません。
でも
心のこもった手紙の文章は
形として
いつまでも手元に残り
必要な時にくりかえし
人を励まし、力を与えてくれます。
心を込めた手紙
手紙を書く気持ちを持って
生きていくと
きっと
いい人間関係が生まれるのでは
ないでしょうか?

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