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Q&A

けいれんに対する疑問についてまとめてお答えします。

けいれんとひきつけは別?

「けいれん」は医学用語、「ひきつけ」は一般に使われている言葉ですが、ほぼ同じ意味で使われています。

一般的にけいれんというと、意識がなく手足をピクつかせたり、固くつぱったらせた状態をさします。

体の緊張を失ってダラッと力が抜けてしまう場合もあります。

けいれんはみんな同じ症状?


けいれんにはさまざまな型があり、起こり方も個々人でちがいます。

このけいれんの型で診断が決まります。

ですからけいれん発作の様子がどのようであったかがとても重要です。

けいれんが、体のどこから始まったか、左右差はなかったか、上肢と下肢は同じように起こっていたか、顔色は、目つきはどうだったか、けいれんの時間などを観察してください。

けいれんは遺伝する?

発熱時にけいれんを起こすてんかんの一部に遺伝子の異常がわかっていますが、けいれんを起こす全ての病気が遺伝性の病気ということではありません。

熱性けいれんも、家族内で同じように起こすケースがたびたび見られますが、明らかな遺伝子の異常は認めていません。

けいれんを起こすと後で知的な発達障害を起こす?

けいれんを起こす病気はとてもたくさんあります。

乳幼児期に多い熱性けいれんは、けいれんの回数が少々多くても、そのことで後遺症を残すことはありません。

ただけいれんが脳の障害によるものであった場合は、将来脳にからんだ病状により発達障害が明らかになってくる可能性があります。

大事なことは、けいれんが知的発達に直接影響をあたえるかどうかでなく、原因の病気がどのようなものであるかです。

けいれんが起きたら、タオルなどを口に入れる?


けいれんが完全に止まるまでは口の中に何も入れてはいけません。

けいれんが起きたときはお子さんののそばを離れず、様子を観察することが大切です。

けいれんが起きたときは、衣服をゆるめ、呼吸が楽にできるようにします。

意識があるかどうかを確かめようとしてからだをゆすったり、けいれんを止めようとしてからだをおさえつけるのはやめましょう。

けいれんがおさまれば受診しなくてよい?


はじめてけいれんを起こした場合は、必ず受診したほうがいいでしょう。

受診のタイミングは個々のケースで異なりますが、受診の目的は

(1)けいれんを止める
(2)けいれんを起こす原因となった病気の診断、治療を行う

ことです。

通常の熱性けいれんの場合数分で発作が落ち着くことが多く、けいれん後特に異常がなければ、診療時間内の受診でよいでしょう。

ただ10分以上けいれんが続く、けいれんを繰り返す、けいれんがおさまった後も意識状態がおかしい場合は急いで医療機関を受診されたほうがよいでしょう。

けいれんが起きると程度の差はあれ、誰でも動揺しますが、とにかく、あわてず、冷静に対応することです。

一度おこしたことがある場合は予防対策などを、かかりつけの先生とよく相談しておくことが大切です。

はじめての場合は、しかたありませんが、二度目以降は備えあれば憂いなしです。

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